大阪府
〒574-0026 大阪府大東市住道1丁目2-25
JR住道駅徒歩3分
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〜「卵の数が多い=妊娠しやすい」は誤解。PCOSと体質改善の本質を理解する〜
「AMH値が高いと言われました。卵の数が多いから妊娠しやすいですよね?」——こうした言葉を当院でお聞きすることがあります。
しかし、この認識には重要な誤解が含まれています。
AMH(抗ミュラー管ホルモン)は「卵巣内の残存卵胞数」を反映するホルモンです。
値が高いほど卵の数は多いですが、「卵の質が高い」「妊娠しやすい」を意味するわけではありません。
むしろAMHが高すぎる場合、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性があり、排卵障害による不妊につながることがあります。
三ツ川レディース漢方鍼灸院(大東市)では20年以上・延べ3,000名以上の妊活をサポートしてきました。
PCOSは当院で最も多い不妊の体質タイプのひとつです。
このコラムでは、AMH高値とPCOSの関係・PCOSが不妊につながる仕組み・東洋医学的な捉え方・鍼灸漢方での改善アプローチを体系的にお伝えします。
| AMH値の基準(目安) | 意味・卵巣の状態 |
| 7.0ng/mL以上 | 高値。卵胞数は多いが、PCOSの可能性を考慮する必要がある |
| 3.0〜6.9ng/mL | やや高め〜良好。卵巣予備能は十分 |
| 1.0〜2.9ng/mL | 標準〜やや低め |
| 0.5〜0.9ng/mL | 低値。卵巣予備能が低下傾向 |
| 0.5ng/mL未満 | 著しく低値。早発卵巣不全・採卵数減少リスク |
AMHは「卵の数の目安」であり「卵の質」や「妊娠しやすさ」の指標ではありません。
AMHが高くても排卵が起きなければ自然妊娠は難しく、AMHが低くても卵の環境を整えれば妊娠できるケースが多くあります。
【重要な視点】 「AMHが高い=妊娠しやすい」は誤りです。高AMHの場合むしろ「なぜ高いのか」の原因を確認することが重要です。特に3〜4ng/mL以上の高値かつ排卵が不規則な方はPCOSの検査を受けることをお勧めします。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、卵巣内に小さな卵胞が多数存在するものの、成熟した卵胞が育ちにくく排卵が起きにくい状態です。
日本人女性の約5〜10%に見られ、不妊女性ではさらに高い割合で合併しています。
PCOSの主な特徴として、月経不順・無排卵・アンドロゲン(男性ホルモン)の上昇・インスリン抵抗性・超音波検査での多嚢胞卵巣(ネックレスサイン)が挙げられます。
PCOSでは卵胞が成熟せずに多数蓄積されます。
AMHは発育途中の小卵胞から分泌されるため、卵胞が多数蓄積されたPCOSの卵巣ではAMH値が高くなります。
つまり「高AMH=卵胞がたくさんある」であり「高AMH=PCOSの可能性がある」という関係です。
| 比較項目 | 通常の高AMH PCOSによる高AMH |
| 卵胞の状態 | 数が多く正常に発育する 数は多いが成熟・排卵しにくい |
| 排卵 | 規則的に起きる 不規則・無排卵になりやすい |
| 月経周期 | ほぼ規則正しい 不規則・希発月経・無月経 |
| インスリン感受性 | 正常 インスリン抵抗性がある場合が多い |
| アンドロゲン | 正常範囲 高値になることが多い |
| 妊活への影響 | 採卵数が多く有利 排卵障害・卵の質低下が問題になりやすい |
PCOSでは卵胞が成熟途中で止まり、排卵が起きにくくなります。
LHサージが乱れ、排卵がない(無排卵月経)または排卵が不規則になる(希発排卵)ことで、受精のチャンス自体が減少します。
生理が来ていても排卵が起きていないケースもあるため、基礎体温での確認が重要です。
PCOSでは卵巣内の慢性的な炎症環境・酸化ストレスの増加・インスリン過剰によるアンドロゲン上昇が、卵子の質に悪影響を与えます。
「採卵数は多いのに受精率が低い・空胞が多い・胚盤胞まで育たない」という問題はPCOSに特有のパターンです。
PCOSの多くにインスリン抵抗性が関与しています。
インスリン過剰→卵巣でのアンドロゲン産生増加→LHサージの乱れ→排卵障害という悪循環が生まれます。
また高インスリン状態はIGF-1(インスリン様成長因子)を介して卵子の成熟を妨げます。
この「インスリン→アンドロゲン→排卵障害」の連鎖を断ち切ることがPCOS改善の核心です。
東洋医学には「PCOS」という病名はありませんが、その病態は「痰湿(たんしつ)」「腎虚(じんきょ)」「気滞(きたい)」の組み合わせとして捉えられます。
| 東洋医学的体質 | PCOSとの関係・主な症状 |
| 痰湿(たんしつ) | 最も核心的な体質。体内に余分な湿と痰が溜まり、卵胞の成熟を妨げる。むくみ・体重増加・にきび・油性肌・多毛を伴うことが多い。インスリン抵抗性と強く対応 |
| 腎虚(じんきょ) | 生殖の根源エネルギー不足。卵胞発育の推進力が弱い。月経不順・疲労感・腰だるさを伴う。先天的な体質因子 |
| 気滞(きたい) | ストレスによる気の流れの停滞。肝気鬱結がLHサージのリズムを乱す。生理前のイライラ・胸の張り・周期の不安定を伴う |
| 痰湿+腎虚(複合型) | PCOSに最も多い複合体質。体重超過・疲れやすい・月経不順・排卵が不安定。適切な体質診断が重要 |
東洋医学的には「痰を化して(化痰)・腎を補い(補腎)・気の流れを整える(疏肝)」という複合的なアプローチがPCOS改善の基本です。
当院では刺さない経絡治療(接触鍼・熱くないお灸)でPCOSの体質改善にアプローチします。
● 三陰交・関元・中極:骨盤内血流改善・卵巣への栄養供給促進・排卵誘発のサポート
● 足三里・脾兪・豊隆:脾の運化機能強化→痰湿の解消→卵胞発育環境の改善
● 太衝・期門・内関:肝気の疏泄→気滞の解消→LHサージのリズム正常化
● 腎兪・命門:腎精の補充→卵胞発育の推進力回復
| 体質タイプ | 代表的な漢方薬・効果 |
| 痰湿タイプ(むくみ・体重増加・インスリン抵抗性) | 温胆湯・二陳湯・桂枝茯苓丸加薏苡仁:化痰利湿で余分な湿を除去。インスリン感受性改善にも |
| 腎虚+痰湿(最多) | 八味地黄丸+二陳湯または桂枝茯苓丸:補腎+化痰の組み合わせ。卵胞発育の推進力と環境の両方を改善 |
| 気滞+痰湿(ストレス性) | 加味逍遥散+二陳湯:疏肝+化痰でLHサージのリズムを整え痰湿を解消 |
| 血瘀を伴う場合 | 桂枝茯苓丸:活血化瘀で卵巣への血流改善。PCOSに生理痛・血塊が合併する場合 |
PCOSへの鍼灸漢方のアプローチには一定のエビデンスがあります。
| 食事のポイント | 理由・具体的な方法 |
| 血糖値スパイクを防ぐ食べ方 | 野菜→タンパク→炭水化物の順で食べる。白米→玄米・雑穀米に切り替え。清涼飲料水・白砂糖を控える |
| GI値の低い食品を選ぶ | 玄米・全粒粉パン・豆類・野菜中心の食事。精製炭水化物を減らすことがインスリン抵抗性改善に直結 |
| 良質なタンパク質を毎食摂る | 魚・豆腐・卵・鶏ささみ。タンパク質が血糖値の急上昇を抑制し、卵胞発育の材料にもなる |
| 化痰食材を積極的に摂る | はとむぎ・冬瓜・とうもろこし・海藻類。東洋医学的に痰湿を解消する食材 |
| 補腎食材を毎日 | 黒豆・黒ごま・クルミ・山芋。腎を補い卵胞発育の推進力を高める |
AMHが高いことは「卵の数が多い」という事実を示しますが「妊娠しやすい」を意味しません。
PCOSによるAMH高値の場合、問題は「卵の質」と「排卵のしにくさ」です。
PCOSは適切なアプローチで改善できる体質です。
インスリン抵抗性への食事・運動改善と、東洋医学的な「化痰・補腎・疏肝」の体質改善を組み合わせることで、排卵機能の回復・卵子の質の改善・妊娠率の向上が期待できます。
| AMH高値+PCOSの方の優先事項 | 具体的なアクション |
| ①血糖値コントロール | 食べる順番・白米→玄米・清涼飲料水を水・お茶に変える |
| ②適度な運動習慣 | 週3〜4回のウォーキング・水泳・ヨガを今月から始める |
| ③化痰・補腎の食養生 | はとむぎ・黒豆・山芋・クルミを毎日の食事に |
| ④経絡治療で排卵サポート | 三陰交・豊隆・腎兪への施術で卵胞成熟と排卵を促進 |
| ⑤体質に合った漢方処方 | 痰湿・腎虚・気滞のタイプを診断したうえで専門家が処方 |
三ツ川レディース漢方鍼灸院(大東市)では、初診120分の体質診断でPCOSのタイプを正確に把握し、刺さない経絡治療・全室個室の環境で体質改善をサポートします。
大阪市鶴見区・城東区・旭区・東大阪・門真・寝屋川・交野エリアでPCOS・AMH高値でお悩みの方はぜひご相談ください。
三ツ川レディース漢方鍼灸院(大東市)では、PCOSの体質タイプを初診120分で診断し、経絡治療と漢方処方で排卵機能の改善をサポートします。
こんな方はぜひご相談ください
● AMHが高値で排卵が不規則・月経不順の方
● PCOSと診断され不妊治療中の方
● 採卵数は多いが卵の質・受精率が低いと言われた方
● 東洋医学的な体質改善(化痰・補腎)でPCOSを改善したい方
● 大阪市鶴見区・城東区・旭区・東大阪・門真・寝屋川・交野エリアで妊活専門院をお探しの方
大阪・東大阪の不妊漢方鍼灸なら三ツ川レディースへ 鍼灸で外から・漢方薬で内から。
本来の東洋医学で妊娠しやすい体へ。 大阪で初めての不妊専門漢方鍼灸院として31年・860名超の妊娠実績。
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不妊専門 漢方鍼灸師
三ツ川レディース漢方鍼灸院
院長 三ツ川 友一郎
【資格】 鍼灸師・柔道整復師・医薬品登録販売者・日本刺絡学会認定鍼灸師
【学会】(一社)日本はり医学会 理事役員・日本伝統鍼灸学会会員
【役職】大東市鍼灸マッサージ協会 会長(2017年~)
【実績】1995年開業・臨床歴31年・妊娠サポート860名超
【学術発表】医道の日本(専門誌)執筆・第50回日本伝統鍼灸学会学術大会発表
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