妊娠報告8-4

当院の不妊漢方薬や不妊鍼灸を受け妊娠された方の声や報告をご紹介しています

Mさんは26歳でご結婚されました。

コロナ禍で新婚旅行に行く予定で当初は妊娠を希望されなかったそうです。

令和3年7月より自己タイミング法での妊活を始められました。

それから1年が経っても妊娠されなかったので当院に来院されました。

自然妊娠を望まれるとともに健康な体を手に入れたいという思いを初診でお聞きしていました。

初診で問診させていただいたりお身体を拝見すると、生理前の情緒不安定・イライラ・胸張り、生理痛があり毎回鎮痛剤を使う、性交時の痛み、のどの渇き、軟便、就寝時刻が12時半、肩こり、冷え、むくみ、疲れやすいなどの症状がありました。

肝や腎の陰虚傾向で肝気のめぐりの悪さや水や血といった陰的なものの不足もあるようでした。

漢方薬では、肝や腎の陰気を補い肝気や血を補ってめぐらす目的で杞菊地黄丸と芎帰調血飲第一加減を処方しました。

鍼灸でも肝・腎をしっかり補う施術。

養生法では早く寝ることと考え方の習慣や食事療法などをお伝えしました。

この方の場合は生理前の諸症状が改善されると妊娠しやすくなります。

Mさんは毎回妊活について質問され疑問や分からないことなどを解消されていました。

頭の中を明確にしておくことは精神的にもとても良いことですね。

また養生法などは素直に実践さていました。

やはりそういう方が妊娠しやすいなと感じています。

ただし妊活の養生法も実践してみて合わなければ無理してやる必要はないと考えています。

いずれにしても実践してみないと合っているかどうかも分かりませんので、まずは実践することが大事だと思っています。

その後3か月、施術を重ねしっかり身体も整ってきて生理前の症状や生理痛、冷え、疲れやすさなどが改善されていきました。

その後、身体が整ってきているので体外受精にもチャレンジされました。

令和6年11月採卵され6個の胚盤胞を凍結。5AB×1個、4AB×2個、と良い結果で次の周期に移植して見事に陽性判定となりました。

その後、令和7年7月の36週まで当院に来院されました。

無事にお産したこともご連絡くださり、当院としてもうれしい限りでした。

1回の体外受精で上手くいったのも、しっかり身体づくりをおこなったからだと思います。