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妊活中の「ルイボスティー」は効果的?飲みすぎのリスクは?

妊娠しやすい身体づくりをするために飲み物選びは食べ物と同じように栄養素となるため、とても重要になってきます。

​そのなかでも「ルイボスティーが妊活に良い」ということを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ルイボスティーはとても身体にいいものではありますが、飲みすぎは良くありません。

そこで今回はルイボスティーの効果や飲みすぎによるリスクなどご紹介していきたいと思います。

ルイボスティーとは?

ルイボスティーとは南アフリカ共和国が原産のお茶です。

原料となるルイボスの名前は葉が落ちるときに赤くなることから「ルイ(赤い)」と「ボス(藪)」を組み合わせて名付けられました。

ルイボスはマメ科の植物で標高300~600mのごく限られた場所でのみ栽培されており気温差が激しく紫外線の強い半砂漠地帯で育ちます。

また収穫までには約2年間かかるといわれており、厳しい環境の中でも成長することから南アフリカ共和国では「奇跡のお茶」と呼ばれ、何百年も前から親しまれています。

現代では日本でもルイボスティーはコンビニやスーパーなでも気軽に購入することができ妊活中や妊娠中の女性を中心にとても人気があります。

なぜ妊活にルイボスティーが良いのか

妊活中や妊娠中にはルイボスティーが良いらしい。」という話を皆さん一度は耳にしたことがあるかもしれません。

ですが、なぜ妊活中や妊娠中にルイボスティーが良いのかご存じでしょうか?

ルイボスティーにはポリフェノールが豊富に含まれており、その中でも注目されているのが「アスパラチン」という成分です。

アスパラチンはルイボスティーだけが持つ成分といわれており、強い抗酸化作用があります。

抗酸化作用には 活性酸素を抑える働きがあり卵子の老化を防ぐなどの効果が期待できることから妊活中に飲むといいといわれています。

活性酵素とは

活性酸素とは身体の老化を進行に影響を与える“酸化ストレス”の原因となる物質のことです。

活性酸素が増える主な要因は

  • 過度なストレス
  • 紫外線
  • 喫煙
  • 過度な運動
  • 加齢

​などがあげられます。

この活性酸素が過剰になると身体の老化の進行するため卵子の質が低下し、排卵障害や着床障害などの原因になってしまうことがあります。

ですが活性酸素は排卵する際の卵胞破裂に関与したり、妊娠しなかった際に次の月経周期の卵胞発育に向けて速やかにプロゲステロンを低下させるほか、細菌やウイルスから身体を守る働きなどもあるといわれています。

そのため活性酸素は身体の老化を進行させる悪いもののイメージがありますが、私たちの身体には必要なものでもあるため「活性酸素を増やしすぎない」ことがとても大切です。

ルイボスティーはポリフェノールだけじゃない!

ルイボスティーにはポリフェノールのほかにも

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • リン

などのミネラルも他のお茶と比べ豊富に含まれています。

特にリンは身体の細胞内に存在し「細胞膜など生成に関与」しており、卵子も細胞からつくられているためミネラルはとても重要です。

またリンだけでなく、カルシウムやマグネシウムなども脳や神経に存在し、骨の形成などに関与しています。

妊娠しやすい身体づくりをするにあたってミネラルは必要不可欠なものであるため、積極的な摂取が推奨されています。

さらにルイボスティーは「ノンカフェイン」のため、妊活中だけでなく妊娠中なども安心して飲んでいただるのが特徴です。

ルイボスティーの飲みすぎには要注意!

ルイボスティーは妊活中の方にとって嬉しい効果はたくさんありますが、たくさん飲めば早く効果がでたりするわけではありません。

むしろルイボスティーを飲みすぎると逆効果になってしまうことがあり

  1. 血流が悪くなる
  2. 肝臓や腎臓に負担がかかる

などの副作用も知ったうえで適量を飲むように心がけましょう。

身体が冷え、血流が悪くなる

東洋医学では暑い地域でつくられる食べ物やお茶などは主に「陰性」と呼ばれ身体を冷やす性質があります。

例えば夏が旬の

  • 夏野菜(トマト、きゅうり、なす、オクラなど)
  • 麦茶、緑茶
  • 南国フルーツ(パイナップルやバナナ、マンゴーなど)

には熱さをしのぐために熱冷ましの効果があります。

ルイボスティーははじめにご紹介したように南アフリカが原産国のお茶です。

南アフリカの半砂漠地帯でできているルイボスティーは発酵されたお茶であっても身体を冷やす作用があります。

そのため飲みすぎると身体を冷やし全身の血流が悪くなったり、人によっては下痢になることがあります。

妊活中の方にとって欠かせない「卵子の質や子宮内膜」などに影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

利尿作用により肝臓や腎臓に負担がかかる

ルイボスティーには「利尿作用」があるため、トイレが近くなることがあります。

トイレが近くなるほど身体の毒素などを体外に排出しようと肝臓や腎臓が活動するため負担がかかる可能性があります。

東洋医学で五臓の肝や腎は

  • 自律神経
  • 生殖機能
  • ホルモンバランス

などと関係が深く、これらの機能が失調すると妊娠しやすい身体づくりどころかむしろ逆効果になってしまいます。

ルイボスティーは1日約500ml程度が目安に摂るよう心がけましょう。

また肝臓や腎臓への負担はルイボスティーに限らず、どの飲み物でも摂り過ぎると起こりうることですので十分に注意しましょう。

ルイボスティーのおすすめの飲み方

ルイボスティーなどのように身体を冷やす作用のあるものを摂る際は温める作用のあるものと組み合わせて、温冷を中和させることがとても大切です。

そこでおすすめしたいのは「しょうがルイボスティー」です。

作り方はとても簡単でホットのルイボスティーに「すりおろししょうが」を少し入れていただくだけです。

すりおろししょうがが難しい場合はスーパーに売っているしょうがのパウダーなどで代用していただくことも可能です。

また少し甘みが欲しい方は「はちみつ」なども足していただくとより美味しくいただくことができます。

しょうがはとても身体を温める効果があるので、ルイボスティーに入れていただくと身体を冷やしにくくなり、飲んだ後には身体がポカポカと温かくなるためおすすめです。

ぜひ一度試してみてください。

まとめ

妊活中の方にルイボスティーはおすすめではありますが、ルイボスティーを飲んだからといって必ず妊娠に至るわけではありません。

先ほどご紹介したように活性酸素が増える要因にはストレスや喫煙、過度な運動なども関係しています。

妊娠に至るために一番大切なのは「心身ともに健康」であることですので、ルイボスティーを積極的に摂取していても活性酸素の増える要因を取り除かなければなりません。

そのためには飲み物だけでなく食事や生活習慣、運動などの見直しも同時におこなっていただくことがとても大切です。

ルイボスティーはあくまで飲み物のため「妊娠しやすい身体づくりの一環」として取り入れてみてください。

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