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甲状腺機能低下症を指摘された方の不妊施術

不妊治療をされていて甲状腺機能低下を指摘されている方は少なくありません。

 

甲状腺機能が低下すると次のように妊娠しにくくなります。

 

・冷えが強く子宮や卵巣の働きが低下する

・便秘がちで身体の中に老廃物が停滞し卵子の質が悪化する

・エネルギー代謝が悪く身体全体が老化する

 

そこで甲状腺機能低下症の方が妊娠するための鍼灸や漢方薬、養生法などを甲状腺機能低下症でも妊娠された方の症例も含めてお伝えしたいと思います。

甲状腺機能低下で妊娠された症例

高槻市 不妊鍼灸・漢方Fさん(36歳)
甲状腺機能低下5年の歳月を経て妊娠

当院のある大東市からは1時間弱かかる高槻市からのご来院でした。

 

いつも私のYouTubeを視てくださっているとのことで、お身体への意識は高く、すでに食事については色々試行錯誤されているご様子でした。

 

4年間で不妊専門クリニックではタイミング法、人工授精と進み、体外受精もされていました。体外受精では採卵1回、移植2回されましたが着床いたらず。

 

現在、胚盤胞が4つと初期杯が1つ凍結胚として残っていて、高槻市の鍼灸院にも通われていたのですが、当院の漢方・鍼灸で身体を整えてから移植したいとのことで来院されました。

 

問診させていただくと、甲状腺機能低下、黄体機能不全、胃もたれ、疲れやすい、足の冷え、ストレスによる過敏性大腸炎、卵管が詰まりFTも受けておられました。

 

東洋医学的に診断すると「腎」の陽気が不足して水が停滞している状態でした。そこに妊活の結果が出ずにストレスが蓄積され様々な症状が現れていました。

西宮市 不妊鍼灸・漢方Nさん(35歳)
無痛性甲状腺炎で移植中止もその後妊娠

不妊治療を始めるまでは、これほど治療が長くなるとは思っていませんでした。

 

Aクリニックでの一通りの検査結果は異常なく、医師から、年齢も若い方なので、すぐに妊娠できると言われたこともあり、とても楽観的に通院していました。


ただ、体外受精に進んだ頃から、注射や麻酔の影響で、麻酔後に嘔吐したり、体力的にしんどくなりました。

 

医師から、次の移植で妊娠できると言われたものの、結果は陰性が続き、回数を重ねるごとに精神的にも辛くなりました。


3回の移植がいずれも陰性だった時、なぜ陽性反応が一度も出ないのか不思議だと、医師に首をかしげられました。

 

Aクリニックでの治療は、薬や注射等が体力的にしんどかったため、身体に負担の少ない治療をするというBクリニックへ転院しました。

松原市 不妊鍼灸・漢方Oさん(33歳)
甲状腺ホルモンの異常を指摘され橋本病が見つかる

結婚をして、子供を欲しいと思ってからは本当に色々な辛いことがありました。
その中でも、つらい不妊治療を経てやっと授かった子供を流産してしまった事は何よりも辛く悲しいことでした。


自分を責め、なかなか立ち直れずにいましたが、この機会にちゃんと自分の身体と向き合おうと体質改善に興味を持ち始めました。

 
それからインターネットで色々と調べ、未妊治療を専門にされている三ツ川レディース漢方鍼灸院に通い始めました。

 

お血の治療を中心に、3月~6月は週に一度のペースで通いましたが、治療後は体が軽く楽になり、慢性的な肩こりも改善され、血行も良くなってきたと通院回数を重ねる度に自分で実感する事が出来ました。

甲状腺機能低下症とは

甲状腺機能低下症とはのどぼとけの下にある蝶の羽のような形をした臓器(甲状腺)から分泌される”甲状腺ホルモンの産生が何らかの原因により低下する”ことをいいます。

甲状腺ホルモンは血液の流れに乗って全身の細胞にはたらきかけ、新陳代謝を活発にしたり、体温調節をするはたらきがあります。

骨や神経、精神状態にも関わり、子供の成長や発育の促進など、人間が生きていくうえで必要なホルモンです。

甲状腺機能低下症は初期症状はほとんどありませんが、全身の新陳代謝が低下するためまれに

  • 皮膚の乾燥
  • 嗄声(かすれ声)
  • 易疲労感
  • むくみ(眼瞼浮腫や指圧してもへこまない粘液水腫が特徴的です)
  • 食欲は減っているのに体重が増える
  • 便秘
  • 月経異常
  • 脱毛(眉外側3分の1)、薄毛

などといった特徴的な症状としてみられることがあります。

甲状腺機能低下症による不妊

甲状腺ホルモンは”女性ホルモン”の分泌にも関与しています。

甲状腺ホルモンが不足すると全身の新陳代謝が悪くなり卵巣の機能が低下します。

卵巣の機能が低下することで“月経異常や排卵障害”などを起こし、不妊になると考えられています。

甲状腺ホルモンは”脳の視床下部と脳下垂体”から甲状腺に分泌するように指令を出しています。

この際に脳の視床下部からは”甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン”が分泌され、脳下垂体からは”甲状腺刺激ホルモン”が分泌されます。

この甲状腺刺激ホルモンには卵胞の成長を妨げたり、妊娠を維持する黄体の働きを下げるはたらきがあるため”卵胞が十分に成長せず、受精しても妊娠を継続することが難しい”ともいわれています。

東洋医学でみる甲状腺機能低下症

東洋医学では甲状腺機能の低下は結果であって主にストレスや腸内環境の悪化などが原因と考えられており、五臓六腑の 

などが深く関わってくることが多いです。

内分泌器官と関係の深い「腎」

東洋医学の腎は生殖機能や内分泌器官と関係が深く、妊娠に至るためには欠かせない機能です。

腎機能が失調する主な原因は

  • 加齢
  • 不規則な生活(特に睡眠不足)
  • 甘いものの摂りすぎ
  • 運動不足

などと考えられています。

腎の機能が失調すると生殖機能だけでなく、内分泌器官の一つである甲状腺の機能も落ちてしまうため関係があると考えられています。

さらに腎には身体の水分量を調節するだけでなく、身体を温める作用と冷やし、潤す作用があり、これらがバランスよく機能することで腎機能が正常に保たれています。

ですが、全身を温める作用が低下すると

  • 足の冷えやむくみ
  • 低体温

などの症状があらわれたり全身の代謝低下などがみられます。

そのため甲状腺機能低下症は腎機能でも腎の温煦(温める)作用の低下によるものが多いと考えられており、生殖機能とも関係があることから不妊にもつながるといわれています

生命活動を主る「心」

東洋医学の心は意識、感情、記憶などの生命活動を主るため、西洋医学の”脳”にあたると考えられています。

心の機能が失調する主な原因は

  • 精神的なストレス
  • 過度な出血(身体の血液が不足する)

などが多いと考えられています。

甲状腺ホルモンは脳の視床下部や脳下垂体から甲状腺ホルモンの分泌を促すホルモンがでることで正常に機能しているため、心の機能が失調するとホルモンにも影響を及ぼすといわれています。

また心は”陽”の代表として火の性質をもち、腎は”陰”の代表として水の性質をもっているため互いにバランスを保ち合っています。

そのため心と腎どちらかの機能が失調すると陰陽のバランスが崩れ、甲状腺機能低下症や不妊の原因にもつながると考えられています。

消化吸収と関係が深い「脾」

東洋医学の脾は口から取り入れた飲食物の”消化や吸収”をおこないます。

脾の機能が失調する主な原因は

  • 先天的な胃腸虚弱
  • 過労
  • 偏った食生活

などが考えられています、

脾の機能が失調すると消化器官の働きが低下するため、腸内環境の悪化につながります。

甲状腺ホルモンの約80%は肝臓で、残りの”約20~25%は腸内”でつくられています。

腸内環境が悪いと甲状腺ホルモンの産生も悪くなり甲状腺機能低下症の原因につながることから間接的に脾の機能も関係しているといわれています。

また脾は”湿気”に弱く、機能が低下すると身体の”水分代謝”にも影響を及ぼすことがあります。


全身の水分代謝が悪くなると東洋医学では“痰飲”と考えらており甲状腺機能低下症では“むくみや嗄声(かすれ声)”の症状がでてくる原因にもなると考えられています。

腸内環境が悪いと甲状腺ホルモンの産生も悪くなり甲状腺機能低下症の原因につながることから間接的に脾の機能も関係しているといわれています。

また脾は”湿気”に弱く、機能が低下すると身体の”水分代謝”にも影響を及ぼすことがあります。

全身の水分代謝が悪くなることを東洋医学では“痰飲”といわれており、甲状腺機能低下症では

  • むくみ
  • 嗄声(かすれ声)

などの症状がでてくる原因にもなると考えられています。

 甲状腺機能低下症の鍼灸施術

甲状腺機能低下症を指摘されている方は次の4つのことを考え施術します。

 

1 血流の改善

 

鍼灸は、甲状腺への血流を促進することで甲状腺組織の修復や機能の向上を助けます。

 

特に、甲状腺動脈の血流量が増加することが報告されています。

 

2 ホルモンバランスの調整

 

鍼灸治療は、甲状腺ホルモンの分泌を調整する効果があります。

 

具体的には、甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症において、ホルモンの過不足を改善することが期待されます。

 

3 自律神経の調整

 

自律神経系に影響を与え、ストレスを軽減し、心身のバランスを整えることができます。

 

自律神経の調和は、ホルモンバランスの維持に重要です。

 

4 免疫機能の調整

 

鍼灸治療は、自己免疫疾患に関連する甲状腺の問題(例:橋本病)に対しても効果があるとされています。

 

鍼灸は免疫系のバランスを整え、自己免疫反応を抑制することが期待されます。

 

また、鍼灸は甲状腺機能低下症の症状(疲労感、寒がり、体重増加など)を軽減する効果があるとされています。

 

治療により代謝が向上し、全体的な健康状態が改善されることが期待されます

 

最近の研究では、鍼灸が甲状腺機能に与える影響が科学的に証明されつつあります。

 

例えば、鍼灸治療を受けた患者では、甲状腺ホルモンのバランスが改善され、症状が軽減することが示されています。

甲状腺機能低下症の漢方薬処方

子宮内膜症の原因は瘀血ですから、これをを改善する漢方薬を処方します。

 

いわゆる駆瘀血剤や活血剤と呼ばれるもので、主に血流を改善するための漢方薬です。

 

次のような漢方薬があります。

・芎帰調血飲第一加減

・桂枝茯苓丸

・桃核承気湯

 

これらの漢方薬を使って血の流れを改善します。

 

また、何故血流が悪くなっているのかという根本的なところにも目を向けて漢方薬を組み合わせることが大事です。

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