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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方は特に要注意!不妊の原因になる調味料

不妊の原因は様々ですが、原因の一つとして考えられているのが 「多嚢胞性卵巣症候群(PCOSです。

妊活中は様々な栄養素が必要とされているため、身体に良いものを積極的に摂取している方は多くいらっしゃると思いますが、大切なのは身体に良くないものを控えることです。

そこで今回は多嚢胞性卵巣症候群の方は特に注意していただきたい調味料をご紹介したいと思います。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方は糖質の摂り過ぎに要注意!

多嚢胞性卵巣症候群の方に多くみられるのが「インスリン抵抗性」です。

インスリン抵抗性とは血糖値を下げるホルモンインスリンの作用が効きにくくなっていることです。

インスリンの感受性が低下する主な原因は糖質の摂り過ぎによるものです。

糖質を摂取し過ぎると急激に上がった血糖値を下げようと大量のインスリンが分泌され、血糖値を急激に下げてしまいます。

血糖値の上がり下がりが激しいジェットコースターのような状態が続くとインスリンの感受性が低下し、作用が効きにくくなってしまいます。

このインスリン抵抗性が「排卵障害」などの原因と考えられているため、多嚢胞性卵巣症候群の方は糖質を摂り過ぎると不妊の原因になることがあるので控える必要があります。

※多嚢胞性卵巣症候群について東洋医学的に解説したコラムもございますので、ぜひあわせてご覧ください。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方に気をつけてほしい調味料3

現代では様々な種類が気軽に手に入り、日頃の料理に欠かせない調味料ですが、注意していただかないと妊娠しにくい体質の原因になっているかもしれません。

特に多嚢胞性卵巣症候群の方に気をつけていただきたいのは

  1. 醤油
  2. ポン酢
  3. ドレッシング

の3つです。

この3つに共通するものは多嚢胞性卵巣症候群になる一番の原因である糖質の高さです。

砂糖に加え、主な原料に小麦が使われている「醤油」

醤油は種類などにもよりますが主な原料として「小麦」が使われており、砂糖が含まれているものもあるため糖質が高くなっています。

大さじ1杯(18g)あたり糖質は約1.82gほどですが、100g単位で考えると角砂糖約23個分になります。

特に「濃口醤油」は糖質が高いため醤油を使う際は糖質の低い「薄口醤油」を選ぶようにしましょう。

※詳しくは以下の表をご参考ください。

【醤油の種類別の糖質とカロリー(100gあたり)】

濃口醤油

糖質10.1g/71kcal

薄口醤油 糖質5.8g/60kcal
白醤油

糖質19.2g/87kcal

たまり醤油 糖質15.9g/111kcal
再仕込み醤油 糖質15.9g/102kcal

また醤油には「カラメル色素」といわれる着色料が使用されていることがあります。

名前の通り砂糖を煮詰めたときにできるカラメルを原料にした色素のことでかなり糖質が高くなっています。

醤油を購入する際はラベルの原材料をよく確認し、できるだけカラメル色素を含まないものを購入するようにしましょう。

砂糖よりも肥満の原因になりやすい「ポン酢」

ポン酢はドレッシングやごまだれなどと比べ油が含まれていないためカロリーや糖質が低いイメージがありますが、実は糖質が高く砂糖よりも肥満の原因になる可能性があります。

市販でよく販売されているポン酢には「果糖ブドウ糖液糖」とよばれるでんぷんを原料としてつくられる人工甘味料です。

果糖ブドウ糖液糖は砂糖より甘みは少ないですが砂糖などと比べ急激に血糖値を上昇させ、中性脂肪の合成するため多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因になります。

ポン酢の糖質は大さじ1杯あたり約1.75gの糖質が含まれており、100g単位で考えると醤油と同様に角砂糖2.3個分に相当し、醤油に比べポン酢は一度に多く摂取してしまいがちのため注意が必要です。

※人口甘味料の危険性については詳しく記載したコラムがございますので、ぜひあわせてご覧ください。

糖質だけでなく、トランス脂肪酸も含まれている「ドレッシング」

市販で売られているドレッシングには砂糖やポン酢と同様に「果糖ブドウ糖液糖」が多く含まれているだけでなく、マーガリンや菓子パンなど多くの食品に使われている トランス脂肪酸(ショートニングなど)が含まれています。

トランス脂肪酸は排卵障害や受精、胚発生に影響を及ぼすことがわかっており、アメリカでは国をあげて規制されているほどです。

また免疫機能に影響も与えることが考えられており、不妊だけでなく「アレルギーやアトピー体質」にもなる恐れがあります。

日本では規制がされていないため多くの食品に含まれており、過剰に摂取している傾向があるため、サラダなどを食べる際はできるだけオリーブオイルや亜麻仁油、えごま油など身体に良い油を使用するようにしましょう。

※トランス脂肪酸については詳しく記載したコラムがございますので、以下からご覧ください。

体質改善が妊娠への近道

今回は多嚢胞性卵巣症候群の方に特に注意していただきたい調味料を3つご紹介しましたが、妊娠に至るために大切なのは「心身共に健康」であることです。

多嚢胞性卵巣症候群を改善するには体質改善をすることが一番の近道です。

人工甘味料やトランス脂肪酸は調味料だけでなく、様々な食品に含まれているため、日頃からラベルの「原材料」を確認するように心がけましょう。

関連動画

【PCOS】多嚢胞性卵巣症候群の原因を知って対策しよう

【多嚢胞性卵巣症候群】この調味料は妊娠しにくくなるのでやめよう

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