2023年1月26日
摂り過ぎ要注意!妊活・妊娠中は控えてほしいお茶とは?
妊活や妊娠中の方は様々な栄養素が必要とされているため、食事の栄養バランスなどに気をつかっている方も多いのではないでしょうか。
ですが食べ物だけではなく“飲み物”も大切です。
何気なく毎日飲んでいるものが妊活や胎児に影響を及ぼしているかもしれません。
妊娠力をより上げるためには食べ物だけでなく、飲み物も気をつかいましょう。
そこで今回は妊活・妊娠中には控えてほしいお茶をご紹介していきたいと思います。
妊活・妊娠中に良いお茶については詳しく記載した記事がございますのでぜひ合わせてご覧ください。
妊活・妊娠中は控えてほしいお茶とは?
今では近くのスーパーなどでも様々な種類のお茶が気軽に購入できますが毎日取り入れるものだからこそ妊活・妊娠中は十分に注意していただきたいものです。
主に控えてほしいのは
- カフェインを含むもの
- 身体を冷やす作用があるもの
- 子宮収縮作用のあるもの
の3つです。
胎児の発育に影響を及ぼす可能性がある「カフェイン」
「妊活・妊娠中にカフェインは避けた方がいい」と一度は耳にしたことがありませんか?
カフェインはコーヒーだけでなく“紅茶やお茶”などにも含まれているため注意が必要です。
コーヒーの場合は100mlあたり“60mg”ですが
玉露 |
160mg/100ml |
煎茶 |
20mg/100ml |
烏龍茶 |
20mg/100ml |
紅茶 |
30mg/100ml |
などのお茶はカフェインが含まれているため、お茶でよく水分を摂られる方は過剰摂取になる恐れがあります。
カフェインは胎盤を通過するため、母体と同じ血中濃度にはなりますが“胎児の肝臓は未発達なので排出できずに高濃度のカフェインが長時間とどまってしまう”ことがあります。
すると”胎盤の血管収縮や胎児心拍数の増加“やカフェインは”身体を冷やす作用“があるため過剰に摂取すると全身冷え、血流が悪くなると胎児に”十分な酸素や栄養が行き渡らなくなる“ことから胎児の発育に影響を及ぼすのではないかと考えられています。
さらにカフェインは”鉄の吸収率を下げる“と考えられているため妊活中も控えることが推奨されています。
身体の冷やす作用のあるお茶は血流が悪くなる原因に
毎日何気なく飲んでいるお茶にも“身体を温めるものと冷やすもの”の2種類あります。
妊活・妊娠中の“冷え”は大敵です。
身体が冷えると全身の血流が悪くなるため、子宮や卵巣内の血流も悪くなってしまうことがあります。
すると子宮や卵巣に十分な栄養や酸素が行き届かなくなるため卵子の質が下がる原因になったり、妊娠中の場合は胎盤の発育に影響を及ぼす可能性もあります。
お茶の中でも特に冷やす作用があるのは“麦茶、緑茶、はと麦茶、コーン茶”などです。
4つのお茶に共通するのは“余分な熱を取り除く”作用があることです。
麦茶や緑茶などは特に飲まれている方が多いと思いますが、どちらも“夏や発熱時”などに飲むイメージがありませんか?
また、はと麦茶やコーン茶は”利尿作用を促し、むくみなどを解消する(デトックス効果)“働きもありますが飲みすぎると身体を冷やしてしまいます。
主に”茶葉が緑であまり発酵されていないものやデトックス効果が期待できる“お茶は身体を冷やす作用のあるものが多いため”ごぼう茶や黒豆茶、たんぽぽ茶、どくだみ茶“などで代用しましょう。
子宮収縮作用のあるお茶は流産につながる恐れも
妊活・妊娠中の方の多くはカフェインを控えるために“ルイボスティー”などの“ハーブティー”を飲まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですがハーブティーは一つ一つ効能が異なり、種類によっては“子宮の収縮を促す”作用があるものもあります。
妊活中や妊娠後期などは問題ありませんが“移植後や妊娠初期”には要注意です。
代表的なものとしては“カモミールやラズベリーリーフ、ジャスミン”などが子宮の収縮を促進することが報告されています。
また”ハトムギ“は”異物を除去“する作用があり、まれに胎児を異物とみなしてしまう危険性があるため控えることが推奨されています。
リラックス効果があり飲まれている方が多い”ラベンダーやレモングラス“などは妊娠中の安全性が確認できていないため注意が必要です。
妊娠が発覚した後は”ルイボスやローズヒップ、タンデライオン(たんぽぽ)、ジンジャー“などで代用しましょう。
摂り過ぎ要注意!妊活・妊娠中は控えてほしいお茶とは?のまとめ
今回は妊活・妊娠中に控えてほしいお茶をご紹介しましたが、ご紹介したお茶は決して身体に悪いものではありません。
お茶も食べ物と同じようにそれぞれの効能があるため、ご自身の体調や季節などにあわせて飲んでいただくのがおすすめです。
一番大切なのは”心身ともに健康“であることですので、妊活・妊娠中は飲みものだけでなく食べ物や睡眠、運動などの生活習慣がとても重要になってきます。
身体に良いものを取り入れるだけでなく”身体に良くないものを控える“ことが妊娠や安産の近道ですので今一度見直してみてください。
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