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4-9.【妊活】低温期の基礎体温が高いと不妊の原因に⁉
不妊の原因は様々ですが、一つの指標として使われているのは「基礎体温」です。
基礎体温の中でも特に低温期は女性ホルモンを分泌させ、質の良い卵胞を育てる期間のためとても重要になってきます。
そこで今回は低温期の体温が高い主な原因と改善方法を東洋医学的に解説していきたいと思います。
基礎体温とは「心身が安静であるときの体温」をいい、生命維持に必要なエネルギーを消耗している状態の体温です。
女性では月経や排卵、妊娠などの情報源として利用されており、妊活をされている方にとっては月経周期を把握する手段でもあります。
一般的には低温期と高温期の二層に分かれ、その差が「約0.3~0.5℃」が理想だといわれています。
ですが基礎体温を記録してみると
など二層に分かれない場合があります。
その場合、ホルモンバランスなどが崩れ、妊娠しにくい身体になっている恐れがあると考えられています。
※基礎体温については詳しく記載したコラムがございますので、以下をご覧ください。
女性の月経周期も陰陽論で分けることができ、基礎体温の場合は
と分けることができ、低温期は「陰」にあたるため陰虚傾向にある方は身体が熱をもち、低温期でも基礎体温が少し高くなる傾向があります。
低温期の体温が高くなる原因は陰虚だけでなく、身体の血液が不足する「血虚」も考えられています。
血虚は主に
などにより起こると考えられており、東洋医学の陰陽論で血液は「陰」に属します。
血は全身に酸素や栄養を運ぶだけでなく体液の一部でもあり、身体を潤す働きもあります。
そのため血液が不足すると陰虚と同様に身体が熱をもち、低温期の体温が高くなることがあります。
陰虚と血虚は根本的な原因は異なりますが、併用して起こることが多いため似た症状が出ることがほとんどです。
※そのほか血虚については詳しく記載したコラムがございますので、ぜひあわせてご覧ください。
低温期に体温が下がりきらない人の対処法とは
【妊活】低温期の体温が高い人の原因と対策とは