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AMH(抗ミュラー管ホルモン)値が低い原因と改善するためには?

不妊の原因は様々ですが、一つの指標として考えられているのがAMH(抗ミュラー管ホルモン)値”です。

当院にいらしている患者様にも”年齢と比べAMH値が低いと指摘された“と悩まれている方は多くいらっしゃいます。

MH値が年齢の平均値と比べ低くなっていると”卵巣機能が低下し、老化が進行している”状態をあらわします。

MH値の結果によっては妊活を始めたばかりの方でも “体外受精”までステップアップしなければならないこともまれにあります。

女性は卵子の数が生まれつき決まっているため、妊活中の方は”自分がいま何歳ぐらいの卵巣機能がなるのか”知っておくことはとても大切なことなのです。

そこで今回はAMH値が低くなる主な原因と効果的な養生法を東洋医学の視点から解説していきたいと思います。

AMH(抗ミュラー管)値とは?

AMH(抗ミュラー管ホルモン)とは一言でいうと“卵巣年齢”のことで近年の不妊治療でよく見受けられる検査項目の一つです。

また“卵巣予備能”ともいわれています。

AMHは“卵胞の発育過程(前胞状卵胞)”から分泌されるホルモンで血中AMHの測定値と発育卵胞の数が比例すると考えられています。

つまり“原子卵胞の数が減少がすすむ”とAMH値が低くなります。

AMH自体は年齢とともに減少するホルモンですので、年齢を重ねるにつれ低下していきますが”測定した値と各年齢の平均値がかけ離れていると卵巣機能が低下している“と判断されることがあります。

東洋医学で考えるAMH(抗ミュラー管ホルモン)値が低くなる原因とは?

【五臓六腑の関係性】

東洋医学では”五行学説“という自然界に存在する5つのアイテムや機能を分類する考え方があり、その一つが五臓で”人の身体の機能を5つに分類“したものになります。

五臓はそれぞれが連携し合い、バランスを保つことで健康を維持されていますが何らかの原因によりそのバランスが崩れると様々な不調があらわれます。

AMH値が低くなる原因として東洋医学では
五臓の「腎」の機能が失調している”可能性があると考えられています。

五臓の「腎」は生殖機能と関係が深い!?

東洋医学で腎は排尿などの”水分代謝“を主るだけでなく”生殖機能“とも深い関係があります。

五臓の腎には”生命エネルギーの根源”である”精”を蓄えるはたらきがり、この腎精があることで”発育、成長、生殖”などに関与するため生きていくうえで必要不可欠なものだと考えられています。

一般的に腎機能は”加齢や甘いものの食べ過ぎ”などにより機能が失調することが多いですが、腎精は”父母から受け継ぐ先天的なもの”もあるため、生まれつき腎の機能が弱い方もAMH値が低くなることがあります。

腎機能が失調すると生殖機能が衰え、身体の老化が進行します。

すると子宮や卵巣の機能も低下してしまうため、AMH値が年齢と比べ低くなる原因につながるのではないかと考えられています。

AMH(抗ミュラー管ホルモン)値を改善する効果が期待できる養生法

AMH値が低くなる原因は様々ですが、多くの方は腎機能が低下している傾向があります。

そのため、AMH値を改善するためには”腎機能を高める“ことがとても重要です。

腎機能を高めるには

  • 食生活の見直し
  • 質の良い睡眠を摂る
  • 腎機能を高める漢方薬を併用する

などの養生法が効果的です。

甘いものの摂り過ぎには注意し、腎機能を高める食べ物を摂ろう

AMH値が低くなる原因でもご紹介したように”甘いものの摂り過ぎ“は腎機能が低下する大きな原因になります。

どうしても甘いものを食べたいときは”果物やさつまいも“など自然な甘みを摂取するようにしましょう。

また”砂糖やバター“などがたくさん含まれている甘い洋菓子などではなく”せんべいやおかき“などで代用していただくこともおすすめです。

さらにAMH値を改善するためには”腎機能を高める食品を摂取“することも大切です。
 

  • 木の実類(桑の実、松の実、クコの実など)
  • 黒い食べ物(黒豆、小豆、黒ごま、黒米、黒きくらげ、海藻類など)
  • 粘りや渋みのあるもの(山芋、銀杏、牡蠣など)
  • 塩辛いもの(塩やイカ、アサリ、シジミなどの海鮮類など)

などが代表的です。

特に”黒豆や小豆"などは腎臓の形や色と似ていることから東洋医学では良いとされています。

過剰に摂り過ぎてしまうのも良くありませんが、日頃の食生活で積極的に取り入れてみましょう。

早寝、早起きを心がけ質の良い睡眠を摂ろう

東洋医学では“地球上全てのものが陰陽のバランスを保ち、存在している”と考えられおり、人は常に自然界の影響を受けて体内の陰陽を保っています。

時間にも陰陽が存在し、日が昇っているときは”陽“で日が沈んでいるときは”陰“に分類されます。

そのため日が沈んでいる夜にしっかり睡眠を摂ることで”陰に属する腎の機能を補うことができる”と考えられています。

ですが”夜更かし“など不規則な生活を繰り返し、十分に陰を補えていない状態が続くと腎の機能が低下する原因につながります。

”午後10時から午前2時は陰を補うゴールデンタイム“です。

睡眠時間を確保することも大切ですが、一番大切なのは”睡眠の質“なので夜更かしなど不規則な生活は控え、できるだけ陰を補うゴールデンタイムは就寝するように心がけましょう。

漢方薬を併用してより効果的に

ご紹介した養生法をしていただくことも大切ですが、漢方薬を併用していただくことでより効果が期待できます。

腎機能を高める漢方薬は大きくわけて腎を補いつつ“温める”ものと“冷やす”ものの2種類あります。

腎機能が低下し、四肢が冷えやすく“夜間尿”などの症状がある方は“八味地黄丸”、冷えに加え”下半身にしびれ“などがある方は”牛車腎気丸“などがおすすめです。

また”ほてりやのぼせ”がある場合はには”六味丸”やほてりのぼせだけでなく”目がかすむ“など目の症状がみられる場合は”杞菊地黄丸“がよく使用されます。

※漢方薬は体質にあったものを服用する必要があります。

体質にあっていないものを服用し続けた場合は症状が悪化したり、下痢などの副作用が出ることがあります。

そのため自己判断は避け、漢方薬を服用する際は必ず東洋医学の専門家に相談しましょう。

まとめ

今回はAMH値が低い主な原因と効果的な養生法を東洋医学の視点から解説させていただきましたが、AMH値が低いからといって妊娠に至れないわけではありません。

実際AMH値が低い方でも妊娠・出産されている方は多くいらっしゃいます。

妊娠に至るために一番大切なのは”心身ともに健康“であることですので、ご紹介した養生を心がけることで妊娠・出産は十分に可能です。

お心当たりのある方は是非一度見直してみてください。

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