「卵子の老化」の原因 - 大阪の不妊漢方鍼灸院三ツ川レディース

三ツ川レディース漢方鍼灸院

漢方・鍼灸師が教える。不妊体質改善ブログ

2015年8月7日

「卵子の老化」の原因

年齢が上がると女性が妊娠しにくくなる「卵子の老化」の原因を、米ニューヨーク医科大が突き止めたと発表した。卵子のもとになる「卵母細胞」のDNAが傷ついた際、その修復能力が衰えていた。不妊治療に役立つ成果として注目される。13日付の米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンに掲載される。

 チームは、生後11~12カ月のマウスと、生後4~5週の若いマウスの卵母細胞の遺伝子を比較。高齢のマウスほど、傷ついたDNAを修復する4遺伝子の働きが低下していることを発見した。また、4遺伝子のうち、乳がんの発症を抑える「BRCA1」を人工的に失わせたマウスは、通常より半分しか卵母細胞を作れなかった。

 さらに、この遺伝子に異常がある24人(平均34.8歳)の血液検査から、卵巣中の卵母細胞の数を推計すると、異常のない60人(同36.3歳)に比べて数が半分程度に減っていたという。

 チームは「発見を生かして卵母細胞のDNAを修復できれば、卵巣の老化速度を遅らせることもできるかもしれない」としている。

 吉村泰典(やすのり)・慶応大教授の話 卵子の老化の仕組みは謎だっただけに、意義は大きい。ただし、がんに関連する遺伝子を利用することは安全面で難しく、今回の成果がすぐに治療につながるとは言えない。

【毎日新聞 2013年 2月14日 斎藤広子】

 

当院にも「卵子の老化」を改善できればと思われている方が

たくさんいらっしゃいます。

原因がわかればいずれその対策も確立され、

卵子の老化に悩んでいる方の希望になると思います。

 

医学の分野では遺伝子の解明が進んでいます。

今後、医療にどんどん応用されていくのでしょうね。

 

私たち鍼灸師が学ぶ東洋医学の分野は古典を基礎としていて、

驚くような新しい発見がどんどん出てくるという訳ではありませんが、

少しずつではありますが進化いるように思います。

 

今悩んでいらっしゃる方のお役に立てるように、

新しいことへの挑戦も忘れずに鍼灸術の精進に励みたいと思います。

 

 三ツ川