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妊活中の方必見!卵子の質を上げるおすすめの漢方薬

妊活において卵子の質を上げることはとても重要になってきます。

今の高度生殖医療は進歩していますが、卵子の質は高度生殖医療でカバーすることは大変難しいです。

卵子の質を上げるためには“根本的な体質改善方法”がとても重要になってきます。

そのため高度生殖医療だけでなく“漢方薬”を併用することで妊娠力をアップさせる方法があります。

そこで今回は”卵子の質を上げる漢方薬“を体質や漢方薬の効能などと一緒にご紹介していきたいと思います。

東洋医学的に卵子の質をあげるために重要なこととは?

気血水の関係と働き

東洋医学では人の身体は”気血水“で成り立っていると考えられており、気血水のうちどれか一つでも不足したり、滞ったりすると身体に様々な不調をもたらすことがあります。

その中でも卵子の質を上げるために重要なのは”血“の働きです。

血は体内の”血液“をあらわしており、”全身に酸素や栄養を運んだり、ホルモン分泌を調整する“などの役割があります。

この血が不足したり、冷えなどにより血流が滞ったりすると子宮や卵巣に十分な栄養がいかず、“卵子の質の低下や着床障害”の原因になることがあります。

また五臓(肝、心、脾、肺、腎)の“腎”の働きも重要です。

腎は”生殖機能“にとても関係が深く、腎の働きが失調すると生殖機能も低下してしまいます。

また腎は“精”とよばれる生命エネルギーを蓄えていると考えられており、この精が“気血”を生成します。

腎の働きが失調し、精が減少すると気や血が生成されなくなり、子宮や卵巣に十分な血液と栄養が行き届かなくなると卵子の質を下げる原因になります。

そのため卵子の質を上げるためには”血“”腎“の働きがとても重要です。

卵子の質を上げるおすすめの漢方薬

さきほどお話ししたよう卵子の質を上げるために重要なのは”血と腎”の働きですので効果が期待できる漢方薬として

  • 補血剤
  • 活血剤
  • 補腎剤

などが当院ではよく使用されています。

それぞれ詳しく解説していきます。

不足した血を補う「補血剤」

補血剤とは“直接血を補う”漢方薬のことです。

気血水の血が不足している場合を“血虚”といい

  • 皮膚や髪にツヤがない
  • 爪が割れやすい
  • めまい、たちくらみ
  • 顔面蒼白

などの症状があらわれます。

体内の血が少ないと子宮や卵巣に十分な栄養が行き渡らなくなるため、“卵子の質の低下”や子宮内膜が薄くなり“着床障害”の原因になることがあります。


血虚傾向の方は補血剤で”血を補う”ことで体内の血液を増やし、卵子の質を上げることができます。

補血には主に“当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)、地黄(じおう)、川芎(せんきゅう)”などが補血剤の漢方薬には多く配合されています。

当院でよく処方しているのは”婦人宝“です。

婦人宝は補血の“当帰、芍薬、地黄、川芎”だけでなく、貴重な生薬“阿膠(あきょう)”も配合されています。

阿膠とはロバの皮を水で加熱抽出してつくられるにかわ(ゼラチン)のことで”補血や止血、潤いを与える”など血を補うだけでなく、不正出血や肌の乾燥などの”女性特有の体調トラブル“を改善します。

また血の巡りをよくするため“冷えや肩こり、頭痛”などにも効果的な漢方薬です。

そのほか代表的な補血剤として”四物湯、芎帰膠艾湯、当帰芍薬散、芎帰調血飲第一加減“などがあります。

血の巡りを良くする「活血剤」

活血剤とは”血の巡りを良くする”漢方薬です。

血の巡りが悪くなっている”瘀血”傾向のある方によく処方されており、活血剤は瘀血を取り除く“駆瘀血剤”ともいわれています。

瘀血傾向のある方は

  • 肩こりや頭痛
  • シミやそばかすが気になる
  • あざができやすいのに治りにくい
  • 月経痛がひどい

などの症状が多く、全身の血流も悪くなっているため、子宮や卵巣に十分な血液や栄養が行き届かなくなると卵子の質が下がってしまいます。

瘀血傾向のある方は活血剤で“血の巡りを良くし、瘀血を改善”することで卵子の質を上げることができます。

活血剤には“当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)、桃仁(とうにん)、牡丹皮(ぼたんぴ)、大黄(だいおう)、紅花(こうか)、延胡索(えんごさく)”などの生薬が多く含まれています。


活血剤としては“桂枝茯苓丸や桃核承気湯、芎帰調血飲第一加減”などが代表的ですが、先ほどご紹介した“婦人宝”や不妊によく使われる”当帰芍薬散や加味逍遙散“なども活血作用があるため使われることがあります。

生殖機能を高める「補腎剤」

補腎剤とは五臓における”腎“の働きが低下している”腎虚“を改善する漢方薬で現代風にいうと “アンチエイジング薬”にあたります。

腎の働きは”年齢とともに低下”していくため、年齢を重ねるにつれて補腎剤は必須になってきます。

先ほどご紹介したように腎は”生殖機能”と深い関係があるため、腎の働きが低下していると子宮や卵巣の機能も低下してしまいます。

また腎の働きが低下し、精が減少すると気や血が生成されなくなるため“血虚や瘀血”の原因にもなることがあります。

腎虚傾向のある方は

  • 排尿障害(頻尿や夜間尿など)
  • 耳鳴りや聴力の低下
  • 物忘れ
  • 腰痛など骨の異常

などの症状があらわれることが多く、補腎剤の漢方薬を使うことで”腎機能を補い、生殖機能を高める”ことで卵子の質が上がることができます。


補腎剤には“地黄(じおう)、山茱萸(さんしゅゆ)、山薬(さんやく)”などの生薬が多く配合されています。

代表的なものとして“六味丸”や冷えを伴う場合は“八味地黄丸”、むくみを伴う場合は“牛車腎気丸”などが使われることがあります。

また滋養強壮や精を補う目的として“参茸大補丸錠”などが使われることもあります。

まとめ

最初にお話ししたように卵子の質は高度生殖医療でカバーすることは大変難しいため、漢方薬の併用が効果的です。

ですが漢方薬もあくまで”薬“のため、体質や症状に合わないものを服用すると症状などが悪化する恐れがあります。

そのため漢方薬を服用する際は自己判断を避け、東洋医学の専門家に相談しましょう。

また、漢方薬を服用すれば必ず妊娠に至るわけではありません。

漢方薬の服用だけでなく“食事や睡眠、運動などの生活習慣の見直し”も卵子の質をあげるためにはとても重要です。

漢方薬はあくまでも“卵子の質をあげる方法の一つ”としてお考え下さい。
 

当院は不妊でお困りの方や妊婦さんのための鍼灸院ですが、同時に漢方薬の処方もおこなっておりますので、お心当たりのある方はぜひご相談ください。

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