大阪府
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妊活中は様々な栄養素が必要とされているため、日頃からバランスの摂れた食生活を心がけている方は多くいらっしゃるかと思います。
実際当院にいらしている患者様の多くも妊娠力が上がる栄養素を積極的に摂取されています。
その中でもぜひ積極的に摂取していただきたいのは“りんご”です。
りんごは昔から“1日1個のりんごは医者いらず”と言われているほど栄養価が高い果物として有名です。
妊活中の女性にとっても嬉しい栄養素も多いため大変おすすめです。
そこで今回はりんごの妊活中に嬉しい栄養素とより妊娠力を高める効果的な摂り方についてご紹介していきたいと思います。
ポリフェノールは主に“抗酸化作用”があり卵子の老化の原因になる活性酵素(酸化ストレス)を除去する働きがあります。
特にりんごに含まれている “プロシアニジン”はポリフェノールの中でも強い抗酸化作用で全体の約60%も含まれています。
活性酵素は身体にとって必要なものではありますが“ストレスや偏った食生活、過度な運動”などにより過剰に増えてしまうと身体の老化が進行する原因になります。
ポリフェノールを積極的に摂取していただくことで“卵子の老化を防ぐ”だけでなく、脂質の酸化も防ぐ働きもあるため全身の血管が拡張し“血流改善”にもつながります。
そのほかポリフェノールには”花粉症やアトピー性皮膚炎“などのアレルギー症状を緩和する効果も期待できるといわれています。
ただしりんごの場合ポリフェノールは実ではなく“皮”に多く含まれているのでりんごを摂取する際はできるだけ剥かずに食べるようにしましょう。
腸内環境を整えセロトニンの分泌を促す「ペクチン」
ペクチンとは“食物繊維”の一種で腸内の善玉菌である“乳酸菌を増やす”働きがあります。
最近の妊活では“子宮内フローラル”が注目されており、乳酸菌を増やすことで子宮内の環境を整える効果が期待できます。
また強い粘性をもっており、腸内の有害物質を吸着させて体外に一緒に排出する働きもあるため“便秘や下痢の解消”にもなります。
妊活で腸内環境を整えることはとても重要なことです。
抗酸化作用があるため卵子の質を上げる効果が期待できる“メラトニン”の分泌を促す“セロトニン”は腸内で“約90%”つくられているといわれています。
腸内環境が悪いとセロトニンが十分につくられなくなったり、せっかく摂取した栄養素も吸収しにくくなるため“卵子の質が下がる”原因になってしまいます。
腸内環境を整えるためにはりんごだけでなく“発酵食品”なども効果的ですので積極的に摂取しましょう。
はじめにもお話ししたように妊活中は様々な栄養素が必要とされているため、りんごだけで妊娠しやすい体質をつくるには少々時間がかかってしまいます。
妊娠に至るためには”心身ともに健康“であることがとても大切ですので良いものを取り入れるだけでなく、身体に悪いものを控える必要もあります。
妊娠しやすい身体づくりをおこなうためには食べ物だけでなく、睡眠や運動などの”生活習慣”も大きく影響を及ぼすためお心あたりのある方は今一度見直してみてください。
そのためりんごはあくまでも”卵子の質を上げる1つの方法“としてぜひ取り入れてみてください。
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