子宮内膜ポリープを指摘された方の不妊施術

・　子宮内膜ポリープを指摘され体質改善し妊娠した症例

　　症例1　子宮内膜ポリープの原因を改善し妊娠

・　子宮内膜ポリープの影響

・　子宮内膜ポリープの症状と診断

・　子宮内膜ポリープの治療法

・　子宮内膜ポリープの鍼灸施術

・　子宮内膜ポリープの漢方薬処方

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Yさんは32歳でご結婚され、34歳から妊活を始められました。

タイミング療法、人工授精とステップアップされましたが妊娠には至らず。

検査をしても特に問題がないとのことでしたが、5，6年前に子宮ポリープを切除したことがあるとのことでした。

当院には人工授精の段階でできれば妊娠したいので、鍼灸で妊娠しやすい身体に整えたいとのことで来院されました。

子宮内膜ポリープは、受精卵が着床するための適切な環境を提供できない場合があります。

ポリープが子宮内膜の中央部分に位置する場合、着床を妨げるリスクが特に高くなります。

一般の女性の約10%に子宮内膜ポリープが見られるとされ、不妊症の女性ではその割合が約24%に上ると報告されています。

これは、ポリープが不妊の一因であることを示唆されていて、ポリープがあることで、精子や受精卵の移動が物理的に妨げられるため、妊娠の可能性が低下するとされています。

子宮内膜ポリープは無症状であることも多く、定期的な婦人科検診や不妊治療の過程で偶然発見されることが一般的です。

症状がある場合には、以下のような症状があらわれることがあります。

・不正出血

・月経過多

・月経期間の延長

診断は、経膣超音波検査や子宮鏡検査を通じて行われ、ポリープの存在が確認されます。

不妊症の原因として子宮内膜ポリープが疑われる場合、ポリープの切除が推奨されます。

手術によってポリープを取り除くことで、妊娠率が向上することが多くの研究で示されています。

例えば、子宮内膜ポリープを切除した患者の妊娠率は44.4%に達することが報告されています。

特に、ポリープが大きい場合や多発性の場合は、治療がより重要とされています

東洋医学では子宮内膜ポリープができやすい身体の状態を血虚の瘀血と考えています。

血という物質的な血や液が不足しているので血流が悪くなり、いらなくなったものを排出できない状態と考えています。

鍼灸には血流を改善する効果が期待されていてます。

特に当院では経絡治療という東洋医学的な鍼灸施術で「肝」「腎」「脾」の経絡を中心に施術をおこない、血を造ったり保存したりめぐらせたりする働きを高めています。

そうすることで、そもそも子宮内膜ポリープができない身体へと改善することができ妊娠しやすくなります。

血という物質的な血や液が不足して血流が悪くなり、いらなくなったものを排出できない状態になっていますから、血を補いめぐらす漢方薬を中心に処方します。

また胃腸が弱く食べものから血を造だせず血が不足している場合はまず胃腸の働きを高める漢方薬を処方します。

鍼灸との相乗効果で妊娠しやすい体質へと促します。

子宮内膜ポリープができるような状態が妊娠しにくくさせていますから、東洋医学でそもそもポリープができない身体にすることが妊娠への近道だと思います。

ぜひ、鍼灸や漢方薬をを受けてみてください。