4-2.【不妊】AMH（抗ミュラー管ホルモン）値が低い原因とは？

東洋医学ではAMH値が低くなる原因の多くは五臓の「腎」の機能が失調している可能性があると考えられています。

五臓の腎には排尿などの水分代謝を主るだけでなく「生殖機能」と深い関係があり、生命エネルギーの根源を蓄える役割があります。

​成長や発育、発達などにも腎は関与しているため、生きていくうえで必要不可欠なものだと考えられています。

腎機能は年齢とともに低下するため加齢も関係しますが、年齢に比べＡＭH値が低下する主な原因は

1. 甘いものの摂り過ぎ
2. 睡眠不足

によるものが多いです。

東洋医学で甘味は「消化機能を高める味」といわれていますが、それはあくまでも何千年前のものであり自然な甘味（お米や果物など）を示しています。

です現代の甘味は人工的につけられているものがほとんどで食べ物だけでなく、飲み物にも砂糖がたくさん使われているものが多いです。

生殖機能と関係が深い「腎」と消化機能は密接な関係があり、お互いの機能が暴走しないよう抑制し合う関係にあります。

そのため甘いお菓子やスイーツ、ジュースなどを摂り過ぎると消化機能の脾胃が腎を攻撃し、抑制しすぎてしまうことがあります。

この状況が続くと年齢に比べ、老化が進行しAMH値が低くなる原因になります。

東洋医学で夜の睡眠は「自律神経を整え、腎の機能を補う時間」と考えられており、夜更かしなどが続くと腎の機能が低下しAMH値が低くなる原因になります。

また寝る時間だけでなく、睡眠は質も大切です。

• 寝る直前までの電子機器（スマホやテレビなど）
• 午後以降のカフェイン

などは睡眠が浅くなる原因につながります。

質の悪い睡眠は腎機能だけでなく自律神経が乱れる原因にもなり、ホルモンバランスなどへ影響を及ぼすことがあります。