妊活中の方にとって冷えは大敵です。

冷え対策をおこなっている方がほとんどではないせしょうか？

ですが冷え性の原因は人さまざまなため、その体質に合った対策をする必要があります。

そこで今回は体質別に冷えを改善する方法をご紹介していきます。

冷え性の原因は様々ですが、東洋医学で冷え性はいくつかの体質傾向がある方に多いと考えることができます。

そのなかでも冷え性があり、妊娠しにくい体質の方に多いのは

1. 血
2. 脾虚
3. 腎陽虚

などによるものです。

※これらの体質と冷え性になる原因については詳しく記載したコラムがございますので以下をご覧ください。

血虚になる原因は主に目の使い過ぎや汗のかき過ぎなどによるものです。

長時間に及ぶスマホやパソコンなどの使用などで目や脳を使い過ぎると血の消耗につながります。

特に就寝前の電子機器は血の消耗だけでなく”睡眠の質にも影響を及ぼす”ため遅くても就寝の約30分前には使用を控えるように心がけましょう。

また血虚傾向の方はサウナや岩盤浴、ホットヨガなど過度に汗をかくことは血の消耗につながり、症状が悪化する恐れがあるためできるだけ控え、行う際は時間や頻度などは十分に注意しましょう。

血虚傾向の方は血の消耗を気をつけるのと同時に血を補う食材（鉄分）を積極的に取り入れていただくとより効果的です。

また鉄分はタンパク質と一緒に摂っていただくと鉄の吸収率が上がるため”タンパク質”もおすすめです。

鉄分が多く含まれている食材やタンパク質については詳しく記載したコラムがございますので、ぜひあわせてご覧ください。

脾虚による冷えは生まれ持った体質によるものが多いですが、後天的な場合は胃腸に負担をかけすぎてしまった結果によるものがほとんどです。

特に冷たい食べ物や飲み物、小麦、油物（バターなども含む）、甘いものは摂り過ぎると胃腸が弱る原因になるため、​できるだけ控えるようにしましょう。

また脾虚の方は飲食物の消化や吸収に時間がかかる方も多いので、食事の際は

• 腹八分目
• よく噛んで時間をかける

​ようにしましょう。

妊活中におすすめの食べ物を紹介したコラムもございますので、ぜひあわせてご覧ください。

腎の温める作用が低下する腎陽虚による冷えで一番大切なのは睡眠です。

東洋医学で睡眠は腎の機能を補う時間とも考えられており、また自律神経などを整える効果もあります。

質の良い睡眠をとるためには

• 就寝前に電子機器を控える
• 午後からはカフェインを含むものは控える
• 就寝時間と起床時間を一定させる

ことがポイントとなってきます。

睡眠時間も大切ですが質や良くないと意味がありませんので、まずは質の良い睡眠を摂ることを意識してみましょう。

また腎機能は外的な冷えに弱いため、日頃から”レッグウォーマーや腹巻”などでも冷え対策を心がけましょう。

特に夏場は自覚がなくても薄着や冷房などにより身体が冷えていることがとても多いため、薄手のもので対策をしたり、常温や暖かい飲み物をできるだけ摂るようにしましょう。