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不妊の原因は様々ですが最近FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値が高く“卵胞が十分に発育せず採卵が出来なかったり、採卵ができても受精しなかった“などの悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。
当院に通われている患者さんにも“どうすればFSHの数値を下げることができるのか?”というご相談を多く受けます。
そこで今回は“東洋医学で考えるFSHの数値が上がる原因”と養生法として普段の生活に取り入れやすい“卵巣機能を高めFSHを下げる食べ物”を体質別にご紹介していきたいと思います。
FSHとは“卵胞刺激ホルモン”ともいわれており、“LH(黄体化ホルモン)”とともに脳の下垂体から分泌される“ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)”の一つで月経後から排卵にかけて多く分泌されるホルモンです。
女性ホルモンには”エストロゲンとプロゲステロン“の2種類あり、FSHは脳の下垂体から卵巣に”エストロゲン“を分泌するよう指令を出し、”卵胞の発育や成長“を促しています。
一方、LHは発育した卵胞からの排卵を促し、“プロゲステロン”の産生を助けます。
この2つのゴナドトロピンが正常に分泌されることで女性の体内で卵胞の発育と排卵が起こり、妊娠するための基礎がつくられます。
そのため、FSH が正常に分泌されないと”卵胞の発育や卵子の質“に影響を及ぼすため妊娠しにくくなると考えられています。
東洋医学でFSHの数値が上がる原因はいくつか考えられていますが、主に”ストレスや腎機能の低下“によるものだと考えられています。
ストレスの場合は五臓の“肝”の働きが失調し”脳の誤作動によってFSHの数値が高くなっている“と考えられています。
肝は”自律神経やホルモンの分泌“と関係が深く、過度なストレスや緊張が続くと機能が失調し自律神経を支配している脳に及ぼしてしまいます。
脳に影響を及ぼすと”女性ホルモンが分泌されているにも関わらず、FSHが通常より多く分泌されてしまう“ことがあり、数値が高くなることがあります。
またストレス以外に原因の一つとして考えられているのは”腎機能の低下“によるものです。
東洋医学で腎は”生殖機能”と関係が深いと考えられいるため、年齢などにより腎機能の低下がすすむと女性の場合は”子宮や卵巣機能の老化”につながることがあります。
卵巣の機能が低下していると“排卵や月経に必要な女性ホルモンが十分に分泌されなくなってしまうため、FSHをたくさん出すことで女性ホルモンの分泌を促している”のです。
そのため腎機能が低下しているのも原因だと考えられています。
肝鬱気滞とは”過度なストレスや緊張“によって気の巡りが悪くなり”肝“の働きが失調してしいる状態をいいます。
肝には”全身の気や血を巡らせる“働きがあり、ストレスなどがかかると気の巡りが停滞してしまいます。
すると肝の働きが失調し“自律神経やホルモンバランス”が乱れてしまうと“脳の誤作動を引き起こしFSHの数値が上がる”原因になります。
【肝鬱気滞の主な症状】
などの症状がある場合は肝鬱気滞によってFSHの数値が高くなっている可能性があります。
肝鬱気滞傾向があり、FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値が高い方は”気の巡りを良くする食べ物や飲み物“を積極的に摂取しましょう。
例えば”しょうが、にんにく、みょうが、セロリ、クレソン“などの香味野菜や”ジャスミンやカモミール、ミント、ラベンダー“など香り高く、リラックス効果のあるものは全身の気の巡りを良くする働きがあるためがおすすめです。
※カモミールは”子宮収縮の作用“があるため妊娠が発覚したら控え、ジャスミンには”カフェイン“が含まれているものがあるため注意が必要です。
また東洋医学の陰陽五行説には五臓六腑されぞれ関係の深い”味”が存在し、肝は”酸味”ととても相性がいいと考えられています。
酸味には”収れん(引き締める)”作用があるため”梅干しや酢、柑橘類”なども一緒に摂取していただくと高ぶり過ぎた交換神経を抑える効果が期待できます。
ただし酸味は血管などを引き締める効果もあるため摂り過ぎると”血流が悪くなり、頭痛などを引き起こす”原因にもつながるため摂取量は注意しましょう。
腎虚とは“加齢や甘いものの食べ過ぎ”などにより“腎”の働きが失調している状態をいいます。
腎は”生殖機能“に関係が深く、身体の”発育・成長“なども腎の働きが関与しているため、腎の働きが失調すると子宮や卵巣の機能が低下することがあります。
腎の機能は“年齢とともに低下”していき、“甘いものと腎の働きは関係が深いため食べ過ぎると腎の働きを直接攻撃”し失調させてしまいます。
生殖機能が低下し、排卵や月経時に卵巣から女性ホルモンが十分に分泌されなくなると分泌を促そうと下垂体がFSHをたくさん出すため数値が上がる原因になります。
【腎虚の主な症状】
などの症状がある場合は腎虚によりFSHの数値が上がっている可能性があります。
腎虚の場合は腎を補う”木の実や黒いもの、粘り気のあるもの“などの食べ物がおすすめです。
東洋医学の腎には”温める作用(腎陽)と冷やす作用(腎陰)”の2種類あり、腎虚傾向プラス”冷え”の症状が多くみられる場合は
などを摂っていただくことがおすすめです。
さらに 鹹味(塩辛い)の”お味噌や醤油“や温性の”生姜やシナモン、ニラ“など身体を温める作用のある食材も一緒に摂っていただくとより効果が期待できます。
※鹹味(塩分)は熱を逃がさない働きがあるため、摂取しすぎると“身体の水分を奪い過ぎてしまい逆に身体が熱化する”恐れもあるため摂り過ぎには注意しましょう。
また腎虚傾向プラス”冷えのぼせや火照り”などの熱症状がみられる場合は粘り気のあるものめ”山芋、納豆、なめこ、オクラ”などを摂って腎陰を補っていただくことがおすすめです。
FSHの数値が高い方に多い体質別におすすめの食べ物や飲み物をご紹介しましたが、これらだけ積極的に摂取すればいいというわけではありません。
例えば栄養豊富だからといって野菜ばかり摂取していては“甘いものなどの糖質を摂って足りないカロリーを補おう”とします。
先ほどお話ししように“甘いものの食べ過ぎは腎を攻撃し生殖機能を低下させる”大きな原因になります。
ある程度”肉類”も摂取しエネルギーを蓄えることは必要なので、栄養はバランスよく適度に摂ることがとても大切です。
FSHの数値は体質改善をしていただくことで妊娠や出産に至ることは十分に可能です。
妊娠に至るためには“心身共に健康”であることですので食事はもちろんですが睡眠、運動などの“生活習慣”もとても重要ですのでお心当たりのある方はまず“食生活”から見直してみてください。
また当院はブログだけでなく、YouTubeでも妊活に役立つ情報を発信しておりますのでぜひチャンネル登録をしてご覧ください。
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