〒574-0026 大阪府大東市住道1丁目2-25 
JR住道駅徒歩3分

 
9:00~13:00
16:00~20:00

△:土曜 8:00~13:00 / 14:00~17:00

お気軽にご予約・お問合せください

072-872-5678

月経周期が短いと不妊や流産につながる!?頻発月経の原因とは

妊娠に至るためには自身の月経周期について把握しておくことはとても大切なことです。

一般的には正常の月経周期は「25~38日」であれば正常範囲内といわれていますが月経周期があまり短い(頻発月経)と不妊や流産の原因になると考えられています。

そこで今回はなぜ月経周期が短いと不妊や流産の原因になるのか、また月経周期を整えるためにはどうすればよいのか東洋医学の視点でご紹介していきたいと思います。

東洋医学で考える月経周期が短くなる原因や体質傾向とは

東洋医学で頻発月経は主に「血熱」によるものだと考えられています。

血熱とは熱邪が血に侵入し、身体に無駄な熱がこもっている状態をいいます。

血熱は

  • ストレスなどの過剰な情志の変化
  • 辛いもの、味の濃いものなどの過食

により体内に熱がこもり溜まってしまうことが原因だと考えられています。

熱には生理物質を促進する働きがあるため、過剰な熱で血の運行が速くなると血が血脈から溢れ出し、出血しやすくなります。

すると「鼻血や歯茎からの出血、内出血」の症状や女性の場合は月経周期が短くなったり(頻発月経)、経血量が増えたり(過多月経)します。

身体に熱がこもると必ず血熱になるわけではなく

  1. 陰虚
  2. 瘀血
  3. 気滞

の体質傾向がある方は血熱になりやすいため日頃から注意が必要です。

体内の水分や血が不足する陰虚

東洋医学で私たちの身体は「気血水」の3つの構成要素がバランスを保つことで健康が維持されていると考えられています。

陰虚とは体内の水液(汗や唾液、腸液、胃液)や血などの陰液が不足する状態をいい、慢性疾患が長引き体力を消耗した方や虚弱体質の方に多くみられる傾向があります。

陰虚タイプの方は身体を潤し、冷やす作用のある陰液が不足するため、身体熱を持ちやすくなります。

陰虚の状態でストレスや偏食が重なることでより身体が熱を持ち「これ以上熱がこもると危険だ」と察知すると出血などの症状につながります。

全身の血の巡りが悪くなる「瘀血」

瘀血とは全身の血の巡りが悪くなり、古くなった血が体内に停滞している状態をいいます。

血は身体を冷やす作用がある陰液のひとつのため、ストレスや偏食などにより気血の巡りが悪くなると血の粘稠度が増し体内の水分を消耗した状態になってしまいます。

水分が消耗すると体内で熱がこもり、それらが血まで侵入すると血熱になる原因になると考えられています。

瘀血により古くなった血液が子宮や卵巣周囲に溜まると毒素や熱を早く排出しようと月経周期が早くなったり、不正出血にもつながることがあります。

全身の気の巡りが悪くなる「気滞」

気滞とはストレスなどにより、気血水の気の巡りが悪くなり、流れが滞ってしまう状態をいいます。

気とは「生命エネルギー」のことを示し、この気は全身をまんべんなく循環することで免疫などを維持しています。

東洋医学で気と血はとても密接な関係があり、どちらかの機能が停滞すると気血ともに停滞すると考えられています。

そのためストレスなどにより、気の巡りが悪くなると血の巡りが悪くなり「瘀血」の原因につながります。

すると先ほどの瘀血と同様に血の粘稠度が増し、身体に熱がこもりやすくなるため気滞タイプの方も血熱になりやすいと考えられています。

月経周期が短くなるのを改善する養生法

血熱による頻発月経を改善するためには基本的な生活習慣の見直しがとても重要です。

東洋医学で妊娠しやすい身体は「心身ともに健康な状態」を意味します。

何らかの不調は身体からのヘルプサインであり、妊娠しにくくなっている前兆かもしれません。

その一つとして血熱による頻発月経があらわれることがあります。

不規則な生活はストレスの原因にもなりますので、そのためまずは

  • 食生活
  • 運動
  • 睡眠

などを見直し、規則正しい生活を心がけましょう。

※妊活中の生活習慣については詳しく記載したコラムがございますので、以下をご参考ください。

漢方薬を併用するとより効果的!

頻発月経を改善していただくためには漢方薬を併用していただくとより効果的です。

血熱による頻発月経の場合は「清熱剤」といわれる余分な熱を冷ます効果がある漢方薬がよく使われます。

清熱剤でも「どのような体質が原因で血熱になっているか」を判別し服用する必要があります。

例えば「陰虚」が原因で血熱になった場合は

  • 六味丸
  • 杞菊地黄丸

など身体の陰液を補う漢方薬を使います。

そのほか「瘀血」の場合は

  • 桂枝茯苓丸
  • 芎帰調血飲第一加減
  • 桃核承気湯

など全身の血流を良くし、瘀血を取り除く漢方薬を使い、「気滞」の場合は

  • 加味逍遥散
  • 半夏厚朴湯

​などの全身の気の巡りを良くする漢方薬を使います。

このように体質で服用する漢方薬が異なるため、万が一体質に合わない漢方薬を服用すると症状が悪化したり、下痢などの副作用がでることもあります。

漢方薬を服用する際は自己判断を避け、東洋医学の専門家に相談するようにしましょう。

当院では鍼灸だけでなく、体質に合った漢方薬の処方もおこなっておりますので、お心当たりのある方はぜひ一度ご相談ください。

関連動画

【妊活】生理周期が23~25日と短い方が妊娠するには

【妊活】着床率を上げるには子宮内膜をフカフカにする漢方薬を取り入れて!

不妊体質改善コラム2へ戻る

お気軽にご予約・お問合せください

お電話でのご予約・お問合せはこちら
072-872-5678
受付時間
平日 9:00~13:00 / 16:00~20:00 
土曜 8:00~13:00 / 14:00~17:00
定休日
日曜、水曜午後

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

072-872-5678

<受付時間>
平日 9:00~13:00 / 16:00~20:00 
土曜 8:00~13:00 / 14:00~17:00
※日曜、水曜午後は除く

フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。

新着情報・お知らせ

2024/06/20
お盆休暇のお知らせ
誠に勝手ながら令和6年8月4日(日)~8日(木)はお盆休暇のため休診させていただきます。
2023/10/16
臨時休診のお知らせ
誠に勝手ながら令和5年11月13日(月)は学会研修会参加のためお休みさせていただきます。
2023/07/03
最新の妊娠報告をUPしました。

三ツ川レディース漢方鍼灸院

住所

〒574-0026
大阪府大東市住道1丁目2-25

アクセス

JR住道駅徒歩3分 駐車場:無

受付時間

平日 9:00~13:00 / 16:00~20:00 土曜 8:00~13:00 / 14:00~17:00

定休日

日曜、水曜午後