大阪府
〒574-0026 大阪府大東市住道1丁目2-25
JR住道駅徒歩3分
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「PCOSと診断されました。鍼灸で改善できますか?」
当院に来られる妊活中の患者さんの中で、PCOSを抱えている方は決して少なくありません。
婦人科クリニックで「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と告げられ、排卵誘発剤の使用を勧められながらも、「できれば自分の体を整えて自然に排卵できるようにしたい」という思いで鍼灸の扉を叩く方が多くいらっしゃいます。
結論からお伝えすると、PCOSは鍼灸漢方が最も得意とする体質のひとつです。
西洋医学的な排卵誘発剤とも相性よく併用でき、体外受精・人工授精との組み合わせでも高い効果が期待できます。
このコラムでは、大阪で20年以上PCOSの患者さんをサポートしてきた不妊専門の漢方鍼灸師が、PCOSの基礎知識・鍼灸が効く理由・東洋医学的な体質分類・漢方との組み合わせ・実際の改善事例まで、体系的にお伝えします。
【このコラムでわかること】 ①PCOSとはどんな状態か ②なぜ鍼灸がPCOSに効くのか ③東洋医学的なPCOSの体質分類 ④漢方との相乗効果 ⑤西洋医学的治療との組み合わせ方 ⑥実際の改善事例
まず、PCOSについて正しく理解しておきましょう。
PCOSは、卵巣内に小さな卵胞が多数たまり、排卵が起きにくくなる状態です。
日本女性の約5〜8%に見られ、不妊の原因として最も多いもののひとつです。
● 月経不順・稀発月経(周期が35日以上)または無月経
● 排卵が起きにくい、または不規則
● 超音波検査で卵巣に多数の小卵胞(ネックレスサイン)
● 男性ホルモン(アンドロゲン)の過剰分泌
● インスリン抵抗性・血糖値の乱れ(肥満型PCOSに多い)
● にきび・多毛・肥満などの症状を伴うことがある(伴わない場合も多い)
| 診断項目 | 内容 |
| 月経異常 | 稀発月経・無月経・不規則月経 |
| 超音波所見 | 卵巣に12個以上の小卵胞(2〜9mm)が存在 |
| 内分泌異常 | LH高値・FSH正常〜低値・男性ホルモン高値 |
| 除外診断 | 先天性副腎過形成・クッシング症候群などを除外 |
PCOSの原因はまだ完全に解明されていませんが、インスリン抵抗性・視床下部-下垂体系の機能異常・遺伝的要因・環境要因が複合的に関与していると考えられています。
西洋医学的な治療は、排卵誘発剤(クロミッド・ゴナドトロピン製剤)・メトホルミン(インスリン抵抗性改善薬)・腹腔鏡手術(卵巣穿孔術)などが中心です。
しかし「薬に頼らず体質から改善したい」「薬の効果が出にくい」「副作用が気になる」という方に、鍼灸漢方は有力な選択肢となります。
卵巣への血流を改善し、卵胞発育を促す
東洋医学ではPCOSを「腎虚(じんきょ)・痰湿(たんしつ)・気滞血瘀(きたいけつお)」などの体質の複合として捉えます。
同じPCOSでも体質タイプによって施術アプローチが異なります。
| 体質タイプ | 主な症状・特徴 / 鍼灸漢方のアプローチ |
| 痰湿型(たんしつがた) | 肥満・むくみ・白いおりもの・倦怠感・舌苔が厚い →化痰除湿の鍼灸+二陳湯・温胆湯などの漢方 |
| 腎虚型(じんきょがた) | 生理不順・無月経・疲労感・腰のだるさ・AMH低値 →補腎の鍼灸+六味地黄丸・腎気丸などの漢方 |
| 気滞血瘀型(きたいけつおがた) | 生理痛・血塊・イライラ・ストレス過多・冷えのぼせ →理気活血の鍼灸+桂枝茯苓丸・加味逍遥散などの漢方 |
多くのPCOS患者さんは、これらの体質が複合しています。
例えば「痰湿+腎虚」「気滞+痰湿」のように重なっているケースが多く、丁寧な問診・脈診・舌診で体質を見極めた上で、個別にアプローチを組み合わせていきます。
日本のPCOS患者さんに多いのが「痰湿型」です。
東洋医学では痰湿とは「体内に余分な水分・脂質が蓄積した状態」であり、西洋医学的なインスリン抵抗性・脂質異常・卵巣嚢腫の形成と深く対応しています。
● 脾(消化器)の機能を高め、痰湿を取り除くツボへの施術
● 豊隆・陰陵泉・脾兪・胃兪などを中心とした施術
● 化痰除湿・理脾の漢方薬との組み合わせ
● 食事指導:甘いもの・冷たいもの・生もの・脂っこいものの制限
比較的痩せ型で、生理が来ない・AMHが低い・疲労感が強いというPCOS患者さんに多いのが「腎虚型」です。
先天的な腎精の不足や、過度な疲労・夜更かしによる腎の消耗が背景にあります。
● 腎を補うツボ(腎兪・太渓・三陰交・関元)への施術
● 補腎益精の漢方薬(六味地黄丸・八味地黄丸など)との組み合わせ
鍼灸単独でも十分な効果がありますが、PCOSの体質改善には漢方との組み合わせが特に力を発揮します。
鍼灸が「即時的な血流改善・自律神経調整」を担い、漢方が「長期的な体質の底上げ・ホルモン環境の安定化」を担います。
【PCOSによく用いる漢方薬と使い分け】
| 漢方薬 | 適した体質・症状 |
| 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) | 冷え・血虚・むくみ・生理不順のある痩せ型PCOS |
| 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) | 瘀血・生理痛・血塊・のぼせ冷えの混在タイプ |
| 加味逍遥散(かみしょうようさん) | 気滞・ストレス・イライラ・不眠を伴うPCOS |
| 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん) | 肥満・便秘・代謝低下の著しい痰湿型PCOS |
| 六味地黄丸(ろくみじおうがん) | 腎陰虚・のぼせ・口渇・AMH低値の腎虚型PCOS |
漢方薬の選択は体質診断の結果によって異なります。
市販の漢方を自己判断で使用するよりも、専門家による処方を受けることで、より的確な体質改善が可能です。
PCOSで不妊治療クリニックに通っている方が鍼灸漢方を併用することは、西洋医学的な治療の効果を高める意味でも非常に有益です。
| 治療ステージ | 鍼灸漢方の役割・タイミング |
| 排卵誘発剤使用中 | 卵巣血流改善・卵胞発育サポート・副作用(OHSS)リスク軽減 |
| タイミング法・人工授精 | 排卵前後の施術で卵子の質・子宮環境を整える |
| 体外受精・採卵前 | 卵巣への血流UP・卵胞数の最大化・採卵ストレスの緩和 |
| 胚移植前後 | 子宮内膜の血流改善・着床環境の整備・移植前後の鍼灸 |
| 自然排卵を目指す場合 | 週1〜2回の継続施術で排卵周期の回復を目指す |
特にPCOSの方が体外受精を行う場合、OHSSリスクが高くなることがあります。
鍼灸は卵巣過剰刺激を和らげる作用も期待でき、採卵周期中の施術は多くの専門院で推奨されています。
当院でサポートしてきたPCOS患者さんの実例(プライバシー保護のため一部変更)をご紹介します。
これらの事例はすべての方に同じ結果が約束されるものではありません。
ただし、共通しているのは「体質に合ったアプローチを継続した」ことです。
PCOSに対する鍼灸漢方のアプローチについて、要点を整理します。
| ポイント | 内容 |
| ① PCOSは東洋医学が得意 | 痰湿・腎虚・気滞血瘀の複合体質として根本改善できる |
| ② 鍼灸が効く4つの理由 | 血流改善・ホルモン正常化・インスリン改善・ストレス解消 |
| ③ 体質に合った漢方を組み合わせる | 痰湿型・腎虚型・気滞型で処方が異なる。自己判断は避ける |
| ④ クリニック治療との相性が良い | 排卵誘発・体外受精と併用することで相乗効果が期待できる |
| ⑤ 継続が大切 | PCOSの体質改善には最低3ヶ月、できれば6ヶ月の継続が必要 |
「PCOSだから妊娠しにくい」ではなく「PCOSという体質を丁寧に整えれば妊娠できる体に近づける」という視点で、今日から一歩を踏み出してください。
「PCOSを体質から改善したい」「排卵誘発剤と並行して鍼灸を試したい」そんな方のために、当院では初診前の無料相談を承っています。
大阪で20年・延べ1,000名以上の妊活をサポートしてきた漢方鍼灸師が、あなたのPCOSの体質タイプ・治療ステージに合ったアドバイスを丁寧にお伝えします。
【こんな方はぜひご相談ください】
● PCOSと診断され、体質から根本的に改善したい方
● 排卵誘発剤を使っているが効果が不安定・副作用が気になる方
● 大阪の不妊治療クリニックと並行して鍼灸漢方を取り入れたい方
● 体外受精でOHSSリスクがあり、体を整えながら採卵に臨みたい方
● PCOS・生理不順・無排卵を漢方と鍼灸で改善したい方
不妊専門 漢方鍼灸師
三ツ川レディース漢方鍼灸院
院長 三ツ川 友一郎
国家資格 鍼灸師、登録販売士、
妊活サポート実績多数
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