【妊活】自然妊娠を諦める前に自分の身体と向き合おう

一般的にはタイミング法を６カ月～１年程度続けても子どもを授かれなかった場合は人工授精や体外受精へステップアップすることが多いです。

年齢や身体の状況を加味することは大切ですが、自然妊娠を諦める前に自分の身体と真剣に向き合うことが一番の近道です。

そこで今回は自分の身体との向き合うポイントを東洋医学の視点でご紹介していきたいと思います。

東洋医学で妊娠しやすい身体とは「心身ともに健康」である状態をいいます。

頭痛や肩こりなどの症状はあって当たり前のものではなく、身体からのヘルプサインとして現れます。

女性の場合はそのヘルプサインが「月経の状態」としても現れるため、普段のと違いや月経前後に多い不調などを意識することがとても大切です。

例えば月経前後で

• 食欲の増減
• 睡眠の深さが変わる
• お通じの状態が変わる

などの症状すべて身体全体のバランスが崩れていることにより現れるため、決して心身ともに健康の状態とは言い切れません。

これらの症状を改善していくことが妊娠しやすい身体づくりにとても重要なため、自分の身体がどういった状況なのか向き合う必要があります。

※東洋医学で考える「妊娠しやすい身体」PMS（月経前症候群）」などについては詳しく記載したコラムがございますので、ぜひあわせてご覧ください。

自分の身体と向き合う方法は様々ですが妊活中の方の場合、ポイントとなるのは「月経」です。

季節によって気候が変動するのと同じように女性は月経があることにより1か月の間で春夏秋冬の変化が起こると考えられています。

そのため

• 月経前後で身体がどう変化しているのか？
• どのような不調が多いのか？

などにより原因がすべて変わってきます。

この情報を踏まえた上で自分の身体を向き合うポイントをご紹介していきたいと思います。

まず「いつ症状が出やすいのか」を意識することが大切です。

例えば月経前に不調や現れやすいのか、月経後に不調が現れやすいのかによって原因が異なります。

東洋医学では主に

• 月経前⇒自律神経（ホルモンバランス）の乱れや血流の滞り
• 月経後⇒血液不足

と考えることができます。

月経前は月経を起こすために自律神経が活発になり、子宮内に血液を集めようとします。

ですがこの時にうまく自律神経が活動できなかったり、血流の滞りがあると月経を起こす準備の妨げになるためいわゆる「PMS（月経前症候群）」が現れます。

また月経後は出血によって貧血状態に陥ることが多いため、月経後の不調は「血液不足」によるものだと考えられることが多いです。

このように女性は月経前後で身体の状態が大きく変化するため「いつ症状が出やすいのか」日頃から意識することがポイントです。

いつ不調が現れやすいかだけでなく「どのような症状か」も意識していただくことが必要です。

月経前に不調が現れやすい人でも

• 頭痛やめまい、肩こり
• 食欲の増減
• 便秘や下痢
• イライラや憂鬱感

など様々です。

症状によっても引き金となっている原因が異なるため自分の身体を向き合うためには欠かせません。

例えば月経前に「頭痛やめまい、イライラ」などの症状が多い方は自律神経の乱れによるものだと考えられています。

自律神経の乱れはホルモンバランスの崩れにつながるため、妊活中の方にとっては大敵です。

このような場合は日頃から自律神経を整えるようにすることでより妊娠しやすい身体へと変化していきますので今一度自分の身体に意識を向けてみましょう。

※自律神経については詳しく記載したコラムがございますので、以下からご覧ください。

緊張状態が続くと身体もこわばるように精神の状態はは身体へも影響を及ぼすため、心と向き合うも大切です。

自覚がなくても知らない間にストレスを感じていることも少なくありません。

まずはそれに「気づく」ことが大切です。

ストレスの根本の多くは幼少期のトラウマからだと言われています。

特にストレスを感じている自覚はないという方に多いのが

• 言いたくても相手の反応が気になり言えない
• 自分が我慢すればいいと思ってしまう

などのケースが多く、子どもながら親に気を遣っていたことが影響していると思われます。

ストレスの根本に気づくだけでも「心持」が大きく変わることがあります。

お心当たりのある方は一度、自分の人生を振り返る時間をつくってみましょう。

※ストレスの解消法についてはより詳しく記載したコラムがございますので以下からご覧ください。

ここまで自分の身体と向き合うポイントについてご紹介してきましたが、どんな不調であっても改善するために大切なのは「規則正しい生活習慣」です。

偏った食生活や睡眠不足、運動不足などは身体と心の不調を招く大きな原因になり、妊娠しにくい体質になってしまいます。

そのためまずは規則正しい生活習慣を心がけるようにしましょう。

※妊活中の生活習慣については詳しく記載したコラムがございますので、ぜひあわせてご覧ください。

今回ご紹介した内容やネットの情報だけが妊娠しにくい体質になっている原因ではありません。

東洋医学では症状などから

• 今、自分の身体がどういう状況なのか
• 根本的な原因は何なのか

を導き出すことが可能です。

自分の身体の状態や妊娠しにくい原因は何なのか、より詳しく知りたい方はお近くの東洋医学者へご相談していただくことがおすすめです。

当院は東洋医学を用いて診察・診断をおこない、体質に合わせて鍼灸や漢方薬の処方、生活習慣の指導などもおこなっております。

お心あたりのある方はぜひ一度当院にご相談ください。