当院は2005年に大阪では初めて不妊を専門にした鍼灸院としてリニューアルしました。
それから14年、妊娠を希望される方と向き合い施術に努めてきました。

おかげさまで、今では大阪だけでなく、兵庫、奈良、京都、などの他府県や遠くアメリカからも、 たくさんの方が来院されるようになりました。

なぜ、三ツ川レディース漢方鍼灸院には大阪だけでなく他府県から、多くの不妊で悩む方が来院されるのか？

それは、14年間、不妊専門で培った技術と知識に裏付けされた実績にあると思います。
その実績をまとめてみました。

「不妊専門のクリニックで検査をしたけど、特に問題がなく、原因が見当たらない。だけど妊娠することができない。原因が分からないので、どう対策したらいいのか分からない」と嘆く方が多くいらっしゃいます。

東洋医学には「未病」という考え方があります。「自覚症状はあるが、検査で異常がない状態」のことで、肩こり、冷え、のぼせ、手足のしびれ、めまい、食欲がないなど何となく調子が悪い状態のことを言います。

実は不妊専門クリニックで検査を受けても原因が見当たらないという方の多くは、この「なんとなくの不調」を引き起こしている状態が、妊娠しにくい原因となっているのです。

こういった、「なんとなくの不調」を引き起こしている状態が卵子の質を低下させ、ホルモンバランスを崩し、子宮内膜を薄くさせ、あなたの身体を妊娠しにくい状態にしています。

当院では、東洋医学の視点で身体の状態を把握し、原因を見つけ出します。原因さえ分かればその原因に対処することができます。

例えば、顔色が悪い、集中力がない、めまい、たちくらみ、こむらがえり、脱毛、爪の変形、手足の冷え、疲れやすい、生理周期が長い、過少月経などの「なんとなくの不調」があるとします。

このような不調を東洋医学的な視点でみると血（けつ）の不足や循環不全の状態である血虚（けっきょ）と診ることができます。

血という栄養素が不足し、上手く循環していない状態ですから、卵巣や子宮への栄養供給が不足しています。ですので、卵子の質は低下、子宮内膜は薄くなり、妊娠しにくくなってしまうのです。

施術としては、血を補うような漢方薬を処方し、めぐりを良くするための鍼灸を施すことで、しっかりと血を送りたい場所へ届けます。

その結果、卵巣や子宮に栄養がしっかり供給され、卵巣からは質の良い卵子を提供することができ、子宮内膜は着床に備えてフカフカでしっかりと厚くなります。

あなたが本来持っている「妊娠するという力」がしっかり働きだすのです。

このようにして、当院では妊娠しにくくしている原因を見つけ出し、その原因に対して漢方薬、鍼灸で即座に対応していきます。

あなたが妊娠できない原因は必ずあります。

当院オリジナルの「子宝セラピー」を、漢方薬、鍼灸と併用して受けていただくことで、 「妊娠しやすい心」に整え、より早く確実に妊娠という結果につながります。

なぜなら、子宝セラピーを受けることで、不妊の大きな要因でもある過剰なストレスを上手くコントロールする術が身に付くからです。その結果、過剰なストレスから身を守り、本来持っている「妊娠力」が発揮しやすくなるのです。

過剰なストレスが妊娠に影響するのは、ストレスを認知する脳の部分と女性ホルモンに影響する脳の部分が隣接しているからで、過剰にストレスがかかることで女性ホルモンまで手が回らなくなると考えられているからです。

また、実験でネズミを水につけてストレスをかけると、まず胃に穴が開いて、その次に睾丸が小さくなります。このように、生物は子孫を残すよりも、個体を守ることを優先し、生殖系は後回しにされます。

このようなことからも、過剰なストレスが不妊の大きな要因になっていることが分かります。

当院でも原因不明不妊の多くは、過剰なストレスが1番の要因ではないかと考えています。

例えば、このような患者様がいらっしゃいました。

鍼灸の専門学校を卒業し免許を取得しただけでは、人を治せないというのは、鍼灸師の共通する認識とされています。

鍼灸の知識と技術は、古典的なものの解釈を取り入れることや日々進歩していることもあり、習得するのは非常に困難なことです。

自分1人で習得しようとしても1人よがりの施術になりがちで、決して患者様のためになりません。

所属している鍼灸学術団体（一社）東洋はり医学会関西で、多くの鍼灸師に学術の指導を行っています。

学びは、知って、実践して、そして誰かに伝えること。この3つで深まるものです。

講師をすることで、新しい技術を得て、実際の臨床で実践します。そして上手くいったことも失敗したことも、他の鍼灸師に伝えて共有するのです。この繰り返しこそが技術力を高めるために大切だと考えています。

全てはご来院される患者様のため。

妊娠・出産し、赤ちゃんの笑顔と出会うという夢を、夢ではなく現実にしてもらうことが、何よりの私たちの報酬なのです。

女性鍼灸師だからこそ女性特有の身体や心の状態にも共感して施術できると考えています。

そのため、スタッフは女性鍼灸師のみ採用し、積極的に育成しています。

一度担当しましたら、その方の専属鍼灸師として施術にあたりますので、希望される方は、初めてのご予約の際にお申し付けください。

初めて来院される方には、問診時に詳しくお話しを聞かせていただいています。

鍼灸でどのようなことを改善されたいのか、西洋医学的な治療をどこまでされるのか、パートナーの方とどこまで話しをされているのか等、様々なことを十分に知り得た上で初めて最善の方法を提示できるからです。

ただお話しの内容は非常にナイーブなことも含まれていますので、初診時に全てをお話しいただくのが難しい場合もあります。

そこで安心してお話ししていただけるように、施術室全てを完全個室として、よりプライバシーに配慮した形でご用意しています。

また、日ごろのストレスを少しでも解消していただきたいという思いから、リラックスして施術を受けていただけるように、床には無垢の杉板を、壁には漆喰を施しました。