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不育症は血流を良くする薬などで治療する方法もありますが、不育症を改善するためには「体質改善」をしていただくことが一番の近道になります。

不育症の検査を受けても原因不明だった方でも体質改善することで妊娠・出産は十分に可能です。

そこで今回は流産を繰り返す不育症を改善する方法をご紹介していきたいと思います。

流産を繰り返す不育症を改善する方法

不育症は「生殖機能の低下や血流が悪くなることが原因」だと東洋医学では考えることができます。

そのため不育症を改善するためには普段の生活習慣を見直していただくことが大切です。

特に意識していただきたいのが

  1. 食生活の見直し
  2. 質のいい睡眠
  3. ストレスの軽減

の3つです。

※不育症になる原因については詳しく記載したコラムがございますので、そちらをご覧ください。

東洋医学でみる「不育症」の原因と改善するには

食生活の見直し

東洋医学では口から取り入れた飲食物が栄養や血液となり、全身を循環するという概念があります。

そのため体質改善をおこなうためには「身体に良いものを取り入れるだけでなく、身体に悪いものをどれだけ抜けるか」がカギとなります。

  • 甘いお菓子やスイーツ
  • 脂っこいもの
  • 添加物が多いもの(コンビニ食など)

などばかり摂っていると血液がドロドロになり血流が悪くなる原因になります。

血流が悪くなると胎児に十分な血液や栄養が行き届かなくなるため、流産などにつながると考えられています。

甘いものは生殖機能も低下する⁉

東洋医学で甘味は「消化機能を高める味」と考えられており、消化機能の脾胃は生殖機能の腎と密接な関係があります。

お互いの機能が暴走しないように抑制し合う関係にあり、甘いものを摂り過ぎると脾胃が腎の機能を攻撃し抑制しすぎてしまうことがあります。

そのため、甘いものを摂り過ぎると生殖機能が低下してしまうため控える必要があります。

※妊活中の糖質制限については以下のコラムをあわせてご覧ください。

生殖機能を高める食材を取り入れるとより効果的!

東洋医学では「黒色の食材は腎機能を高める」効果があるといわれています。

  • 黒豆や黒ごま
  • 黒きくらげ
  • ひじき

などを積極的に摂るようにしましょう。

そのほか粘り気のあるものや塩辛いものなども腎機能を高めるため、一緒に取り入れるとより効果が期待できます。

※粘り気のある食材などについては詳しく記載したコラムがございますので、そちらをご覧ください。

質のいい睡眠

東洋医学で夜の睡眠は生殖機能を高め、自律神経を整える時間と考えられています。

そのため夜更かしなどによる睡眠不足は生殖機能を低下させるだけでなく、自律神経の乱れにもつながります。

生殖機能は年齢を重ねるとともに低下していくため、睡眠時は年齢によって異なり、本来は

  • 20代⇒23時
  • 30代⇒22時
  • 40代⇒21時

といわれています。

腎機能やホルモンバランスに影響を及ぼすと流産にもつながるため就寝する時間も大切ですが、まずは質のいい睡眠を心がけるようにしましょう。

質のいい睡眠をとるためには

  • 寝る直前の電子機器(スマホやテレビなど)は控える
  • 午後以降にカフェインを多く含む(コーヒーや紅茶など)を控える
  • 就寝時間と起床時間を一定させる
  • 朝起きたらカーテンを開け、朝日を浴びる

などがおすすめです。

寝つきにくい人は「腹式呼吸」がおすすめ

寝つきにくい人はお布団にはいったら腹式呼吸をしてみましょう。

寝つきが悪い人の多くは活「動時に活性化させる交感神経が昂り過ぎている」人が多く、なかなか寝つけないと十分な睡眠時間が取れず、生殖機能が低下する原因になります。

腹式呼吸には自律神経を整える効果があり、自律神経を整えることも体質改善ではとても重要なことです。

  1. 仰向けの状態でおへその下あたりに両手を重ねる
  2. 下腹部を膨らますことを意識し、息を吸う
  3. ゆっくりと息を吐き、お腹を限界まで凹ませる

を1回3分か5分程度繰り返すだけですのでぜひ取り入れてみてください。

ストレスの軽減

過度なストレスや緊張は自律神経が乱れ、全身の血流が悪くなる原因になります。

ストレスをなくすことは難しい現代ですが、軽減することは十分に可能です。

趣味の時間や運動などで気分転換をすることも大切ですが、ストレスを軽減するための第一歩として大切なのは「ストレスの根本を見つける」ことです。

例えば「時間を大切にしていて、少しマイペースな方が苦手」という方の多くは幼少期に門限などがあり、時間に対して厳しく育てられた方がとても多いです。

このようにストレスの多くは幼少期のトラウマに近い出来事がほとんどです。

自分の環境では当たり前だったことが他の人にとっては当たり前ではないため「価値観のズレ」が生じるとイライラなどにつながります。

自分の育った環境や人生を振り返る時間を作り、気づくことも心のケアには必要なものです。

感謝の気持ちを忘れずに

ストレスを軽減する方法の一つとして大切なのは感謝の心を持ち続けることです。

私たちの命や「何気ない日常、ご飯を食べれること、仕事ができること、不妊治療ができること」などすべてが当たり前になっていませんか?

当たり前になっているとそれ以上のことを求めてしまい、イライラなどの原因につながります。

またパートナーや家族、友人などに対して不満を感じることに対して客観視をすることもストレス軽減への一歩です。

例えば「パートナーの洗濯物の畳み方が気に食わない。」などの不満に対して客観視をすると

  • 畳んでもらえることが当たり前ではない
  • その畳み方じゃないと使えないわけじゃない
  • 人生を軸にするとすごく小さな不満に感じる

など第三者の目線に変えるだけでも物事の捉え方が変わります。

物事の捉え方を変えるのはなかなかすぐにできることではありません。

感情に揺さぶられることは悪いことではないので、まずは「今自分が過ごしている日常が当たり前でない。」という認識をもち、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

※妊娠とストレスの関係性について詳しく記載したコラムもございますので、ぜひあわせてご覧ください。

漢方薬の併用でより効果的に

ご紹介した養生法だけでなく、漢方薬を併用していただくとより体質改善の効果が期待できます。

不育症の場合は

  • 生殖機能を高める⇒八味地黄丸、六味丸、杞菊地黄丸
  • 血を補い、血流を良くする⇒婦人宝、加味逍遥散
  • 瘀血を取り除き、血流を良くする⇒桂枝茯苓丸、芎帰調血飲第一加減

などが当院ではよく使用します。

ですが漢方薬は体質に合ったものを服用しなければ意味がありません。

体質に合っていないものを服用し続けると下痢などの副作用などがみられることもあります。

漢方薬を服用する際は自己判断は避け、専門家に相談しましょう。

まとめ

今回は不育症を改善する方法についてご紹介しましたが、これらの養生法をすれば必ず妊娠が継続できるわけではありません。

出産までに至るために大切なのは「心身ともに健康」であることですので、まずは基本的な生活習慣から見直してみましょう。

当院では鍼灸だけでなく、体質に合った漢方薬や生活習慣のアドバイスなどもおこなっておりますのでぜひ一度ご相談ください。

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