大阪府

8-6.低温期なのに基礎体温が高い!改善する方法とは

不妊の原因は様々ですが、低温期の基礎体温が基準よりも高いと妊娠しにくいと考えられています。

基礎体温は女性ホルモンの状態などの現れることがあるため、整えることは大切です。

そこで今回は低温期の体温を下げる方法をご紹介していきたいと思います。

低温期の体温を下げる方法

低温期の体温を下げるためには陰虚や血虚傾向の体質を改善することです。

※陰虚や血虚については低温期の基礎体温が高くなる原因とともに解説しておりますので、以下のコラムをあわせてご覧ください。

身体の潤いや血液を補う食材を摂取する

夏野菜や果物は身体を潤し、熱を冷ましますが身体を冷やす作用が強いため、あまりおすすめできません。

余分な熱を鎮めるものとして

  • 豚肉
  • はまぐり
  • れんこん
  • ゆり根
  • 白きくらげ
  • 豆腐

などや粘り気のある「納豆や山芋、オクラ、めかぶ、もずく」など生殖機能と関係の深い腎機能を高めつつ、身体の潤いを補うはたらきがあるため、積極的に摂っていただくことがおすすめです。

また血虚傾向にある方は「枝豆やそら豆、いんげん」など皮に包まれている豆類は血を補う働きがあるので、一緒に摂取しましょう。

※そのほか鉄分が多く含まれている食材については以下のコラムをご覧ください。

汗をかきすぎない

東洋医学では「汗血同源」といわれており、発汗しすぎると体内の水分量が減少や血液の消耗につながると考えられらています。

また水分量が減ると血液循環も悪くなるため、子宮や卵巣に十分な栄養や血液が行き届かなくなってしまい、低温期の基礎体温が高くなるだけでなく卵子の質などにも影響を及ぼす可能性もあります。

汗をかくことは「熱の放散にもなるため、湿気が溜まりやすい梅雨の時期などは発汗する必要はありますが、むやみにサウナや岩盤浴、炎天下での運動など過剰に汗をかくことは避けましょう。

夜更かしせず、早寝早起きを心がける

東洋医学では安静にする夜間に「陰のエネルギー(身体の潤い)を補う」と考えられています。

特に午後7時~午前5時あたりは自律神経や生殖機能などと関係が深い時間帯になっています。

夜更かしを続けると陰のエネルギーが不足する原因や自律神経の乱れ、生殖機能の低下など様々な原因につながる恐れがあります。

徹夜明けなどに身体がほてるのは陰のエネルギーが消耗し、潤いが不足している証拠です。

休日など関係なく、夜更かしはせずに日頃から早寝早起きを心がけましょう。

※妊活中の睡眠についてご紹介しているコラムがございますので、ぜひあわせてご覧ください

漢方薬を併用するとより効果的に

低温期の体温が高く「陰虚」の傾向がある方は陰を補い、身体に潤いを与える効果が期待できるものや熱感が強い場合は余分な熱を抑える漢方薬を使用することもあります。

身体に潤いを与える生薬「地黄(じおう)」が含まれている

  • 六味丸
  • 杞菊地黄丸(疲れ目など目の症状もみられる場合)

などがよく使用されます。

また「血虚」傾向にある方は血を補う効果が期待できる漢方薬を使用します。

代表的なものとして

  • 婦人宝
  • 加味逍遙散
  • 芎帰調血飲第一加減

などがよく使用されます。

ご紹介した養生を漢方薬を併用していただくととても効果的ですが、漢方薬は体質に合っていないものを服用すると症状が悪化する恐れがあります。

そのため自己判断での服用は避け、お近くの東洋医学の専門家に相談しましょう。

心身ともに健康であることが妊娠への近道

今回は低温期の体温を下げる方法をご紹介しましたが、低温期の体温が高いと妊娠に至れないわけではありません。

ですが妊娠に至るために一番大切なのは心身ともに健康であることで基礎体温は女性ホルモンの状態などを現していますが、基礎体温が全てではありません。

どんな体質傾向であっても重要になってくるのは食事や睡眠などの基本的な生活習慣です。

お心当たりのある方はまず、規則正しい生活を心がけるようにしてみましょう。

※妊活中の生活習慣について記載されているコラムの一覧がございますので、ぜひ以下をご参考ください。

関連動画

【妊活】低温期の体温が高い方の原因と対策とは

【妊活】低温期に卵胞が育たない1つの原因と対策

お気軽にご予約・お問合せください

受付時間
平日 9:00~13:00 / 16:00~20:00 
土曜 8:00~13:00 / 14:00~17:00
定休日
日曜、水曜午後
パソコン|モバイル
ページトップに戻る