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卵巣予備能を守る生活習慣10選|今日からできる卵巣機能ケア

AMHが低くても、生活習慣で卵巣機能は守れる。今日からできる10の習慣〜

はじめに:「卵巣予備能」って何?

 

AMHが低いですね」

「卵巣予備能が低下しています」

クリニックでそう言われた方が、

三ツ川レディース漢方鍼灸院(大東市)にたくさん来られます。

 

「卵巣予備能(AMH)」とは、

卵巣の中にまだどれくらい卵子が残っているかを示す数値です。

 

年齢とともに少しずつ下がっていくのは自然なことですが、

生活習慣の影響でより早く低下してしまうことがあります。

 

逆に言えば、

毎日の生活習慣を整えることで

「今ある卵巣機能を守り・残っている卵子の質を高める」ことは、

誰でも今日からできることです。

 

三ツ川レディース漢方鍼灸院(大東市)では20年以上・延べ3,000名以上の妊活をサポートしてきました。

このコラムでは、卵巣機能を守るために今日から実践できる10の習慣をやさしく解説します。

卵巣機能を下げてしまう原因

生活習慣の改善の前に、

「何が卵巣機能を下げているか」

を知っておくことが大切です。

卵巣機能を低下させる主な原因

わかりやすく言うと

年齢(最も大きな要因)

卵子の数・質は年齢とともに自然に変化する。これは生活習慣では完全には防げない

酸化ストレス(体のサビ)

活性酸素が卵子のDNA・ミトコンドリアを傷つける。食事・睡眠・ストレスで増える

骨盤内血流の低下(冷え)

卵巣への血の流れが悪くなると、卵子を育てる栄養・酸素が届きにくくなる

慢性的なストレス・睡眠不足

ストレスホルモンが増えるとホルモン分泌が乱れ、卵巣機能に影響する

栄養不足(特定のミネラル・ビタミン不足)

卵子を作る材料が不足すると卵巣機能が低下しやすくなる

喫煙・過剰なアルコール・環境ホルモン

卵子のDNAや卵巣機能に直接悪影響を与える

卵巣予備能を守る生活習慣10

習慣1011時には眠る——一番大切な習慣

睡眠中、特に夜10時〜深夜2時の間に「成長ホルモン」と「メラトニン」というホルモンが多く分泌されます。

この2つのホルモンが

卵子を酸化ストレスから守り・卵胞の成長を助けてくれます。

夜更かしが続くと、

この大切な時間に起きていることになり、

卵子の保護機能が落ちてしまいます。

 

「今より30分だけ早く寝る」ところから始めてみてください。

【なぜ睡眠が卵子を守るの?】 

メラトニンは卵胞の中(卵胞液)にも存在し、

卵子を「活性酸素(体のサビ)」から直接守る働きがあります。

夜遅くまでスマホを見たり照明が明るい部屋にいたりすると、

このメラトニンが作られにくくなります。

 

 

習慣抗酸化食材を毎日食べる——卵子のサビを防ぐ

卵子の質低下の大きな原因のひとつが

「酸化ストレス(体のサビ)」です。

抗酸化作用のある食材を毎日食べることで、

卵子をサビから守ることができます。

抗酸化食材

毎日の取り入れ方

アボカド(ビタミンE

34回。サラダ・納豆と合わせて。ビタミンEが細胞膜を守る

ブロッコリー(スルフォラファン)

34回。茹でるより炒める・生が抗酸化力が高い

青魚(EPADHA

23回。さば・いわし・さんまで。炎症を抑えて卵巣環境を守る

くるみ(オメガ3・ビタミンE

毎日56粒(素焼き)。おやつに最適

トマト(リコピン)

34回。加熱+油で吸収率がアップ

緑茶(カテキン)

食事中に12杯。抗酸化力が高い

 

 

習慣補腎食材を毎日少しずつ食べる——東洋医学のケア

東洋医学では卵巣機能は「腎(じん)」のエネルギーと深く関係しています。

「腎を補う(補腎)食材」を毎日少しずつ食べ続けることで、

卵巣機能を底から支えることができます。

難しく考えず「黒い食材を毎日の食事に加える」と覚えてください。

黒ごま:毎日すりごま大さじ1。ご飯・ヨーグルト・みそ汁にかけるだけ

黒豆:週3〜4回。煮豆・黒豆ご飯・黒豆茶で

なつめ+クコの実:毎日のなつめ茶として。なつめ3粒+クコの実10粒をお湯に入れるだけ

山芋・長芋:週2〜3回。とろろ・炒め物・みそ汁に

くるみ:毎日5〜6粒。補腎と抗酸化が同時にできる

 

 

習慣毎食みそ汁を飲む——腸から卵巣を整える

「毎日みそ汁1杯」は、

卵巣機能ケアの中で最もシンプルで続けやすい習慣のひとつです。

 

みそに含まれる乳酸菌・大豆イソフラボン・ミネラルが、

腸内環境ホルモンバランス卵巣機能という流れを整えてくれます。

 

天然醸造・無添加のみそを選ぶと、

生きた乳酸菌がより多く含まれます。

スーパーで「天然醸造」「無添加」と書いてあるものを選んでみてください。

 

 

習慣お腹まわりを温める——冷えから卵巣を守る

卵巣への血の流れが悪くなると、

卵子を育てるための酸素・栄養・ホルモンが届きにくくなります。

 

お腹まわりを温めて血の流れを良くすることが、

卵巣機能を守る大切なケアです。

 

腹巻きを365日つける(夏のエアコン対策にも必須)

●毎日38〜40℃のお風呂に15〜20分浸かる

●飲み物は常温か温かいものを選ぶ

●足首まで覆う靴下を通年で履く(三陰交・太渓というツボがある場所)

 

 

習慣毎朝30分歩く——血流と気持ちを整える

ウォーキングは卵巣機能ケアにおいて「最もコスパの高い運動」です。

骨盤内の血流が改善され、

ストレスホルモンが下がり、

太陽の光でビタミンDが作られ、

気持ちも整います。

 

毎朝1530分の散歩を習慣にするだけで、

3ヶ月後の卵巣環境は確実に変わってきます。

激しい運動より「毎日続けられる軽い運動」の方が卵巣機能には有益です。

 

 

習慣ストレスを「ためない」仕組みを作る——ストレスは卵巣の敵

ストレスが長く続くと、

体の中でストレスホルモン(コルチゾール)が増えます。

このホルモンが増えすぎると、

卵巣を動かすホルモンの分泌が乱れ・卵子の質にも影響します。

 

「ストレスをゼロにする」のは難しいですが、

「毎日少し発散できる習慣」を持つことが大切です。

 

毎晩10分、好きな音楽を聴く・本を読む・お風呂でゆっくりする

●週1回、友人や家族と話す時間を作る

●朝3分だけ深呼吸する(吸う4秒・止める2秒・吐く6秒)

●妊活SNSを見る時間を週1回・30分以内にする

 

習慣タバコをやめる・受動喫煙を避ける

喫煙は卵巣機能を低下させる最も確実な生活習慣のひとつです。

タバコに含まれる有害物質が卵子のDNAを直接傷つけ・AMH値を低下させることが多くの研究で確認されています。

妊活中の喫煙は百害あって一利なし。パートナーの喫煙(受動喫煙)も影響するため、ご自宅では喫煙しないよう相談しましょう。

 

習慣亜鉛・ビタミンD・葉酸を意識して食べる

卵子の成熟には特定のミネラル・ビタミンが必要です。これらが不足すると卵子の質が低下しやすくなります。

栄養素

なぜ大切?

多く含む食品

亜鉛

卵子の成熟・受精の瞬間に不可欠なミネラル

牡蠣(週12回)・かぼちゃの種(毎日少量)

ビタミンD

卵巣機能・免疫調整をサポート。日本人は不足しがち

鮭・いわし(週23回)+毎日1530分の日光浴

葉酸

卵子のDNA合成に必須。妊活中は特に重要

枝豆・ほうれん草・アスパラ(毎日)+サプリで補充

骨盤内への酸素の運搬に必要

あさり・小松菜・赤身肉(週23回)

 

 

習慣セルフお灸を週34回続ける

市販の台座灸(せんねん灸など)を使ったセルフお灸は、

骨盤内の血の流れを改善し・卵巣機能をサポートする

自宅でできるケアのひとつです。

 

特に「腎兪(じんゆ)」

腰のくびれのあたり(第2腰椎棘突起の両横)

「足三里(あしさんり)」

膝のお皿の外下から指4本分下

2か所が特におすすめです。

毎日でなくても週3〜4回続けることが大切

●入浴後(血流が良くなっているとき)に行うと効果的

●「じんわり温かい」と感じたら外す。やけどに注意

●排卵後〜判定日は関元(おへその下)への強い刺激は避ける

10の習慣——優先順位の目安

10個すべてをいきなり始める必要はありません。まず取り組みやすいものから選んで、3ヶ月継続することが大切です。

 

優先度

習慣

なぜ優先?

★★★(最優先)

1011時に眠る

睡眠の質が他の習慣すべての効果を左右する

★★★(最優先)

お腹まわりを温める

骨盤内血流の改善は他の栄養素の吸収率にも影響する

★★★(最優先)

タバコをやめる

卵子への直接的なダメージを防ぐ唯一の方法

★★(次に大切)

抗酸化食材を毎日

アボカド・青魚・くるみは毎日少量から始めやすい

★★(次に大切)

毎食みそ汁

ホルモン卵巣の流れを整える基本食

★★(次に大切)

毎朝30分歩く

血流・ストレス・ビタミンDを同時に改善できる

(できるときに)

補腎食材

なつめ茶・黒ごまから少しずつ追加する

(できるときに)

ストレス管理

完璧を求めず「少し発散できた」でOK

(できるときに)

亜鉛・ビタミンD・葉酸

食事で難しければサプリで補う方法もある

(できるときに)

セルフお灸

34回から始める

まとめ:3ヶ月続けることで、体は変わる

卵子の成熟サイクルは約3ヶ月(90日)です。

今日から始めた習慣が

卵子の質に反映されるのは3ヶ月後です。

 

「すぐに変わらない」と感じるかもしれませんが、

毎日の積み重ねが確実に卵巣環境を変えていきます。

 

10個すべてを完璧にやろうとしなくていい。

「今日はみそ汁を飲んだ」

「今日は30分歩いた」

その一歩一歩が、3ヶ月後の卵巣環境をつくっています。

 

三ツ川レディース漢方鍼灸院(大東市)では、

体質診断に基づいて「あなたに特に必要な習慣」を一緒に整理し、

経絡治療・漢方処方・食養生指導でサポートします。

 

大阪市鶴見区・城東区・旭区・東大阪・門真・寝屋川・交野エリアの方はぜひご相談ください。

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AMH低値・卵巣予備能の低下が気になる妊活中の方

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監修・執筆者

不妊専門 漢方鍼灸師

三ツ川レディース漢方鍼灸院

院長 三ツ川 友一郎

【資格】  鍼灸師・柔道整復師・医薬品登録販売者・日本刺絡学会認定鍼灸師 

【学会】(一社)日本はり医学会 理事役員・日本伝統鍼灸学会会員

【役職】大東市鍼灸マッサージ協会 会長(2017年~)

【実績】1995年開業・臨床歴31年・妊娠サポート860名超

【学術発表】医道の日本(専門誌)執筆・第50回日本伝統鍼灸学会学術大会発表

参考文献

【現代医学文献】

 

1. ダンカンFE、他. 亜鉛スパークの強さが体外受精胚の発育能力と相関する. サイエンティフィック・リポーツ. 2016;6:24737.

 

2. タスタインT、他. メラトニンによる卵子の酸化ストレス保護と体外受精成績への影響. ジャーナル・オブ・ピネアル・リサーチ. 2012;52(4):408-416.

 

3. ガスキンズAJ、チャバロJE. 食事と妊孕性:レビュー. アメリカン・ジャーナル・オブ・オブステトリクス・アンド・ガイネコロジー. 2018;218(4):379-389.

 

4. ローニーKL、ドマーAD. ストレスと不妊の関係. ダイアログス・イン・クリニカル・ニューロサイエンス. 2018;20(1):41-47.

 

5. ステナー=ビクトリンE、他. 不妊女性の子宮動脈血流抵抗への鍼灸の効果. ヒューマン・リプロダクション. 1996;11(6):1314-1317

 

6. ジェンセンTK、他. 喫煙と精液・卵巣機能への影響:大規模横断研究. リプロダクティブ・トキシコロジー. 2004;19(4):461-469.

 

【東洋医学古典】

 

・黄帝内経 素問(上古天真論篇)——「腎者主水、受五蔵六腑之精而蔵之」:腎が五臓六腑の精を蔵する根本臓腑であるという理論。補腎食材・補腎経絡治療による卵巣機能ケアの古典的根拠(紀元前2世紀〜紀元後2世紀)

 

・景岳全書(張介賓著、1624年)——「善養生者、常欲小劳」:養生の上手な人は常に少し体を動かすことを心がけるという、適度な運動の推奨

 【免責事項】 本コラムは医療行為の代替を目的とするものではありません。AMH検査・不妊治療については必ず担当医にご相談ください。

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