2022年9月26日
妊娠力UPにつながる!基礎体温をあげるおすすめの養生法2選
不妊の原因は様々ですが、妊娠を妨げる大きな弊害として問題となっているのが“低体温”です。低体温の定義は定められているわけではありませんが、おおよそ“低温期が35℃台、高温期にはいっても36℃台前半”だと低体温の傾向があると考えられています。
女性は”筋肉組織が少ないため男性に比べ冷えやすい体質の方が多い”ですが、決して“冷えるのが当たり前”ではありません。特に現代の女性は約40年前と比べ“基礎体温が約0.3℃低くなっている”といわれています。
特に低体温の傾向がある場合は”冷え“などの症状がみられるため放っておくと”全身の血流が悪くなる“原因になります。すると子宮や卵巣内の血流も悪くなってしまうため、十分な血液や栄養が行き届かず”排卵障害や流産“などの原因になることがあります。低体温だけでなく、基礎体温の乱れは”ホルモンバランスの乱れ“を示すこともあります。場合によっては妊娠や出産に影響を及ぼしてしまいまう可能性があるため注意が必要です。
そこで今回は”基礎体温を上げるおすすめの養生法を2つ“ご紹介していきたいと思います。
妊娠力UPにつながる!基礎体温をあげるおすすめの養生法2選
基礎体温を上げるために一番大切なのは”血流と冷えの改善“です。血流と冷えを改善するおすすめの養生法は
- 運動
- 食生活の見直し
の2つです。
適度な運動で熱をつくり血流と冷えを改善!!
最初に少しお話ししたように女性は男性と比べ筋肉組織が少ないため、冷えやすい体質の方が多いです。主に身体の熱をつくるのは“筋肉”のため、適度に運動し”筋肉を動かすことで冷えや血流改善の効果が期待”できます。
運動量ももちろんですが、一番大切なのは“継続”していただくことですのでまずは自分の体力にあったウォーキングやストレッチなどからはじめていただくことがおすすめです。
妊活中におすすめの運動法を詳しく記載した記事がございますのでぜひあわせてご覧ください。
また当院ではブログだけでなく、YouTubeでも妊活に役立つ情報を発信しております。妊活においてとても重要な“下半身や骨盤周りの血流改善”が期待できるエクササイズ動画をアップしておりますので、運動が苦手な方やなかなか運動する時間が取れない方などはぜひ試してみてください。
【妊活】妊娠しやすくなる運動は筋トレ5分でOK – YouTube
【妊活】妊娠力がどんどん上がる10分の筋トレ – YouTube
【妊活】卵子の質をあげる15分のエクササイズ運動 – YouTube
身体を冷やすものは控え、温める食品を積極的に摂取しましょう
低体温を改善するためには“食生活の見直し”も大切です。
”マクロビオティック“といわれる“食物養生法”と”東洋医学の思想“を組み合わせた自然に則した食事法が古くからあります。簡潔に言うとすべての食べ物を”温める作用があるもの(陽性)と冷やす作用があるもの(陰性)“に分けることができ、陰と陽の食材をバランスよく摂取することで健康が維持させるという考え方です。
例えば”夏野菜“など冷やす作用のある食品を摂取しすぎると身体は冷え、低体温の原因になります。夏場でも”冷たい食べ物や飲み物“はできるだけ控え、”しょうがや発酵食品(味噌など)、シナモン“など身体を温める効果があるものを積極的に摂取するようにしましょう。
陰性や陽性の野菜や果物については詳しく記載した記事がございますのでそちらをご覧ください。
妊娠力UPにつながる!基礎体温をあげるおすすめの養生法2選のまとめ
今回は基礎体温をあげるおすすめの養生法を2つご紹介しましたが、低体温だからといって妊娠できないわけではありません。ですが基礎体温は妊娠に必要なホルモンの状態などをあらわしていることがあるため、基礎体温を上げることは妊活においてとても重要です。日頃から養生していただくことで低体温改善の効果が期待できますので、お心当たりのある方はぜひ試してみてください。
また、まれではありますが、基礎体温が上がらず“低温期が続く”場合は“無排卵症”などの可能性もござますので低温期が続く方は一度産婦人科などに受診してみましょう。