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東洋医学では“天地人”といわれる“人は自然に生かされている、自然とは切り離せない存在である”という考えが古くからあり、日々大地の恵みを得て私たちは暮らしています。
天地人の“天”は“天空(気候など)”を示し、私たちは”天空からエネルギーをもらっている”のです。
そのため“四季”は身体の状態に大きく影響するため、季節にあった養生法をすることで“健康を維持”することができるのです。
冬は生殖機能ととても関係の深い“腎機能”が失調しやすい季節と考えられています。
妊娠力を高めるためには冬に腎機能が低下しないよう養生していただくことがとても大切です。
そこで今回は腎機能を補い、妊娠力を高める食材を3つご紹介していきたいと思います。
東洋医学で冬は”腎機能に負担がかかりやすい季節“と考えられています。
腎機能は”寒さ“に弱く、働きが失調すると様々な不調があらわれます。
腎機能は主に
などの働きがあります。
さらに腎は”膀胱や生殖器“だけでなく”ホルモンや免疫機能、骨、耳“など様々な器官と関係があり機能が失調すると”老化現象“がみられることもあります。
身体の老化が進行してしまうと妊娠にとても重要な”子宮や卵巣の機能“なども老化が進行する恐れがあるため、冬には腎機能をしっかり補う必要があるのです。
東洋医学で腎は“黒色”と関係が深く、黒色のものを食べると腎機能を補うことができると考えられており、主に“黒豆や黒ごま、黒きくらげ、黒米、ひじき”などが腎機能を補う黒い食べ物に該当します。
腎機能を補う黒い食べ物は”身体を温める”作用もあるため、腎機能を高めるだけでなく”冷え”などの改善にも効果が期待できます。
黒い食べ物は習慣的に食べる機会がある食材ではあまりないため、積極的に摂取していただくことがおすすめです。
腎機能には“腎陰(冷やし固める機能)”と“腎陽(温める機能)”の2種類あります。
粘り気のある”山芋、里芋、オクラ、納豆“は主に”腎陰“を補う働きがあり”身体の熱感やのぼせ、ほてり、口の渇き(夜間に多い)、皮膚の乾燥“などの症状がみられる方におすすめです。
また”アトピー性皮膚炎“の方で長期にわたるステロイド剤の使用などは東洋医学で腎機能が失調してしまう原因になることがあると考えられています。
なかでも”乾燥や夜間に痒みが増す(入浴後など)“などの症状がみられる場合は”腎陰虚“によるものが多いので積極的に摂取するように心がけましょう。
五臓六腑(肝・心・脾・肺・腎など)それぞれ機能を補うことができる“味”があり、東洋医学では“五味”といわれています。
腎は“塩辛い”と深い関係があり、腎機能を補う五味で“身体の水分量や体温を適当に保つ”
などの効果が期待できます。
塩辛いものといっても“塩辛く味付けしたもの”ではなく“食材の質”をあらわしており、主に“貝類や海藻類(昆布)、魚介類(鮭、タコ、エビ、イカ、カニ、いわし、サバなど)”が該当します。
魚介類などは生のままだと身体を冷やす作用があるためできるだけ“煮物や鍋”など火を通してから食べるようにしましょう。
冬に絶対やってはいけない妊活
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