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低温期の基礎体温が高いと不妊の原因に⁉原因と改善方法とは

不妊の原因は様々ですが、一つの指標として使われているのは“基礎体温”です。

基礎体温とは“身体が安静な状態であるときの体温”のことで毎日起床時に計測することで妊娠に必要な身体の変化やリズムを知ることができます。

基礎体温の中でも特に低温期は“女性ホルモンを分泌させ、質の良い卵胞を育てる期間“のためとても重要になってきます。

採卵しても良い卵が取れなかったり、数は摂れるけど受精しないなどあると思いますがそれらは”卵子の質が良くない“ためうまくいかない原因と考えられています。

実際、当院にいらしている患者様にも”低温期が高く、なかなか妊娠に至れない“などの悩みを抱えている方は多くいらっしゃいます。

そこで今回は低温期の体温が高い主な原因と改善方法を東洋医学的に解説していきたいと思います。

※正しい基礎体温などの測り方などは詳しく解説した記事がございますのでそちらをご覧ください。

基礎体温(BBT)とは?正しい測り方を伝授!

東洋医学で考える低温期の基礎体温が高くなる原因とは?

東洋医学で低温期の体温が高くなる原因で一番多いと考えられているのは”陰虚“によるものです。


東洋医学には”陰陽論”という概念があり、陰陽がバランスよく保つことで健康が維持されていると考えられています。

ですが何らかの原因により均衡に保たれていた陰陽のバランスが崩れることで様々な症状があらわれます。

低温期の基礎体温が高くなる原因である陰虚とは”陰陽のバランスが崩れ、陰に属する身体の潤い部分(汗や唾液、胃液、尿など)不足した状態“をいいます。

東洋医学では女性の月経周期も陰陽論で分けることができ、基礎体温の場合は”低温期が陰、高温期が陽”と分けることができます。

低温期は”陰“にあたるため、陰虚傾向にある方は身体が熱をもち低温期でも基礎体温が少し高くなる傾向があります。

また東洋医学で”血も陰”に該当ため、陰虚でも血が不足した状態の“血虚(いわゆる貧血)”傾向がある方も低温期の体温が少し高くなる場合もあるため注意が必要です。

低温期に高い基礎体温を改善する方法

低温期の基礎体温を下げるためには”陰虚傾向の体質を改善”することが一番の近道です。

身体の潤いが不足している状態のため”こまめに水分を摂る”などはもちろんですが積極的に取り入れていただきたいのは

  • 熱を冷まし、潤いを与える食べ物などを摂取する

  • 香辛料や油ものは控える

  • 汗をかきすぎない

  • 夜更かしせず、早寝早起きを心がける

の4つです。​​

熱を冷まし、潤いを補う食べ物を摂る

夏野菜の”トマトやなす、きゅうり“”ぶどう、梨、みかん、レモン、すいか“など果物は身体を潤し、熱を冷まします。

そのほか余分な熱を鎮めるものとして”豚肉、はまぐり、れんこん、ゆり根、白きくらげ、豆腐“などもおすすめです。

さらに妊活中の方は粘り気のある”納豆や山芋、オクラ、めかぶ”などは生殖機能と関係の深い”腎機能を高めつつ、身体の潤いを補う”はたらきがあるため積極的に摂っていただくことがおすすめです。

ですが、これらは摂り過ぎると逆に”身体を冷やしてしまう”恐れがあるため摂り過ぎには注意しましょう。

また血虚傾向(貧血症状)にある方は”鉄分“を積極的に摂取しましょう。

鉄分などを多く含む食べ物などは詳しく記載したコラムがございますので以下の関連コラムからご覧ください。

香辛料や油物の摂り過ぎは要注意!

低温期の基礎基礎体温を改善するためには熱を冷まし、身体の潤いを補う食べ物を摂っていただくことも大事ですが”陰虚傾向を進行させてしまうものを控える”ことがより重要になってきます。

特に気をつけていただきたいのは”香辛料と油物”です。

香辛料などは適度に摂っていただき、発汗することは身体にとって必要なものではありますが摂り過ぎるとより身体が熱をもつ恐れがあります。

油物も同じように摂り過ぎると”身体は一生懸命消化しようと身体は熱を産生するため、のぼせ感やほてりなどの症状が悪化”する恐れがあります。

そのため香辛料や油物はできるだけ控えるように心がけましょう。

サウナや炎天下での運動などで過剰に汗をかきすぎない

陰虚、血虚体質ともに気をつけていただきたいのは“汗をかきすぎない”ということです。

東洋医学で”汗は陰 に該当し、発汗しすぎると体内の水分量が減り、陰虚の症状が悪化“する恐れがあります。

水分量が減ると血液循環も悪くなるため”内臓機能が落ちる“原因にもつながり、子宮や卵巣に十分な栄養や血液が行き届かなくなってしまいます。

低温期の基礎体温が高くなるだけでなく、卵子の質などにも影響を及ぼす可能性もあります。

汗をかくことは“熱の放散”にもなるため、湿気が溜まりやすい梅雨の時期などは発汗する必要はありますがむやみに”サウナや炎天下での運動”など過剰に汗をかくことは避けましょう。

夜更かしは控え、早寝早起きを心がける

東洋医学では安静にする”夜間に陰のエネルギーを補う“と考えられています。

特に”午後7時~午前5時あたりは陰を補う五臓六腑が活発にはたらく時間帯”になっています。

ですが夜更かしを続けると”陰のエネルギーが補いきれずむしろ消耗してしまい、陰虚の原因“になります。

徹夜明けなどに身体がほてるのは陰が消耗している証拠です。

不規則な生活習慣は陰虚の進行だけでなく”生殖機能の低下やストレスの原因”にもつながりますので、休日など関係なく夜更かしはせず、日頃から早寝早起きを心がけましょう。

また職業柄、夜間に勤務などされている方は意識的に食べ物などで養生されることをおすすめします。

低温期の基礎体温が高い方におすすめの漢方薬

低温期の体温が高く”陰虚“の傾向がある方は”陰を補い、身体に潤いを与える“効果が期待できるものや熱感が強い場合は”余分な熱を抑える“漢方薬を使用することもあります。

身体に潤いを与える生薬”地黄(じおう)“が含まれている”六味丸”や疲れ目など目の症状もみられる場合は”杞菊地黄丸”などがよく使用されます。

また”血虚”傾向にある方は“血を補う”効果が期待できる漢方薬を使用します。

代表的なものとして“四物湯、加味逍遙散、芎帰調血飲第一加減、婦人宝”などがよく使用されます。

ご紹介した養生を漢方薬を併用していただくととても効果的ですが、漢方薬は体質に合っていないものを服用すると症状が悪化する恐れがあります。

そのため自己判断での服用は避け、お近くの東洋医学の専門家に相談しましょう。

まとめ

今回は低温期の体温が高い主な原因と対策を東洋医学的に解説しましたが、低温期の体温が高いと妊娠に至れないわけではありません。

ご紹介した養生や漢方薬を服用し、体質を改善していただくことで妊娠・出産は十分に可能です。

ですが妊娠に至るために一番大切なのは”心身ともに健康”であることですので
食事や睡眠、運動などの“生活習慣”がとても大切です。

お心当たりのある方は今一度見直してみてください。


当院は鍼灸施術だけでなく、体質に合った漢方薬の処方もおこなっておりますのでぜひ一度ご相談ください。

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