2021年5月23日
ご紹介した自然周期専門のクリニックで妊娠されたYさん(39歳 大阪市平野区)

ご紹介した自然周期専門のクリニックで妊娠されたYさん(39歳)が36週になられました。
当院に初診で来院された時は、
採卵を6回、移植も4回されていましたが、1度は着床するもすぐに流産でした。
直近では採卵しても受精卵が育たずに凍結できないとのことで、まずは残っている凍結胚を移植したのですが、妊娠には至りませんでした。
そこでしっかり身体づくりをしてから、もう一度体外受精に臨みましょうとお話ししました。
また、刺激周期での採卵では受精卵が育たないとのことで、当院で提携している自然周期専門のクリニックをご紹介しました。
お身体を拝見すると瘀血という東洋医学では血のめぐりが悪い状態で質の良い卵子が採れなくなっていましたので、血流をよくする漢方薬を服用してもらいながら、鍼灸でも刺絡といって血のめぐりを良くする施術をおこないました。
血流が良くなり瘀血の状態が改善するとお通じが良くなります。Yさんも長年悩んでいた便秘も改善され、便秘薬を飲まなくても毎日スッキリ出るようになり、身体の調子が良くなっているのを実感されていました。
そうして身体作りと併用しながら、1回目の自然周期の採卵で1つを胚盤胞で凍結することができました。
貯卵のため2回目の採卵では胚盤胞を2つ凍結することができました。
そして1回目の移植へ反応はありましたが、結果は陰性。
2回目の移植で妊娠、継続し妊娠中期以降も当院に来院され体調を維持されました。
そして無事に36週まで経過しました。
初めてのお産で不安はあるとは思いますが、できることはしっかりできていたと思います。
あとは良いお産を祈るばかりです。
良い報告をお待ちしています。