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胚盤胞移植後(体外受精・顕微授精)に注意すべき過ごし方とは

一般的な体外受精や顕微授精で移植の際に戻す卵は主に採卵から3日間培養した“初期胚”と5日間培養した“胚盤胞”の2種類です。

初期胚の場合はおおよそ“移植の3~4日後の間”に着床し、胚盤胞は“移植した当日の夜から次の日”に着床すると考えられています。

子宮内膜に着床した受精卵から“hCG (ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)”がたくさん分泌されることで妊娠が継続されます。

移植後はhCGが分泌されしっかり子宮内膜に着床するまでのとても重要な時期になります。

そのため自宅での過ごし方など注意し、身体をゆっくり休めていただくことがとても大切です。

そこで今回は胚盤胞移植後に注意していただきたい過ごし方についてご紹介していきたいと思います。

胚盤胞移植後の注意点

移植後は日頃より意識して過ごされている方が多いと思いますが良かれと思っていることが逆に着床率を下げてしまっているかもしれません。

”お腹の圧迫を避ける“”過度な運動は控える“ことは耳にしたことがあるかと思いますが、そのほかにも移植後は気をつけていただきたいことがいくつかございます。

その中でも特に意識していただきたいのは
 

  • 腹八分目を意識し食べ過ぎないようにする
  • 21時以降はスマホなどの電子機器を控える
  • 下腹部にカイロを貼らない


の3つです。


それぞれ詳しくご紹介していきます。

腹八分目を意識し食べ過ぎないようにする

卵子に栄養を与えるためにしっかり食事を摂られている方もいらっしゃるかと思いますが、胚盤胞移植後は食べ過ぎないように注意が必要です。

胃に納まった飲食物は“脾臓の働きにより血液と使って消化のお手伝い”をします。

食べ過ぎると多くの血液が消化に使われてしまうため、子宮や卵巣に十分に血液が行き届かなくなる場合があります。

そのため移植後は“腹八分目を意識し消化に良いものをよく噛んで食べる”ように心がけましょう。

また“小麦やバターなどの油類、食物繊維が多く含まれているもの(きのこ、ごぼう、さつまいもなど)”は消化しにくいものも消化吸収にたくさんの血液を使い、小麦や油ものは食べ過ぎると“全身の血流が悪くなる”原因にもつながるため控えましょう。

21時以降はスマホなどの電子機器を控える

スマホやテレビなどの情報を取り入れると脳を動かすため頭でたくさんの血液を使います。

また東洋医学では“目”“血液”にはとても深い関係があり、目を使い過ぎると”血液が消耗する“という考えがあります。


移植後は卵子に栄養や酸素を送り届けるためたくさんの血液が必要なため、移植後に目の使い過ぎには注意が必要です。

特に”21時以降“は電子機器の使用を控えるように心がけましょう。

東洋医学で睡眠は生殖機能と関係が深い”腎機能などを補う時間“といわれています。

就寝するギリギリまで電子機器を使用していると交感神経が優位になり、脳が活性化されるため”睡眠の質や腎機能の低下“につながる恐れがあります。

移植後は血液だけでなく、生命をつくるためにたくさんの腎機能を消耗します。

腎機能が低下し続けると”流産“などの原因にもつながるため、移植後だけに限らず日頃から電子機器の使用頻度は注意しましょう。

下腹部にカイロを貼らない

当院にいらっしゃっている患者様にも多いのは“下腹部を温めようとカイロを貼る”ことです。

確かに移植後は子宮内の血流が悪くならないように“冷え対策”などをするのはとても大切ですがカイロを貼るのは控えてください。

人間の身体は“ホメオスタシス(生体恒常性)”といわれる“体外環境が変化しても体内の環境を一定に保とうとするしくみ”があります。

例えば“暑い時は汗をかき体温を下げ、寒い時は身体を震わせ体温を上げる”などの働きをします。

移植後にカイロを下腹部に貼り、外的に温めると“身体は体温を下げようと冷やす”ため推奨できません。

これは移植後に限らずカイロの使用は逆に身体を冷やしてしまう場合があるので使い過ぎには十分に注意しましょう。

移植後などに下腹部を温めたい場合は“腹巻”などで代用するようにしましょう。

まとめ

今回は胚盤胞移植後の過ごし方についてお話ししましたが、妊娠に至るために一番大切なのは”心身ともに健康“であることです。

そのため移植後だけでなく日頃から養生していただくことが妊娠への近道です。

ご紹介した3つの注意点は移植前後に限らず日常的に心がけていただくことで妊娠しやすい体質に改善できる効果が期待できます。

また東洋医学では”睡眠の質や血流、腎機能“など健康を維持する上でとても重要視されていますので、お心あたりのある方はまず食生活や睡眠、運動などの”生活習慣“から見直してみてください。


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