大阪府
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移植後はhCGが分泌されしっかり子宮内膜に着床するまでのとても重要な時期になります。
そのため自宅での過ごし方など注意し、身体をゆっくり休めていただくことがとても大切です。
そこで今回は胚盤胞移植後に注意していただきたい過ごし方についてご紹介していきたいと思います。
卵子に栄養を与えるためにしっかり食事を摂られている方もいらっしゃるかと思いますが、胚盤胞移植後は食べ過ぎないように注意が必要です。
胃に納まった飲食物は“脾臓の働きにより血液と使って消化のお手伝い”をします。
食べ過ぎると多くの血液が飲食物の消化や吸収に使われてしまうため、子宮や卵巣に十分に血液が行き届かなくなる場合があります。
そのため移植後は“腹八分目を意識し消化に良いものをよく噛んで食べる”ように心がけましょう。
また
は消化しにくいものも消化吸収にたくさんの血液を使い、小麦や油ものは食べ過ぎると全身の血流が悪くなる原因にもつながるため控えましょう。
スマホやテレビなどの情報を取り入れると脳を動かすため頭でたくさんのエネルギーを使います。
すると本来は全身をまんべんなく循環している血液が頭に集まるため、他臓器の血液が不足することがあります。
移植後は着床するために身体のエネルギーを子宮に集めないといけませんが、目や脳を使い過ぎると子宮に届ける血液や栄養が不足してしまいます。
また寝る直前まで脳を活動させると”自律神経の乱れ”につながり、睡眠の質にも影響を及ぼします。
東洋医学で睡眠は生殖機能と関係が深い腎機能を補ったり、自律神経を整える時間と考えられているため”21時以降”は電子機器の使用を控えるように心がけましょう。
腎機能が低下し続けると最悪の場合”流産“などの原因にもつながるため、移植後だけに限らず日頃から電子機器の使用頻度は注意しましょう。
当院にいらっしゃっている患者様にも多いのは下腹部を温めようとカイロを貼ることです。
確かに移植後は子宮内の血流が悪くならないように冷え対策をするのはとても大切ですが、カイロを貼るのは控えてください。
人間の身体は“ホメオスタシス(生体恒常性)”といわれる“体外環境が変化しても体内の環境を一定に保とうとするしくみ”があります。
例えば“暑い時は汗をかき体温を下げ、寒い時は身体を震わせ体温を上げる”などの働きをします。
移植後にカイロを下腹部に貼り、外的に温めると身体は体温を下げようと冷やすため推奨できません。
これは移植後に限らずカイロの使用は逆に身体を冷やしてしまう場合があるので使い過ぎには十分に注意しましょう。
移植後などに下腹部を温めたい場合は“腹巻”などで代用するようにしましょう。
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