【妊活】FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値を下げる効果が期待できるツボ - 大阪の不妊漢方鍼灸院三ツ川レディース

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2022年4月19日

【妊活】FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値を下げる効果が期待できるツボ

 

 

FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値が高く、なかなか妊娠に至ることができず悩んでいる方が多くいらっしゃいます。実際、当院にいらしている患者さんにも「FSHの数値が高く、体外受精がうまくいかない」など悩んでいる方が多く、「どうすればFSHの数値を下げることができるのか?」というご相談をよく受けます。FSHの数値を下げる方法をいくつかご紹介してきましたが、FSHの数値を下げるためには“体質改善”をすることがとても大切です。ご紹介した養生法や漢方薬と同時に“ご自宅でお灸”をしていただくと体質改善につながり、よりFSHの数値を下げる効果が期待できます。そこで今回は体質別にFSHの数値を下げる効果が期待できるツボをいくつかご紹介していきたいと思います。

※東洋医学的に考えるFSHの数値が上がる原因などを詳しく解説したブログをアップしていますので以下の記事もぜひあわせて読んでみてください。

【妊活】卵巣機能を高めFSH(卵胞刺激ホルモン)の数値を下げる食べ物を紹介!

 

 

FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値を下げる効果が期待できるツボ

 

 

FSHの数値が期待できるツボは体質傾向によって異なり、自分に合った体質のツボを選ぶことがとても大切です。

東洋医学では

  • 肝鬱気滞
  • 腎虚

がFSHの数値が高い方に多い体質傾向だと考えられています。

※肝気鬱結と腎虚について解説した記事がございますので詳細はそちらの記事をご覧ください。

【妊活】卵巣機能を高めFSH(卵胞刺激ホルモン)の数値を下げる食べ物を紹介!

今回はこれらの体質傾向の方におすすめするツボをご紹介していきます。

 

 

ストレスなどにより自律神経が乱れている「肝気鬱結」タイプの方におすすめするツボ

 

【妊活】FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値を下げる効果が期待できるツボ | 大阪の不妊漢方鍼灸院三ツ川レディース

 

肝気鬱結傾向にある方は主に

  • 不安感や抑うつ感、イライラ、怒りっぽい
  • のどの違和感(梅核気)
  • 肩こりや頭痛
  • 月経不順、月経前に乳房が張り痛む

などの症状がみられることがあります。

ストレスなどにより自律神経が乱れている“肝気鬱結”タイプの方は“肝の機能を高めたり、全身の気の巡りを良くし自律神経を整える”効果が期待できるツボを使います。
代表的なツボは“太衝(たいしょう)”です。太衝は“足の親指と人差し指の交差したところのくぼみ”にあり、動脈の拍動を感じることができます。足の親指と人差し指の間に指をひっかけ、足の甲に向けて上がっていくと骨と骨が交差したところで止まります。押すと「ゴリゴリ」と硬いものが触れ、痛みを感じるところが“太衝”です。

 

【妊活】FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値を下げる効果が期待できるツボ | 大阪の不妊漢方鍼灸院三ツ川レディース

 

太衝は肝の機能を高め、全身の気の巡りを良くするだけでなく、動脈の上にあるツボのため”血流の改善“にも効果が期待できます。ストレスは“自律神経やホルモンバランスを崩し、FSHの数値が上がる大きな原因”になりますので、日頃からストレスを感じている方はぜひ太衝にお灸を据えてみてください。

 

 

加齢などにより生殖機能が低下している「腎虚」タイプの方におすすめのツボ

 

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西洋医学でもFSHの数値が上がる1つの原因として考えられているのは”卵巣機能の低下“によるものです。卵巣機能は“年齢や甘いものの食べ過ぎ”などにより低下するため、“生殖機能に関係が深い腎の働きを高める”ツボにお灸を据えることでFSHの数値を下げる効果が期待できます。
腎虚傾向の方は主に

 

  • 頻尿、夜間尿
  • 思考力の低下、物忘れが多い
  • 耳鳴り、難聴、めまい
  • 下半身が冷える
  • 白髪、脱毛


などの症状がみられることがあります。
腎機能を高める代表的なツボは“太谿(たいけい)”です。太谿は“内くるぶしとアキレス腱の間”にあり、動脈の拍動を感じることがあります。

 

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太谿は腎機能を高めるだけでなく、動脈の拍動部にあるため太衝と同様に“血行改善”の効果や腎は水分代謝とも関係が深いため、”むくみを解消する”効果などもあります。また太谿は腎機能を高めるツボの中でもとても重要なツボのため、加齢に伴う”疲労感や足腰の冷え、難聴、耳鳴り、尿の問題“などにも効果的です。そのためFSHの数値を下げる効果が期待できるだけでなく、”身体のアンチエイジング“にも効果が期待できるため妊活中の方にぜひお灸を据えていただきたいツボです。

 

 

ご自宅でお灸を据える際に注意するべきこと4つ

 

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1 ”入浴前後30分や飲酒後、発熱時”は全身の血流が良くなりお灸の効果が薄れたり、やけどやのぼせなどの原因にもなるため避けてください。その他はいつしていただいても大丈夫ですが、できるだけ“リラックスできる時間”にするとより効果が期待できます。

2 熱感は人によって異なります。やけどの原因になるのでお灸は最後まで燃やさず“じんわり温かい”と感じたら熱くなる前に取るようにしましょう。
※お灸を据える際は灰皿やグラスなどに水入れ、使い終わったお灸をすぐに消せるように準備しておきましょう。(火種が残っていると火事の原因になることがあります。)

3 (台座灸などシールがついている場合)お灸に火をつける際はツボに置いてからつけるのではなく、”一度手にお灸を乗せ、火をつけてからツボに置く”ようにしましょう。

4 お灸を点火すると多くの煙とお灸特有の香りがでるため、お灸をする際は”換気扇の近くやベランダ”などで据えるようにしましょう。
※お灸の煙や香りが気になる方はドライヤーなどで代用することもできます。
その他、詳しいお灸のやり方や妊活中におすすめのツボなどご紹介している動画がございますのでぜひご参考ください。

 

 

 

 

FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値を下げる効果が期待できるツボのまとめ

 

今回はFSHの数値を下げる効果が期待できるツボをご紹介しましたが、FSHの数値が高いと必ず2つの体質傾向に当てはまるわけではありません。先ほどもお話ししたようにツボは自分の体質に合ったツボを選ぶことがとても重要です。より詳しく自分の体質やツボの場所などを知りたい方はお近くの東洋医学の専門家にご相談していただくことがおすすめです。
またご紹介したツボにお灸をすれば必ずFSHの数値が下がり、妊娠に至るわけではありません。妊娠に至るためには“心身共に健康”であることなので、食事や睡眠、運動などの”生活習慣“の見直しも必要です。ご自宅でのお灸は“FSHの数値を下げる一つの方法”としてお考え下さい。
当院は鍼灸施術だけでなく、漢方薬の処方やご自宅で簡単にできるお灸、養生のアドバイスなどもおこなっておりますので、心当たりのある方はぜひご相談ください。

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