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院長ブログ

2021年10月27日

東洋医学でみる月経前症候群(PMS)

 
 
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1 月経前症候群(PMS)とは?

 

 

月経前症候群(PMS)とはPremenstrual Syndrome の略で個人差はありますが、“月経の約3日~10日前からはじまるイライラや情緒不安定、胸の張り、体重増加、むくみなど精神的あるいは身体的症状”のことをいいます。

 

症状の個人差がとても大きく、イライラなどが強い場合は家族や職場などの人間関係に悩んでしまうこともあります。

 

“月経開始とともに症状が軽快もしくは消失”していくことが特徴です。

 

日本では月経のある女性の約70~80%が月経前症候群の何らかの症状を持ち、5.4%は生活に支障をきたしているといわれています。

 

 

 

2 月経前症候群(PMS)の症状

 

 

PMSは精神的、身体的に様々な症状がみられます。

 

例えば

 

・腹部膨満感(お腹の張り)

・腹痛や便秘、下痢

・吐き気

・頭痛、めまい

・乳房の張りや乳房痛

・腰痛

・過食、食欲不振

・肩こり

・むくみ

・肌荒れ、ニキビ

・動悸

・抑うつ症状

・イライラ、不安感

・集中力の低下

・疲労感

・不眠や睡眠過多

 

などの症状がみられることがあります。

 

 

 

3 月経前症候群(PMS)の原因

 

 

PMSの原因は明らかにされていません。

 

ですが、主に排卵後から月経前にかけて症状が出るため、“女性ホルモンの関連性が深い”といわれています。

 

排卵後に多く分泌される女性ホルモンである“エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)”は妊娠に至らなかった場合、“月経前に急激に減少”することでホルモンの変動が激しくなるため、関連しているのではないかと考えられています。

 

そのほか“ストレスや食事、睡眠などの生活習慣”なども関係していることがあるといわれています。

 

 

 

4 東洋医学でみる月経前症候群(PMS)

 
 
 

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東洋医学では人間の身体は主に“気・血・水”の3つで成り立っており、何らかの原因でどこか一つでも不足したり、過剰になったりするとバランスが崩れ、様々な症状が出てきます。

 

PMSはこの“気・血・水のバランスが乱れたり、五臓(肝・心・脾・肺・腎)の肝や腎の働きが失調”することが原因と考えられています。

 

一番多いとされているのが“肝の働きの失調”によるものです。

 

東洋医学で肝は”ストレスの影響を受けやすい “と考えられており、 “過度なストレスや継続的な過緊張”などが肝の働きを失調させる大きな原因といわれています。

 

また肝には“全身に気や血を巡らせる”働きがあり、“全身の血流を促進”させます。

 

この働きが失調すると全身の気や血の巡りが上手くいかなくなり、 “気滞”“瘀血”などの

原因になります。

 

 

 

4-1 気滞とは?

 

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気滞とは肝の働きが失調することにより、“全身の気の巡りが滞ってしまう”ことをいいます。

 

気は“生命活動のエネルギー源”といわれており、身体や精神を健康に保つために必要なものです。

 

気の巡りが滞り気滞になると“血・水の流れを邪魔したり、他の臓器・組織の機能を失調させる”ことがあり、PMSの場合は“腹部膨満感(お腹の張り)やイライラ、便秘や下痢”などの症状があらわれることがあります。

 

また気滞は“自律神経やホルモンバランス”などにも影響すると考えられており、女性の場合は“月経周期の乱れ”の原因になることもあります。

 

 

 

4-2 瘀血とは?

 
 
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瘀血とは肝の働きが失調することで“全身の血の巡りが滞ることで血流が悪くなったり、古い血液が体内に溜まってしまう”ことをいいます。

 

血は“体内の血液”のことを示し、各臓器や器官に栄養を与えたり、精神や情緒を安定させる働きもあります。

 

瘀血により血の巡りが滞ってしまうとPMSでは“肩こりや不眠、抑うつ症状”などがあらわれることがあります。

 

また、PMSの症状が月経開始とともに軽快していくのは“子宮内に溜まっていた瘀血が月経により体外に排出されるため”だと考えられています。

 

 

 

4-3 腎と月経前症候群(PMS)

 

 

先ほどご紹介したようにPMSの原因で一番多いのは肝の働きの失調によるものですが、“肝と腎は密接な関係”があり、肝の働きが失調すると腎の働きも失調してしまうことがあります。

 

東洋医学で腎は“生殖機能”に深く関係していると考えられています。

 

腎は“精”を貯蔵する臓器で精は“身体の発育や成長、生殖などの生命活動に必要”とされており、”エネルギーの基礎物質“ともいわれています。

 

そのため腎の働きが失調してしまうと女性の場合はPMSだけでなく、“不妊症や月経不順”などの原因になることがあります。

 

また腎は“水分代謝を調節する”働きもあるため、PMSでは“むくみ”の症状が出たりすることがあり、さらに腎は“恐れ”の感情に深く関係すると考えられているため“不安感”などの症状も出ることがあります。

 

 

 

5 月経前症候群(PMS)の漢方薬

 

 

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PMSの改善を東洋医学的にアプローチする場合は“漢方薬”がとても有効です。

 

“気滞”など気の異常がある場合は“加味逍遙散や抑肝散、半夏厚朴湯”などが気の巡りをよくする漢方薬が使用されることが多く、“瘀血”などの場合は“桂枝茯苓丸、桃核承気湯、芎帰調血飲第一加減”など瘀血を取り除き、血の巡りを良くする漢方薬が使われます。

 

また、腎の働きが低下によるPMSには“八味地黄丸、六味丸”や水分代謝の異常がある場合は“当帰芍薬散や五苓散”などを使用することもあります。

 

ですが、漢方薬は問診や腹診、脉診などにより“体質にあった”漢方薬を服用する必要があります。

 

万が一、体質に合っていない漢方薬を服用した場合は“症状を悪化させてしまう”恐れがあります。

 

市販でも多くの漢方薬が販売されていますが、自己判断での服用は避け、東洋医学の専門家に必ず相談しましょう。

 

 

 

6 まとめ

 

 

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PMSは漢方薬がとても有効ではありますが、漢方薬を服用したからといって全ての症状が改善するわけではありません。

 

漢方薬を服用しつつ、“生活習慣の改善やストレスの解消”などを一緒に行っていくことがとても大切です。

 

当院は不妊でお困りの方や妊婦さんのための鍼灸院ではありますが、漢方薬の処方もおこなっておりますので心当たりのある方はぜひご相談ください。

 

 

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