まだ遅くない！40代の妊活で意識するべき生活習慣

近年、晩婚化が進み30代後半から40代で妊活を始める方が増えています。

妊娠しやすい身体づくりをおこなうために生活習慣の見直しはどの年齢層であっても重要ですが「どこを意識するか」の優先順位は少し異なります。

そこで今回は40代の妊活でまず意識していただきたい生活習慣をご紹介してきます。

妊娠しやすい身体づくりをおこなうにあたってどの年齢であっても「生活習慣の見直し」はとても重要です。

ですが東洋医学では年齢を重ねるにつれ生殖機能などと関係が深い腎機能が低下していくと考えられています。

そのため40代の場合、どれだけ腎機能の低下の進行を遅らせることができるかがカギとなります。

生活習慣の見直しでも40代の方に意識していただきたいのは

1. 睡眠時間の見直し
2. 16時間ファスティング
3. 老化を進行させる食べ物を控える

の３つです。

東洋医学で夜の睡眠は自律神経を整え、腎機能を高める時間といわれているためそのため「何時間寝るか」よりも「何時に寝るか」が重要になってきます。

生殖機能と関係が深い腎機能は年齢とともに低下するため、40代の場合は21時が理想的です。

お仕事や家事などでなかなか難しい時間帯かだと思いますが、「ゴールデンタイム（22時～3時）は一番腎機能が養われる時間」になってきます。

できるだけ早めの就寝を心がけるようにしましょう。

また睡眠時間だけでなく「睡眠の質」も大切です。

時間はとれていても

• 夢をよく見る
• 寝つきが悪い
• 夜中に何度も目が覚める

​などの症状がある場合、十分に睡眠がとれていない可能性があります。

寝る30分前にはスマホやテレビなどの電子機器は控え、睡眠時間と起床時間を一定にするなどをして質のよい睡眠をとるようにしましょう。

16時間ファスティングとは名前のとおり「16時間空腹状態をつくる」ことです。

空腹の状態をつくることで卵子の質を上げるミトコンドリアが活性化させます。

ミトコンドリアとは身体の約95%ものエネルギーをつくる細胞で卵子の中にも多く含まれており、空腹により細胞が飢餓状態になるとエネルギー不足を感じてミトコンドリアを増やそうとします。

新しく元気な細胞を増やすことで身体のアンチエイジングが期待できるため、毎日でなくでも「週に2回」ほど3食のうち1食を抜いてみましょう。

例えば

• 起床時間がズレて昼食までそんなに時間が空かないとき
• 予定が立て込んで食べる時間がつくれないとき

など何かきっかけがあるときにすると無理なく空腹状態がつくりやすくなるため少しずつ心がけてみましょう。

※ミトコンドリアについては詳しく記載したコラムがございますので、あわせてご覧ください。

老化の進行を遅らせるために身体のアンチエイジングをおこなうだけでなく、老化を進行させる食べ物を控えることも大切です。

東洋医学で「甘味」は消化機能を高める効果がありますが、摂り過ぎると密接な関係がある腎機能を攻撃し、身体の老化が進行すると考えられています。

東洋医学の古典に記載されている甘味はあくまでも約2000年前に存在していたものであり、現代のスイーツやジュースなどではありません。

そのため身体への負担も大きく、これにより腎機能が低下している方がとても増えています。

甘いものが欲しくなったときは

• コンビニではなく、専門店で購入する
• 果物やさつまいもなど自然な甘味を摂る

など「質」を重視するように心がけましょう。

※妊活中の糖質制限やおすすめのおやつについては詳しく記載したコラムがございますので、ぜひあわせてご覧ください。

今回は40代の妊活で意識してほしい生活習慣をご紹介しましたが、生活習慣の見直しはどの年齢であっても大切です。

妊娠に至るために一番重要なのは「心身ともに健康」であることですのでお心あたりのある方は今一度見直してみてください。

当院では鍼灸施術だけでなく、生活習慣のアドバイスなどもおこなっておりますのでぜひ一度ご相談ください。