2021年8月19日
【2人目不妊】AMHが低くても漢方鍼灸で卵子の質を改善し妊娠したTさん(39歳 大東市)

お一人目は体外受精、採卵2回で妊娠されました。
2年後から二人目を希望され体外受精を開始されるも上手くいかず、当院を受診されました。
初診時にお話しを伺うと、
AMHの数値が低く低刺激での採卵をおこなっているが、薬に対する反応が悪く、良い受精卵を確保できないのではないか。
また、年齢のこともあり、すぐにでも採卵したいが、このままでは同じような結果に繋がるのではないかということで、鍼灸で身体づくりをして、良い卵子を確保して妊娠に繋げたいとのことでした。
問診すると、目の疲れや肩こり、腰痛、めまい、貧血、むくみ、冷え、疲れやすいといった症状があり、お仕事と家事と子育てに追われ時間的、身体的にも余裕のない状態でした。
このようなケースでは、東洋医学では産後まもなくからの仕事や子育て、家事といった過労で「腎」が弱くなっていると考えます。
「腎」は生殖や成長、老化などを司る妊娠には欠かせないものです。
まずは「腎」をしっかり補い、卵巣の働きや生命力を高める施術をおこないました。
そのような施術を3ヵ月しっかりおこなったところ、腎の脈がしっかりしてきたので、採卵へすすんでもらうことに。
そうして採卵していただくと初期杯で1つの凍結。
移植へとすすみ陽性判定がでて心拍まで確認できたのですが、8週で流産という結果になりました。
引き続き身体づくりをおこないながら鍼灸施術も継続してもらいました。
そして流産してから3か月後に採卵。
初期杯を1つと胚盤胞を2つ確保することができました。
次の周期には移植して見事に陽性。
現在、順調に妊娠継続され29週になられました。
お一人目のお子さんにやっと姉妹ができてにぎやかになるなと笑顔でお話しされています。
良いお産になるように鍼灸でお手伝いさせていただけたらと思います。