2013年1月30日
Vol.16 不妊と骨盤の弾力について
人間の骨盤は1つの仙骨と左右の腸骨からできています。この仙骨と腸骨の関節を仙腸関節といいます。この関節は歩いている時にわずかに動いています。
このわずかに動くということは女性にとって非常に大切なことです。というのは、女性の場合は月経周期に合わせて骨盤が閉じたり開いたり下がったり上がったりしているからです。
この骨盤の開閉がスムーズにおこなわれると月経が順調になります。骨盤の開閉をスムーズに行うには弾力が必要で す。固くなって動かなくなってしまうのもダメですし、緩みすぎて十分に閉まらないのもダメです。月経の周期に合わせて開いたり閉じたり柔軟にできることが 大切です。
しかし最近この月経のリズム、開閉のリズムが上手くいかずに、生理痛、腰痛、肩こり、生理不順、そしてその結果赤ちゃんがなかなかやって来てくれない方が増えてきているように思います。
現代のストレス社会さらには、便利で早いが良いとされる風潮の中では、毎周期の月経が面倒くさいものとして、日々を過ごしてしまい、この骨盤を整える大事な時期を無為に過ごしてしまっているようです。
毎週期の月経は子宮のお掃除でもあり、身体を整える絶好のチャンスです。この月経の前後の骨盤調整で健やかでしなやかな骨盤づくりをして赤ちゃんにとって居心地の良い身体づくりをしましょう!