妊娠に至るためには”質の良い卵子“が必須です。
質の良い卵子とは “細胞分裂を続けるエネルギーがある”ことと“染色体の異常がない”状態のことです。
そこで今注目されているのが”ミトコンドリア“です。
不妊の要因としても今非常にトピックになっており、ミトコンドリアを活性化させることで卵子の質が上がるといわれています。
今回は「ミトコンドリアと卵子の質の関係」を紹介していきたいと思います。
ミトコンドリアは“身体の発電所”ともいわれており、生きていくために必要なエネルギーの“約95%”がミトコンドリアによって産生されています。
食事から分解された栄養素(糖・脂肪・タンパク質など)のエネルギー源と細胞に運ばれてくる酵素を反応させて、“ATP”といわれるエネルギーを産生します。
産生したATPを使って細胞内の様々な活動を行うことで”生命を維持“し、筋肉を動かしたり、脳を使って物事を考えたりすることができるのです。
そのため生きていくうえでミトコンドリアは必要不可欠なのです。
ミトコンドリアはエネルギーを産生する過程で酸素の0.1~2%は“活性酵素”に変化します。
活性酵素は”細胞を酸化させたり、正常な細胞を攻撃したり“悪者のイメージがありますが、”細菌やウイルスを撃退する“働きもあるため、 “健康の維持”には必要なものです。
そのため“最適な活性酵素の状態を保つ”ことが健康を維持するにはとても大切なことなのです。
老化によりミトコンドリアの機能が低下すると”エネルギーの産生”などができなくなるため、卵子に影響を及ぼすと排卵障害や着床障害につながることがあります。
またミトコンドリアは独自のDNAを持っているため“染色体異常”の原因になることもあります。
活性酵素は心身的ストレスのほかにも喫煙、多量飲酒、激しい運動、食品添加物の摂り過ぎなどでも増えるといわれており、酸化ストレスが体内に蓄積されると”抗酸化力とのバランスが崩れてしまうため老化が進行する”原因になると考えられています。
身体の老化が進行すると”卵子の老化も進行”し、ミトコンドリアの機能低下の原因になってしまいます。
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