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不妊にもつながる原因に⁉雨の日の頭痛は要注意!
雨が降ると体調が優れず、頭痛などの症状があらわれるなどの経験はございませんか?
このような天候による体調不良を一般的には「気象病」とよばれ気圧の変化によるものだといわれていますが、本当にそうでしょうか?
東洋医学では気圧の変化によるものではなく気圧の変化に対応できない体質になっていることが原因だと考えられています。
それらの症状は妊娠しにくい体質になっているサインかもしれないため、妊活中の方は対処が必要です。
そこで今回は東洋医学の視点で考える「雨の日の頭痛」の主な原因と対策方法についてご紹介したいと思います。
水滞とは全身の水分代謝が悪くなり、余分な水分が体内に溜まってしまう状態をいいます。
水滞になると身体が冷え、全身の血流が悪くなるため子宮内の血流も悪くなり子宮内膜が薄くなったり、着床障害や流産の原因になることがあります。
水滞は雨の日の頭痛以外にも
などの症状がみられることがあり、さらに消化機能(胃腸など)に湿が溜まってしまった場合は「胃もたれや食欲不振、下痢、吐き気」などの症状があらわれることがあります。
水滞を改善するためには「発汗」はとても重要です。
東洋医学で汗は身体の水分の一部とも考えられており、余分な水分が溜まりやすい水滞傾向にある方は発汗することで余分な水分を出す必要があります。
また筋肉は「身体の血液や水分を循環させるポンプ」のような役割があるため、筋肉量が少ないと(特に下半身)血液や水分の循環が滞り、水滞の原因になります。
そのため運動が苦手な方や忙しく時間がない方でも「帰宅時は一駅前で降りて歩く」など工夫して身体を動かす時間をつくるようにしましょう。
運動だけでなく、入浴時は湯船に浸かることでも発汗ができますので、39度前後のぬるま湯で10分程度は浸かるようにしましょう。
※妊活中におすすめの運動法については詳しく記載したコラムがございますので、ぜひあわせてご覧ください。
東洋医学で夜は「腎機能を補う時間」と考えられており、夜更かしなど不規則な生活が続くと腎機能が低下し、水滞の原因につながります。
また東洋医学では「時間と身体の関係性をあらわした子午流注(しごるちゅう)」という概念が存在します。
これは体内の気血が1日12分割した時刻でそれぞれに対応した五臓六腑を順番に巡り、全身のすみずみに気血が行き渡るという考え方です。
ゴールデンタイムといわれる「午後10~午前2.3時頃」は腎機能だけでなく自律神経や消化機能、新陳代謝など健康を維持するにあたって重要な役割をする臓腑が深く関係しています。
そのため夜は午後10時の就寝を目標に、質のよい睡眠を心がけるようにしましょう。
寝る直前までのスマホやテレビなどの電子機器は自律神経を乱し、睡眠の質を下げてしまうため就寝30分前には控えるようにしましょう。
暴飲暴食や冷たいものは胃腸の機能を低下させ、脾や胃に水分が滞りやすくなってしまいます。
身体を動かした際に胃がチャポチャポと音がする場合は胃腸に水分が溜まっている可能性があるため注意が必要です。
胃腸の機能が低下すると自律神経が乱れる原因になり、ほかの臓器の機能も低下する恐れがあるため特に「湿気の多い梅雨の時期」などは暴飲暴食や冷たいものはできるだけ控えましょう。
また甘いものは摂り過ぎると腎機能を低下させることがあります。
甘いものの摂り過ぎは水滞だけでなく、腎は“生殖機能”と関係が深いため生殖機能も低下させる原因になることがあります。
妊娠だけでなく健康にも大きな影響を及ぼすため、できるだけ控えましょう。
※妊活中の糖質制限についてご紹介しているコラムがございますので、ぜひご参考ください。
妊活されている方の正しい水分補給とは
【妊活】雨が降る前の頭痛が妊活に影響⁉
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