〒574-0026 大阪府大東市住道1丁目2-25
JR住道駅徒歩3分
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不妊治療をされていて甲状腺機能低下を指摘されている方は少なくありません。
甲状腺機能が低下すると次のように妊娠しにくくなります。
・冷えが強く子宮や卵巣の働きが低下する
・便秘がちで身体の中に老廃物が停滞し卵子の質が悪化する
・エネルギー代謝が悪く身体全体が老化する
そこで甲状腺機能低下症の方が妊娠するための鍼灸や漢方薬、養生法などを甲状腺機能低下症でも妊娠された方の症例も含めてお伝えしたいと思います。
・ 甲状腺機能低下症で妊娠された症例
当院のある大東市からは1時間弱かかる高槻市からのご来院でした。
いつも私のYouTubeを視てくださっているとのことで、お身体への意識は高く、すでに食事については色々試行錯誤されているご様子でした。
4年間で不妊専門クリニックではタイミング法、人工授精と進み、体外受精もされていました。体外受精では採卵1回、移植2回されましたが着床いたらず。
現在、胚盤胞が4つと初期杯が1つ凍結胚として残っていて、高槻市の鍼灸院にも通われていたのですが、当院の漢方・鍼灸で身体を整えてから移植したいとのことで来院されました。
問診させていただくと、甲状腺機能低下、黄体機能不全、胃もたれ、疲れやすい、足の冷え、ストレスによる過敏性大腸炎、卵管が詰まりFTも受けておられました。
東洋医学的に診断すると「腎」の陽気が不足して水が停滞している状態でした。そこに妊活の結果が出ずにストレスが蓄積され様々な症状が現れていました。
不妊治療を始めるまでは、これほど治療が長くなるとは思っていませんでした。
Aクリニックでの一通りの検査結果は異常なく、医師から、年齢も若い方なので、すぐに妊娠できると言われたこともあり、とても楽観的に通院していました。
ただ、体外受精に進んだ頃から、注射や麻酔の影響で、麻酔後に嘔吐したり、体力的にしんどくなりました。
医師から、次の移植で妊娠できると言われたものの、結果は陰性が続き、回数を重ねるごとに精神的にも辛くなりました。
3回の移植がいずれも陰性だった時、なぜ陽性反応が一度も出ないのか不思議だと、医師に首をかしげられました。
Aクリニックでの治療は、薬や注射等が体力的にしんどかったため、身体に負担の少ない治療をするというBクリニックへ転院しました。
東洋医学の腎は生殖機能や内分泌器官と関係が深く、妊娠に至るためには欠かせない機能です。
腎機能が失調する主な原因は
などと考えられています。
腎の機能が失調すると生殖機能だけでなく、内分泌器官の一つである甲状腺の機能も落ちてしまうため関係があると考えられています。
さらに腎には身体の水分量を調節するだけでなく、身体を温める作用と冷やし、潤す作用があり、これらがバランスよく機能することで腎機能が正常に保たれています。
ですが、全身を温める作用が低下すると
などの症状があらわれたり全身の代謝低下などがみられます。
そのため甲状腺機能低下症は腎機能でも腎の温煦(温める)作用の低下によるものが多いと考えられており、生殖機能とも関係があることから不妊にもつながるといわれています
東洋医学の心は意識、感情、記憶などの生命活動を主るため、西洋医学の”脳”にあたると考えられています。
心の機能が失調する主な原因は
などが多いと考えられています。
甲状腺ホルモンは脳の視床下部や脳下垂体から甲状腺ホルモンの分泌を促すホルモンがでることで正常に機能しているため、心の機能が失調するとホルモンにも影響を及ぼすといわれています。
また心は”陽”の代表として火の性質をもち、腎は”陰”の代表として水の性質をもっているため互いにバランスを保ち合っています。
そのため心と腎どちらかの機能が失調すると陰陽のバランスが崩れ、甲状腺機能低下症や不妊の原因にもつながると考えられています。
東洋医学の脾は口から取り入れた飲食物の”消化や吸収”をおこないます。
脾の機能が失調する主な原因は
などが考えられています、
脾の機能が失調すると消化器官の働きが低下するため、腸内環境の悪化につながります。
甲状腺ホルモンの約80%は肝臓で、残りの”約20~25%は腸内”でつくられています。
腸内環境が悪いと甲状腺ホルモンの産生も悪くなり甲状腺機能低下症の原因につながることから間接的に脾の機能も関係しているといわれています。
また脾は”湿気”に弱く、機能が低下すると身体の”水分代謝”にも影響を及ぼすことがあります。
全身の水分代謝が悪くなると東洋医学では“痰飲”と考えらており甲状腺機能低下症では“むくみや嗄声(かすれ声)”の症状がでてくる原因にもなると考えられています。
甲状腺機能低下症を指摘されている方は次の4つのことを考え施術します。
1 血流の改善
鍼灸は、甲状腺への血流を促進することで甲状腺組織の修復や機能の向上を助けます。
特に、甲状腺動脈の血流量が増加することが報告されています。
2 ホルモンバランスの調整
鍼灸治療は、甲状腺ホルモンの分泌を調整する効果があります。
具体的には、甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症において、ホルモンの過不足を改善することが期待されます。
3 自律神経の調整
自律神経系に影響を与え、ストレスを軽減し、心身のバランスを整えることができます。
自律神経の調和は、ホルモンバランスの維持に重要です。
4 免疫機能の調整
鍼灸治療は、自己免疫疾患に関連する甲状腺の問題(例:橋本病)に対しても効果があるとされています。
鍼灸は免疫系のバランスを整え、自己免疫反応を抑制することが期待されます。
また、鍼灸は甲状腺機能低下症の症状(疲労感、寒がり、体重増加など)を軽減する効果があるとされています。
治療により代謝が向上し、全体的な健康状態が改善されることが期待されます
最近の研究では、鍼灸が甲状腺機能に与える影響が科学的に証明されつつあります。
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