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妊娠・出産に至るための絶対条件は「着床」することです。
きちんとタイミングを取っていたり、グレードのいい受精卵を移植できても着床しなければ意味がありません。
大切なのは着床しにくくなっている原因を見つけ、対策をすることです。
そこで今回は着床しにくくなる原因を東洋医学的に解説していきたいと思います。
生殖機能が低下する=身体の老化が進行するため「卵子の老化」にもつながります。
卵子の老化が進行していると子宮や卵巣周囲の血流をよくしていても染色体異常などのリスクが上がり、着床まで至らないことがあります。
また腎は発育などとも関係が深いため卵胞や胎児の発育や発達に影響を及ぼす原因にもつながることがあります。
※卵子の質と不妊の関係性については詳しく記載したコラムがございますので、そちらをご覧ください。
東洋医学で腎には「固摂作用」といわれ、身体に必要なものが勝手に漏れ出ないように、そこに留めるというはたらきがあります。
この固摂作用が弱ると子宮内に留めておかないといけない受精卵や胎児を留めることができず、着床障害や流産などにつながると考えられています。
そのため生殖機能の低下は着床しにくくなるといわれています。
血虚により身体の血液が不足すると生命を維持するために心臓や肺などの大きい臓器へ優先的に送られます。
子宮や卵巣周囲、四肢末端には毛細血管が多く、後回しになってしまいます。
子宮内膜をつくるための血液が足りないため薄くなったり、子宮や卵巣周囲の血流が悪くなるため着床しにくくなる原因になります。
また血液が行き届かなくなると栄養も行き届きにくくなるため、卵子の質にも影響を及ぼしてしまいます。
今回は着床しにくくなる原因についてご紹介しましたが、ご紹介した体質傾向に当てはまるからといって妊娠・出産に至れないわけではありません。
妊娠しやすい身体づくりをおこない、体質改善をすることで十分に可能です。
お心当たりのある方はまず基本的な生活習慣から見直してみましょう。
※妊活中の生活習慣については詳しく記載したコラムもございますので、ぜひあわせてご覧ください。
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