〒574-0026 大阪府大東市住道1丁目2-25
JR住道駅徒歩3分
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00~13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | △ | ─ |
16:00~20:00 | ● | ● | ─ | ● | ● | △ | ─ |
△:土曜 8:00~13:00 / 14:00~17:00
「なるべく自然なかたちで妊娠したい」という思いは女性であれば誰もが思うことでしょう。
しかし、社会が晩婚化して女性の妊娠適齢期を過ぎて挙児を希望される場合、「なるべく自然なかたちで妊娠したい」という思いは現実的には難しいことがあります。
そのような中でも次のような思いの方もいらっしゃると思います。
・体外受精までして妊娠したいとは思わない
・体外受精には夫が反対している
・20代~30代前半なので体外受精まで考えていない
・結婚したばかりで自己タイミングで様子をみたい
上記のように理由は様々あるとは思いますが、「なるべく自然なかたちで妊娠したい」という方に向けて、どのようにすれば自然なかたちでの妊娠にたどり着けるのかを自然妊娠されたかたの症例も含めてお伝えしたいと思います。
結婚当初は、夫婦とも、子供はいずれ授かるだろうし授からなくても・・・自然に任せようという感じでした。
結婚後も独身時代からの仕事を続けることにしましたが、主人には「住まいや職場が変わったので、新しい環境に慣れるまでは子供は作らないでおきたい」と話していました。
そうしているうちに仕事が忙しくなり、残業や休日出勤が続いて、精神的・体力的に余裕がなくなっていきました。
忙しい合間にも主人と2人で旅行に行ったり、そんな生活も楽しかったのでこのままでもいいかなとも思いましたが、子供のことはなんとなく気にはなっていました。
元々、仕事の関係上しばらくは夫婦二人の生活を楽しみたかったのと、子供なんていつでもできるという考えより結婚してすぐは子作りをしていませんでした。
そしてようやく仕事も落ち着きそろそろ子供をと考えた時には、周りに比べるとなかなか授からず焦りだしました。
元々、一旦悩みだすとなかなか抜け出せず、ネットで調べては落ち込んだり、そのうちに何も手につかなくなるくらい子供のことに執着していました。
早々にホルモン検査を受けたのは、毎年の乳がん検査で子供を望む時には、早めに病院に行ったほうがいいと言われたことなどが思い出されたからです。(プロラクチンが高い可能性があるとのことでしたが実際は問題ありませんでした)
東洋医学の聖典である「黄帝内経」という書物には、女性は7の倍数のときに節目を迎え体に変化が訪れるという記述があります。
7歳 永久歯に生え代わり
14歳 初潮を迎え
21歳 女性の身体ができ上がる
28歳 女性として体が最も充実する
35歳 容姿の衰えが見え始める
42歳 白髪が目立ち始める
49歳 閉経、子を授かることが難しくなる
この記述からも分かるように、東洋医学では女性として体が最も充実する28歳の前後7歳、つまり21歳から35歳までが妊娠するには適していると考えられていました。
現代と照らし合わせてみてもおよそ妥当な年齢だと思います。
ですから自然妊娠を望むのであれば、個人差はありますが、およそ35歳までであれば自然妊娠も可能と感じています。
男性・女性ともに健康で生殖機能に問題がない2人が排卵日付近に性交渉をおこなった場合の1周期あたりの自然妊娠率を年齢別にみると次のようになります。
● 25歳 25~30%
● 30歳 25~30%
● 35歳 18%
● 40歳 5%
● 45歳 1%
1年間避妊しないで性交渉した場合の自然妊娠率を年齢別にみると次のようになります。
● 20歳~24歳 86%
● 25歳~29歳 78%
● 30歳~34歳 63%
● 35歳~39歳 52%
● 40歳~44歳 36%
● 45歳~49歳 5%
● 50歳以上 0%
(※ M.Sara Rosenthal.The Fertility Sourcebook.Third Edition より引用)
思っているより人は妊娠しにくいことが分かります。
自然妊娠するためにまずはやってほしことを次に挙げました。
1 自分の体の現状を知る
2 排卵日を特定する
3 排卵日に合わせてタイミングをとる
1 自分の体の現状を知る
意外とご自身の体の現状を知らない方が多いです。
東洋医学では今までの生活習慣など不調などお聞きして体質を見極めますので、体の状態を知りたい時には東洋医学の力を借りるのはとても重要です。
また自然妊娠を望む場合、まずは婦人科で卵管が通っていることと男性の精液を検査しておくことも重要です。
卵管が癒着して詰まっている場合は精子と卵子が出会うことがないので自然妊娠や人口授精は難しく、体外受精になるか、軽い癒着であれば卵管形成術をおこなうことで卵管が通ることもあります。
2 排卵日を特定する
排卵日を特定するのにいくつかの方法があり、それらを組み合わせて複合的に様々な角度からご自身の排卵をみてみることをオススメしています。
a 排卵検査薬
b 基礎体温
c オギノ式
d おりもの
a 排卵検査薬
排卵前に増殖するLH(黄体形成ホルモン)を検知するものです。
排卵日の1~3日前から陽性になるため事前に妊娠しやすいタイミングを知ることができます。
日本の一般的な排卵検査薬だと排卵日の前日~当日のみ陽性反応が出るためベストタイミング(排卵2日前)を逃したり、値段も1本あたり約300円と高額です。
それに比べ海外製の検査薬は1本あたり約100円でコスパがよく、感度も高く2日から5日前には陽性が出る(個人差がある)のでタイミングも逃しにくいです。
b 基礎体温
体が安静な状態にある体温のことです。
毎日測ることで月経周期や排卵日などを把握することができます。
排卵前は低温期、排卵後は高温期の2相に分かれます。
婦人用の体温計を使用します。
体温計をあらかじめ枕元に置いておき、毎朝、体を起こす前に舌下に入れて測ります。
計測後は必ずグラフやアプリに記録しましょう。
c オギノ式
自分の月経周期から14日を引いて排卵日を調べる方法です。
例えば月経周期が32日の場合、【32日-14日=18日】ですので、月経開始から18日目が排卵日になります。
d おりもの
排卵日を含む2~3日間になると量が多く透明で卵の白身のように粘り気のある特徴的なおりもの(約10㎝以上伸びる)がみられます。
このようなおりものがみられた場合は排卵が近いのでチェックするようにしましょう。
3 排卵日に合わせてタイミングをとる
排卵日が分かれば、その3日前、2日前、1日前、当日と連続でタイミングをとるといいでしょう。
1日空けたりせずに連続でタイミングをとるととても妊娠しやすいです。
「性交渉の回数が多過ぎると精液が薄くなり、かえって妊娠しづらくなるのでは?」という質問をよく受けます。
妊娠するためには精子の数というより元気で直進性のある精子ということが重要です。
ですのでなるべくフレッシュな精子を提供するためにも回数を増やす方がよいのです。
ご主人にとっては大変かもしれませんが、排卵の3日前、2日前、1日前、当日と連続でタイミングをとることが重要になります。。
タイミングもありますが、それより大事なのは排卵する前にどれだけ沢山の精子が卵管膨大部にたどり着いているかですので、なるべく連続でタイミングをとりましょう。
漢方薬でもやはり「腎」を補う補腎という発想で処方していきます。
腎には「腎陰」と「腎陽」があります。
「腎陰虚」は顔の火照り、月経周期が短く(20~25)なったり、月経周期の低温期の体温が高かったりと熱の症状が出てきます。
「腎陽虚」は足の冷え、頻尿、夜間尿などの冷えの症状が出てきます。
それぞれに合わせた漢方薬を処方します。
「腎陰虚」であれば六味丸、杞菊地黄丸など、「腎陽虚」であれば八味地黄丸、真武湯などです。
大事なことはしっかり東洋医学的に診断して「腎」がどのような状態であるかを知ることが大事ですので、東洋医学の専門家に相談しましょう。
お電話でのお問合せ・相談予約
<受付時間>
平日 9:00~13:00 / 16:00~20:00
土曜 8:00~13:00 / 14:00~17:00
※日曜、水曜午後は除く
フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。
〒574-0026
大阪府大東市住道1丁目2-25
JR住道駅徒歩3分 駐車場:無
平日 9:00~13:00 / 16:00~20:00 土曜 8:00~13:00 / 14:00~17:00
日曜、水曜午後