大阪府

不妊の原因は様々ですが、器質的な原因として考えられているのが「子宮内膜症」です。

子宮内膜症を改善し、妊娠しやすい身体づくりをするためには子宮内膜症になつ原因を取り除くことが近道です。

特に食べ物は栄養や血液となるため、東洋医学ではかなり重要視されており、子宮内膜症の引き金になる食べ物も存在します。

そこで今回は食べ過ぎると子宮内膜症の原因になる食べ物をご紹介していきたいと思います。

東洋医学で考える子宮内膜症の原因

東洋医学で子宮内膜症の多くは「瘀血」によるものだと考えられています。

瘀血とは全身の血流が悪くなり、古くなった血液が体内に溜まってしまう状態をいいます。

その古くなった血液が月経時にうまく排出できず、子宮に溜まると子宮内膜症になると考えることができます。

また瘀血で全身の血の巡りが悪くなると子宮や卵巣に血液や栄養が行き届かなくなってしまうため、卵子の質の低下や着床に必要な子宮内膜が作られなくなり着床障害が起きる原因にもなることから瘀血が関係しているといわれています。

※そのほか、詳しい子宮内膜症の原因については以下のコラムをご覧ください。

子宮内膜症の原因になる食べ物3選

東洋医学では口から取り入れた飲食物が消化・吸収され血液や栄養となり、全身を循環するという概念があります。

そのため食べたものが血液の状態に反映されるため、食べ物によっては血液をドロドロにし「瘀血」の原因になってしまうことがあります。

特に食べ過ぎると子宮内膜症の引き金となるのが

  1. チョコレート
  2. 小麦
  3. 脂っこいもの

の3つです。

それぞれ詳しく解説していきたいと思います。

チョコレート

東洋医学でチョコレートの原料である「カカオ」は

  • 疲労回復
  • 精神安定
  • 血行促進
  • 余分な水分を排出

などの効能があるといわれていますが、チョコレートはカカオだけでなく、「砂糖や油」などが多く含まれています。

そのため食べ過ぎると砂糖と油によって血液がドロドロになり、瘀血の原因になります。

特に砂糖は瘀血の原因だけでなく、摂り過ぎると生殖機能と関係が深い腎を攻撃する恐れがあるため注意が必要です。

またチョコレートはカカオによって余分な水分を排出する働きがあるため、食べ過ぎると必要な水分まで排出してしまい、高血圧などの原因にもつながります。

さらに東洋医学でカカオの「苦味」には「余分な熱を散らす」作用があるといわれており、そのため苦味を摂り過ぎると逆に身体を冷やし、血流が悪くなる原因にもつながることから子宮内膜症のリスクが上がるとされています。

小麦

東洋医学で小麦は「冷やす作用」があるといわれており、五臓の「」に作用することで

  • 精神安定
  • 余分な熱を冷ます

などの効能があります。

ですがこの効能が期待できるのはあくまでも当時に存在していた「小麦」であり、現代のパンやパスタなどで使用されているものとは少し異なります。

ただ、熱を冷ます小麦は摂り過ぎると冷えによって血流が悪くなるため瘀血の原因にもつながることがあります。

また子宮内膜症の引き金として考えられているのはパンなどに含まれている

  • グルテン
  • 油(バターなども含む)

です。

グルテンやバターなどの油は「湿」を生じやすく、消化機能の脾胃や生殖機能の腎に負担がかかると考えられています。

体内に余分な湿が溜まると血流が悪くなり、瘀血の原因や生殖機能の低下によって子宮内膜症につながるといわれているため摂り過ぎには注意が必要です。

脂っこいもの

東洋医学で脂っこいものを摂り過ぎると身体に「湿と熱」が過剰に発生すると考えられており、血液がドロドロなると考えられています。

すべての油が身体に悪いわけではありませんが

  • 動物性油脂(特に牛肉の脂)
  • トランス脂肪酸を含む油(サラダ油やマーガリンなど)

などは消化機能の脾胃や生殖機能の腎に負担がかかりやすいといわれています。

脾胃は血液や栄養素をつくる場所のため、油により血流が悪くなると子宮内膜症の原因につながる恐れがあります。

※トランス脂肪酸の危険性についてはより詳しく記載したコラムがございますので、ぜひあわせてご覧ください。

また動物性油脂やトランス脂肪酸だけでなく、「ナッツ類」も原材は「」になるため食べ過ぎると瘀血の原因になることがあります。

ナッツには鉄分なども含まれており、妊活中で取り入れている方も多いかもしれませんがどれだけ身体にいいと言われているものでも食べ過ぎると毒になってしまうことがありますので1日の摂取量は必ず守りましょう。

脂っこいものによる過剰な湿と熱は水分不足や代謝の低下などの引き金になり、より瘀血が生まれやすくなりますので食べ過ぎには十分に注意しましょう。

引き算をすることが妊娠への近道

今回は子宮内膜症の原因になる食べ物を3つご紹介しましたが、妊娠に至るために大切なのは「心身ともに健康」であることです。

妊活中は様々な栄養素が必要とされているため、意識されている方も多いと思いますが体質改善する近道は身体に悪影響を与えるものを控えることです。

子宮内膜症に限らず、ご紹介した3つの食べ物は不妊の原因につながりますので日頃から控えるように心がけましょう。

※妊活中の食生活についてご紹介しているコラムの一覧がございますので、ぜひご参考ください

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