大阪府

〒574-0026 大阪府大東市住道1丁目2-25 
JR住道駅徒歩3分

 
9:00~13:00
16:00~20:00

△:土曜 8:00~13:00 / 14:00~17:00

お気軽にご予約・お問合せください

072-872-5678

PCOSに良い食事・悪い食事|

漢方鍼灸師が教える体質別の食養生

はじめに:PCOSと食事の深い関係

PCOSと診断されてから食事に気をつけているのに、なかなか改善しない」——そんなお声をよく聞きます。

PCOSの食事療法については、インターネット上にさまざまな情報が溢れています。

「糖質制限がいい」「低GI食がいい」「イノシトールを摂れ」……しかし、これらは主に西洋医学・栄養学的な視点からのアドバイスであり、東洋医学的な「体質」を考慮したものではありません。

同じPCOSでも、肥満型と痩せ型では体の状態がまったく異なります。

PCOS全員に同じ食事が正解」ではなく、自分の体質タイプに合った食養生こそが最も効果的なアプローチです。

このコラムでは、大阪で20年以上不妊専門の漢方鍼灸師として活動してきた経験から、PCOSの体質別食養生を西洋医学の栄養学と東洋医学の両面から体系的にお伝えします。

【このコラムでわかること】 ①PCOSに共通して避けるべき食品 ②PCOSに共通して積極的に摂りたい食品血糖値コントロールの食べ方体質別(痰湿・腎虚・気滞・血瘀)の食養生今日から実践できる食事プラン

  • PCOSタイプを問わず「避けるべき食品」

体質に関係なく、PCOSの方すべてに共通して控えるべき食品があります。

これらはホルモンバランスの乱れ・インスリン抵抗性の悪化・炎症の促進につながります。

 

【特に避けるべき食品とその理由】

避けるべき食品

理由・体への影響

白砂糖・甘い菓子・清涼飲料水

血糖値を急上昇させインスリン過剰分泌を招く。アンドロゲン産生を促進

白米・白いパン・精製された炭水化物

GI値が高く血糖スパイクを起こしやすい。痰湿を増やす

揚げ物・脂っこい食品

トランス脂肪酸・酸化した油が炎症を促進。痰湿・瘀血を悪化

冷たい飲み物・生もの・アイスクリーム

東洋医学的に「脾」を傷め、痰湿を増やし代謝を低下させる

アルコール

ホルモン代謝を乱し、肝の疏泄機能を障害。気滞・血瘀を悪化

加工食品・インスタント食品

添加物・過剰な塩分・粗悪な油脂が体内炎症を促進する

 

【特に注意】 「少しくらい大丈夫」という感覚が積み重なると、ホルモン環境の改善が遅れます。完璧をめざす必要はありませんが、日常的な習慣として上記を意識的に減らすことが大切です。

PCOSタイプを問わず「積極的に摂りたい食品」

体質に関係なく、PCOSの改善・妊活の体づくりに役立つ食品があります。

これらはホルモン合成の材料となり、炎症を抑制し、腸内環境を整えます。

【積極的に摂りたい食品とその効果】

食品・栄養素

PCOSへの効果

良質なたんぱく質(魚・鶏肉・卵・豆腐・納豆)

ホルモン・卵子の原料。血糖値の安定にも貢献

青魚(サーモン・サバ・イワシ)

オメガ3脂肪酸が炎症を抑制し、インスリン感受性を改善

緑黄色野菜・根菜(ブロッコリー・にんじん・かぼちゃ)

抗酸化作用・葉酸・鉄分の補給。東洋医学的に気血を補う

発酵食品(味噌・納豆・ぬか漬け・キムチ)

腸内環境の改善。PCOSとの関連が研究で示される

ナッツ類(クルミ・アーモンド)

良質な脂質・ビタミンE・マグネシウムを補給

黒豆・小豆・黒ごま

東洋医学的に「腎」を補い、血を養う食材

 

PCOSに欠かせない「血糖値コントロール」の食べ方

PCOSの食事において最も重要な概念のひとつが「血糖値の安定」です。

特に肥満型PCOSではインスリン抵抗性が根本的な問題であり、血糖値の管理が排卵回復の鍵を握ります。

【血糖値を安定させる食べ方のルール】

ルール

具体的な実践方法

食べる順番を意識する

野菜たんぱく質炭水化物の順で食べる(ベジファースト)

炭水化物の質を変える

白米玄米・雑穀米、白いパン全粒粉パンに切り替える

③1食の量を適切にする

腹八分目を意識。ドカ食い・早食いは血糖スパイクの原因

間食は低GIのものを選ぶ

ナッツ・チーズ・ゆで卵・小魚など血糖値を上げにくいものに

朝食を抜かない

朝食抜きは昼食後の血糖値上昇を激しくする「第二ミール効果」を引き起こす

食後30分以内に軽い運動

食後のウォーキング1015分が血糖値の上昇を穏やかにする

 東洋医学的にも、不規則な食事時間・食べすぎ・冷たいものの過食は「脾」を傷め、痰湿を生む原因となります。

規則正しい食事リズムと腹八分目は、東西を問わず基本中の基本です。

体質別の食養生:自分のタイプに合った食べ方

ここからは東洋医学的な体質タイプ別に、より詳しい食養生をお伝えします。

自分のタイプを確認してから読んでください。

 

【痰湿型】代謝を高め余分な水分・脂質を排出する食養生

痰湿型は、体内に余分な水分と脂質が蓄積している状態です。

肥満型PCOSに多く、インスリン抵抗性が強い傾向があります。

食養生の目標は「脾を強め、痰湿を取り除くこと」です。

積極的に摂る食品

避ける・控える食品

はとむぎ・冬瓜・きゅうり・とうもろこし

甘いもの・脂っこいもの・乳製品(過剰摂取)

山芋・レンコン・ごぼう・こんにゃく

冷たい飲み物・生もの・アルコール

小豆・黒豆・緑豆

精製された炭水化物(白米・白いパン)

シナモン・生姜・陳皮(みかんの皮)

ドリンク類の糖分(ジュース・甘いコーヒー)

 

【痰湿型のポイント】 「食べる量を減らす」より「食べるものの質を変える」ことが先決です。急激な食事制限は脾をさらに弱めます。まず冷たいものと甘いものを減らすことから始めましょう。

 

【腎虚型】腎を補い生命力・生殖力を高める食養生

腎虚型は、生命エネルギー(腎精)が不足している状態です。

痩せ型PCOSや長期の無月経・疲労感が強い方に多い体質です。

食養生の目標は「腎を補い、気血を充実させること」です。

積極的に摂る食品

避ける・控える食品

黒豆・黒ごま・黒きくらげ・ひじき

過度な生もの・冷たい飲食物

牡蠣・エビ・うなぎ・レバー

過度な辛いもの・刺激物

山芋・栗・くるみ・松の実

カフェインの過剰摂取(睡眠の質を下げる)

なつめ・クコの実・竜眼肉

過度なダイエット・食事制限

 

【腎虚型のポイント】 「黒い食材」は腎を補う代表的な食材です。黒豆・黒ごま・黒きくらげを毎日の食事に少しずつ取り入れる習慣をつけましょう。また、温かいものを食べることが腎陽を養います。

 

【気滞型】肝の疏泄を助け、気の流れをスムーズにする食養生

気滞型は、ストレスや感情の抑圧によって気の流れが滞っている状態です。

イライラ・胸の張り・PMS症状が強いPCOS患者さんに多い体質です。

食養生の目標は「肝を助け、気の流れを整えること」です。

積極的に摂る食品

避ける・控える食品

セロリ・春菊・三つ葉・パクチー

アルコール(一時的に気が発散するが肝を傷める)

柑橘類(みかん・グレープフルーツ・レモン)

カフェインの過剰摂取(自律神経をさらに乱す)

ジャスミン茶・ローズティー・薄荷茶

脂っこい食事・過食(気の流れをさらに滞らせる)

そば・らっきょう・たまねぎ

食事を一人で抱え込まず、楽しく食べる環境も重要

 

【気滞型のポイント】 気滞型の方は「何を食べるか」と同じくらい「どう食べるか」が重要です。楽しく・ゆっくり・リラックスして食べることが、肝の疏泄を助けます。食事中のスマホ・ストレスの持ち込みを避けましょう。

 

【瘀血型】血の流れを改善し、子宮・卵巣の環境を整える食養生

血瘀型は、血液の流れが滞っている状態です。

生理痛・血塊・経血の黒ずみが特徴で、PCOSと冷えが重なっている方に多い体質です。

食養生の目標は「血行を促進し、瘀血を取り除くこと」です。

積極的に摂る食品

避ける・控える食品

玉ねぎ・にんにく・にら・らっきょう

冷たい飲食物(血の流れをさらに滞らせる)

黒酢・酢・サーモン・青魚

過度な油脂・揚げ物(血液の粘度を高める)

紅花・サフラン・ターメリック(料理に少量)

喫煙(血管を収縮させ瘀血を悪化)

桃・ざくろ・プルーン

長時間同じ姿勢(デスクワーク中は定期的に動く)

 

【血瘀型のポイント】 血瘀型の方は食事だけでなく「体を動かすこと」「体を温めること」がセットで重要です。毎日のウォーキング・湯船入浴・下腹部の温めを食養生と組み合わせましょう。

今日から使える!体質別の1日食事プラン例

実際にどう食べればよいか、体質別の1日の食事例をご紹介します。

あくまで参考例ですが、取り入れやすいところから始めてみてください。

 

【痰湿型の1日食事プラン例】

  朝食:雑穀ご飯(少なめ)・味噌汁(わかめ・豆腐)・目玉焼き・ぬか漬け

  昼食:蒸し鶏のサラダ(緑黄色野菜たっぷり)・玄米おにぎり1個・はとむぎ茶

  夕食:鮭の塩焼き・小豆入りひじきの煮物・根菜のお味噌汁・こんにゃくの煮物

  間食:素焼きのアーモンド・無糖の豆乳

 

【腎虚型の1日食事プラン例】

  朝食:黒ごまがゆ(山芋入り)・なつめ・くるみ数粒・温かいクコの実茶

  昼食:牡蠣と海藻のスープ・玄米ご飯・レバーの甘辛煮・ほうれん草のごまあえ

  夕食:うなぎの蒲焼き(少量)・黒豆煮・根菜のけんちん汁・黒きくらげの炒め物

  間食:蒸し栗・竜眼肉入りなつめ茶

 

【気滞型の1日食事プラン例】

  朝食:全粒粉トースト・スクランブルエッグ・グレープフルーツ・ジャスミンティー

  昼食:そばと鶏むね肉の温かいつゆそば・三つ葉たっぷり・柑橘のドレッシングサラダ

  夕食:蒸し野菜(セロリ・パプリカ)と豆腐の炒め・玄米ご飯・ローズヒップティー

  間食:みかん・ヨーグルト(無糖)

 

【血瘀型の1日食事プラン例】

  朝食:玉ねぎと卵の味噌汁・雑穀ご飯・鮭の塩焼き・にら入りスクランブルエッグ

  昼食:にんにく炒め(鶏肉・にら・もやし)・黒酢ドレッシングサラダ・玄米

  夕食:青魚のアクアパッツァ(サフランひとつまみ)・根菜の温スープ・ざくろジュース少量

  間食:プルーン3粒・温かいターメリックラテ(豆乳ベース)

まとめ:PCOSの食養生で大切な5つの原則

体質別の食養生をお伝えしてきましたが、最後に共通する5つの原則を整理します。

原則

内容

体質を知る

自分がどのタイプか(痰湿・腎虚・気滞・血瘀)を把握してから食事を選ぶ

血糖値を安定させる

食べる順番・炭水化物の質・食事のリズムでインスリン過剰を防ぐ

温かいものを基本にする

冷たい飲食物は体質を問わずPCOSに悪影響。温かい食事・飲み物を習慣に

腸内環境を整える

発酵食品・食物繊維・良質な油脂で腸内細菌叢を整えることが土台

継続できる食事を選ぶ

完璧な食事より「7割続けられる食事」が最も効果的。無理な制限は逆効果

食養生は薬でも鍼灸でもなく、毎日の積み重ねによって効果が出るものです。

一度にすべてを変えようとせず、まず「冷たいものを温かいものに変える」「白米を玄米に変える」など小さな一歩から始めましょう。

当院では、「自分の体質に合った食事・漢方・鍼灸を組み合わせてPCOSを改善したい」そんな方のために、当院では初診では2時間いただいています。

大阪で20年・延べ1,000名以上の妊活をサポートしてきた漢方鍼灸師が、体質診断をもとにあなただけの食養生・漢方・鍼灸プランをご提案します。

こんな方はぜひご相談ください

  PCOSの食事療法を試しているが効果が感じられない方

  自分の体質タイプを診断してもらい食養生を始めたい方

  食事・漢方・鍼灸を組み合わせてPCOSを根本から改善したい方

  大阪の不妊専門クリニックと並行して体質改善を進めたい方

  糖質制限・低GI食だけでは限界を感じている方

監修・執筆者

不妊専門 漢方鍼灸師

三ツ川レディース漢方鍼灸院

院長 三ツ川 友一郎

国家資格 鍼灸師、登録販売士、

妊活サポート実績多数

お気軽にご予約・お問合せください

お電話でのご予約・お問合せはこちら
072-872-5678
受付時間
平日 9:00~13:00 / 16:00~20:00 
土曜 8:00~13:00 / 14:00~17:00
定休日
日曜、水曜午後

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

072-872-5678

<受付時間>
平日 9:00~13:00 / 16:00~20:00 
土曜 8:00~13:00 / 14:00~17:00
※日曜、水曜午後は除く

フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。

新着情報・お知らせ

令和7年9月20日(土)

9月23日(火)の祝日は午前中のみの診療となっています。
ご予約をお待ちしています。→ご予約はこちらまで

令和7年3月25日(火)

三ツ川レディース漢方鍼灸院

住所

〒574-0026
大阪府大東市住道1丁目2-25

アクセス

JR住道駅徒歩3分 駐車場:無

受付時間

平日 9:00~13:00 / 16:00~20:00 土曜 8:00~13:00 / 14:00~17:00

定休日

日曜、水曜午後