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妊娠陽性後、多くの妊婦さんが経験する最初の壁は「悪阻(つわり)」です。

早い方は妊娠5週目から始まるといわれています。

悪阻があるほうが妊娠継続率が高いと言われいたりしますが、悪阻は無いに越したことはありません。

ではそこそこなぜ悪阻が出るのでしょうか?

今回は東洋医学的に悪阻が出る原因をご紹介していきたいと思います。

東洋医学による悪阻(つわり)とは?

日本最古の医書「医心方」には妊娠月数別胎児の形成について記載されており、悪阻とはいわゆる妊娠初期(妊娠1か月~4か月)に現れる

  • 吐き気や嘔吐
  • 食欲不振
  • 食の好みが変わる
  • 全身の倦怠感
  • 便秘や下痢

など主に消化器系のトラブルが起きる状態をいいます。

現れる症状や度合いには個人差があり、素因的な体質なども関係することがあります。

まれに頻繁や嘔吐などにより、食事や水分を摂ることができず

  • 大幅な体重の減少
  • 脱水
  • 飢餓状態

などに陥るケースがあるといわれています。

悪阻が出る主な原因

悪阻は大半の妊婦さんが経験し、悪阻がある方が妊娠継続率が高いと海外の文献などではいわれています。

ですが東洋医学で悪阻が出ることは当たり前ではないと考えられており、症状がないに越したことはありません。

まず、東洋医学で妊娠初期は五臓六腑の肝・胆の機能が活性化することで赤ちゃんを形成し始めると考えられています。

東洋医学で肝は

  • 自律神経(ホルモンバランス)の調節
  • 血行促進

などの働きがあるとされており、深い関係にあたる胆も活性化することで肝が正常に機能するようサポートをしています。

つまり妊娠初期は肝胆の機能が活性化されている状態が正常ということです。

肝胆の機能が活性化した状態に加え、

  1. 痰飲
  2. 交感神経の過剰な昂り

などの不調が重なると悪阻が出る原因になります。

痰飲

悪阻の原因で一番多いと感が得られているのは「痰飲」によるものです。

痰飲とは全身の水分代謝が悪くなり、余分な水分が消化機能の脾胃に停滞している状態をいいます。

痰飲になる主な原因は

  • 暴飲暴食(特に甘いものや脂っこいものなど)
  • 水分の摂り過ぎ
  • 運動不足

によって引き起こされるものであり、妊娠初期になると肝胆の働きにより脾胃に溜まっていた痰飲が押し上げられるため余分な水分を排出しようと「吐き気や嘔吐」などの症状が現れると考えられています。

妊娠初期に悪阻が出始めると

  • 小麦類
  • 味の濃いもの(ジャンクフードなど)

などが異様に食べたくなる傾向がある場合は痰飲によるものの可能性があります。

妊娠に至るまでにどれだけ痰飲をため込んでいたかによって吐き気や嘔吐の度合いが変わってくるといわれており、この状態を一般的には「吐きづわり」といいます。

交感神経の過剰が昂り

素因的な体質も関係する場合もあるのが「交感神経の過剰な昂り」による悪阻です。

自律神経は五臓の「」が正常に機能することでバランスが保たれています。

先ほどもご紹介したように妊娠初期は生命をつくるために肝胆の機能が活性化されている状態が正常です。

ですが

  • ストレス
  • 目や脳の使い過ぎ(電子機器や考え事など)

などにより交感神経が昂っていると過剰に肝胆が働いてしまい、消化吸収するはずの飲食物が押し上げられ悪阻が出ると考えられています。

また交感神経の昂りすぎによる悪阻は素因的な体質が関係することもあります。

例えば

  • 神経質
  • 考え事をしやすい
  • 目の不調が多い(視力の低下やドライアイなど)

などの症状がある場合は他の方よりも自律神経が乱れやすいため悪阻が出やすいといわれています。

妊娠前だけでなく、妊娠初期のストレスや考え事は悪阻がきつくなる恐れがあるため注意が必要です。

妊娠に至るまでの身体づくりが大切

今回は悪阻の原因についてご紹介しましたが、決して悪阻があることがいけないというわけではありません。

悪阻があるということは「胎児を育てる力が高まっている証拠」でもあります。

ですが吐きづわりなどは栄養を摂り込めなくなるため胎児に十分な栄養を送り届けられなくなる原因にもつながり、母体にも負担がかかってしまいます。

悪阻の度合いは妊娠に至るまでの身体づくりがとても重要になってきます。

妊娠中も「心身ともに健康」である状態が安産にもつながりますので、まずは規則正しい生活を心がけるようにしましょう。

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