【男性不妊】精子の数が減少する原因になる飲み物

近年、不妊の原因は女性だけでなく男性も半数を占めているといわれています。

妊活では「夫婦で協力し、妊娠しやすい身体づくり」がとても大切です。

そこで今回は精子に悪影響を及ぼす飲み物をいくつかご紹介していきたいと思います。

男性不妊の原因の多くは糖質の摂り過ぎによるものです。

東洋医学で生殖機能は五臓の「腎」ととても深い関係にあり、糖質を摂り過ぎると腎機能を低下させてしまいます。

腎機能は年齢とともに低下していくものではありますが、不摂生が続くと年齢よりも老化が進行し男性不妊につながると考えられており

• 運動率の低下
• 精子の数の減少（造精機能障害）
• ED（勃起障害）

などの原因になります。

※そのほか男性不妊について詳しく記載したコラムがございますので、あわせてご覧ください。

男女ともに妊娠しやすい身体づくりにあたって大切なのは身体に悪影響を与えるものを控えることです。

食生活はもちろんですが、飲み物も血液となり栄養となるため影響を及ぼします。

妊活中の男性に気をつけていただきたい飲み物は

1. 野菜ジュース
2. 栄養ドリンク
3. コーヒー

の３つです。

野菜ジュースは健康にいいイメージがあり、野菜不足を補うため購入されている方も多いのではないでしょうか？

ですがコンビニなどによく売られている紙パックの野菜ジュースには多くの「糖質」が含まれており、摂り過ぎは身体に良くありません。

小さい紙パック（約200ml）1本あたり13ｇ～17ｇの糖質が含まれており、おおよそ角砂糖3～4個分といわれています。

野菜ジュースの糖質は急激に血糖値を上昇させるぶどう糖果糖液糖が含まれており、腎機能を低下させる原因になります。

このぶどう糖果糖液糖は「白砂糖よりも血糖値の上昇や肥満のリスクが高い」といわれているため、飲み物で済ませるのではなく野菜そのものを摂ることを心がけましょう。

滋養強壮のためにお仕事の際や風邪をひいたときなどに栄養ドリンクを飲まれている方多いのではないでしょうか？

栄養ドリンクには野菜ジュースよりも多くの糖質が含まれており、1本（100ml）あたり角砂糖6個分に相当するといわれています。

これが500mlのペットボトルに換算すると角砂糖約30個分にもなり、どの清涼飲料水よりも多いと考えられます。

また栄養ドリンクは白砂糖だけでなく「人工甘味料」も食品添加物として多く含まれているため、腎機能に大きな影響を及ぼすため注意が必要です。

近年よく目にするエナジードリンクも糖質だけでなく、カフェインもたくさん含まれているので摂り過ぎると大変危険です。

滋養強壮には「睡眠」が一番ですので、まずは規則正しい生活を意識するように心がけましょう。

※人工甘味料の危険性については詳しく記載したコラムがございますので、ぜひあわせてご覧ください。

糖質だけでなく過度なカフェインも精子の状態に影響を及ぼします。

カフェインは「麦茶や緑茶、紅茶」などにも含まれていますが、特に多いのがコーヒーです。

過度なカフェインは

• マグネシウム
• 鉄
• 亜鉛

などの様々な栄養の吸収を阻害すると考えられており、特に「亜鉛」は生殖機能と関係が深く、精子の形成などに影響を及ぼすといわれています。

コーヒーはデメリットばかりではありませんが、摂り過ぎると毒になってしまうことがあります。

1日1.2杯を目安にし、摂り過ぎには注意しましょう。

今回は精子の数が減少する原因になる飲み物をいつくかご紹介しましたが、これらだけでなく糖質やカフェインを多く含むものは身体によくありません。

妊活にあたって一番大切なのは「男女ともに心身が健康」であることです。

食生活や睡眠などの生活習慣を整えることも重要ですが、難しい場合はまず飲み物から意識してみましょう。

当院ではコラムだけでなく、YouTubeでも妊活に役立つ情報を発信しておりますので、ぜひご夫婦でご覧ください。