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午前中から30度近くまで気温があがり、猛暑の日々が続いています。

ついつい冷たい飲み物や食べ物などを口にしたり、暑さのあまり外出を控えたりしがちですがこれらの暑さ対策は反って逆効果になってしまうことがあります。

そこで今回は正しい夏の過ごし方についてご紹介していきたいと思います。

暑さに負けない身体をつくることが大切!

年々最高気温があがり、今年は最高40度近くまで上がるといわれています。

熱中症になる方も増え、様々な暑さ対策をされている方がほとんどだと思います。

ですが、今おこなっている暑さ対策はむしろ逆効果になっているかもしれません。

東洋医学における妊娠しやすい体質は「季節の変化に応じることができる状態」を指します。

近年異常気象ではありますが、妊娠しやすい身体づくりをするためには暑さに負けない身体をつくることが一番大切です。

正しい妊活中の夏の過ごし方3選

暑さに負けない身体づくりの方法は様々ですが、私が特におすすめしたいのは

  1. 冷たい飲み物や食べ物は控える
  2. 冷房や扇風機の風にあたり過ぎない
  3. あえて外出して発汗する

の3つです。

それぞれ詳しく解説していきたいと思います。

冷たい飲み物や食べ物は控える

夏場でも冷たい飲み物や食べ物の摂り過ぎには注意しましょう。

  • 氷入りでキンキンに冷えた飲み物
  • アイスやかき氷

など夏の定番ではありますが、内臓を急激に冷やす原因につながります。

内臓が冷えると身体は一定の体温に戻そうと熱を産生します。

熱が産生されると体温が上がるため、暑さ対策どころかより暑さを感じやすくなってしまいます。

夏場でもできるだけ「常温や温かいもの」をとるように心がけましょう。

熱を冷ます作用のある飲み物や食材に切り替えると◎

物理的に冷たいものをとるのではなく「熱を冷ます作用のあるもの」を適度にとるようにしましょう。

  • 夏野菜(トマトやきゅうりなど)
  • 南国フルーツ(マンゴーやバナナ、キウイなど)

などの食材や飲み物の場合は「麦茶や緑茶」などは熱冷ましの効果があるため、おすすめです。

冷房や扇風機の風にあたり過ぎない

猛暑には欠かせなくなっている冷房や扇風機ですが、これらの冷風にあたり過ぎるのは良くありません。

熱中症対策として一日中つけている方もいらっしゃると思いますが、逆効果になることがあります。

冷房や扇風機の冷風にあたり続けると身体は熱を逃がさないように発汗する毛穴(汗腺)が閉じるようになっています。

その状態で冷たい飲み物や食べ物を摂り続けると体内では温めようと熱が発生しているのに、汗腺が閉じているため発汗できなくなることがあります。

汗により発散できなくなった体内の熱が限界を迎えるとか身体は危機を回避するために、強制的に熱を追い出そうとすると「熱中症」となります。

特にお風呂上がりは要注意!

特にお風呂上がりは身体が温まり、汗腺は開いている状態になっています。

その状態からすぐに冷房や扇風機の冷風に直接あたり続けると汗腺が急激に閉じてしまうため、熱中症のリスクも上がり危険です。

そのためお風呂上がりはお部屋を冷やしすぎたり、扇風機の風に直接あたることは避けるようにしましょう。

あえて外出して発汗する

記録的な猛暑が続いているため「外出は控えるように」という声掛けもありますが、外出を控え汗をかかなさすぎるのも良くありません。

東洋医学で夏は身体のエネルギー量が高いため、適度に発散する必要があると考えられています。

冷房の部屋などに居続けると身体がうまく熱を発散できず、体内に熱やエネルギーがこもってしまいます。

この状態が続くと身体が危機を回避するために強制的に熱を発散しようとするので「熱中症や夏風邪」などにつながります。

暑さがピークになる「午後1~3時」は控え、午前中や夕方に外に出るなどをして適度に発汗するようにしましょう。

湯船に浸かって発汗するもの良し!

発汗は外出するだけでなく、入浴の際に湯船に浸かることでも可能です。

夏場は暑いからといってシャワーだけで済ましたりしていませんか?

シャワーだけで済ましてしまうと身体は温まっているのに発汗しきれないため、体内に熱がこもったままになってしまいます。

夏場でもできるだけゆっくり湯船に浸かるようにしましょう。

個人差はあるためのぼせない程度で「少しぬるめの38℃ぐらいで約10~15分」を目安にしましょう。

まとめ

今回は正しい妊活中の夏の過ごし方をご紹介しました。

妊娠に至るために大切なのは「心身ともに健康」であることです。

そのため夏の暑さに負けない身体をつくることが妊娠への近道になります。

個人差もあるため、無理は禁物ですが少しずつ実践すると代謝が良くなったり、暑さに強くなったりなどの変化がみられます。

お心あたりのある方はまず「身体を冷やしすぎない」ことから意識してみましょう。

当院では鍼灸や漢方薬だけでなく、生活習慣などのアドバイスもおこなっておりますのでぜひ一度ご相談ください。

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