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院長ブログ

2021年8月12日

不育症の鍼灸と漢方薬

 
 
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目次
 
 
 
1.不育症とは?
 

 

不育症とは妊娠は成立するものの“流産や死産”“新生児死亡(出生後28日を経過しない乳児)”を繰り返し、結果的に子どもを持てない状態をいいます。

 

特に流産(22週未満に妊娠が終了してしまうこと)を2回繰り返した場合を“反復性流産”、3回以上繰り返した場合を“習慣性流産”といい大多数の流産は妊娠12週未満に発生します。

 

新生児死亡も含まれていますが、不育症において主な問題となるのは“流産や死産”です。

 
 
2.不育症の原因

 

 

不育症は偶然起こることもあれば、何らかの原因により起こることもあります。

 

その原因は様々で“内分泌異常”“血栓性素因(血管に血の塊ができやすい)”などがあげられます。

 

ですが不育症の直接的な原因は明らかにされていないことが多く、詳細な検査をおこなっても約半数は原因が特定できないといわれています。

 
 
3.不育症の方によくみられる異常

 

 

不育症の方を検査するとよくみられる異常は以下のものです。

 

ただしこれらが不育症の直接的な原因かどうかは明らかにされていません。

 

“これらの因子があると流産しやすい”という意味でリスク因子が赤ちゃん側とお母さん側それぞれいくつか考えられています。

 

〇赤ちゃん側

・染色体異常疾患

・遺伝子異常

 

 

〇お母さん側

・自己免疫異常

・子宮奇形(子宮形成不全)

・甲状腺機能の異常

・黄体機能不全

・血液凝固系の異常

 

などあげられていますが、大多数は原因不明で上記のような異常が原因となることはごくまれのようです。

 
 
4.不育症の西洋医学での治療

 

 

不育症は西洋医学では“血液の凝固異常”によるものが多いと考えられています。

 

その際、専門クリニックなどでは血液をさらさらにする作用のある“低用量のアスピリンやヘパリン”などの薬を処方し、血流改善の治療をおこなうことがほとんどです。

 
 
5.東洋医学で考える不育症

 

 

不育症は様々な原因がありますが、東洋医学では“腎虚、血虚、肝鬱気滞”などが原因で妊娠の維持がしにくくなっていると考えられています。

 

“腎虚”とは東洋医学でいう“五臓(肝、心、脾、肺、腎)”のひとつである“腎”の機能が低下している状態をいい、不育症に最も関連が深い臓腑といわれています。

 

腎の機能は生きるための必要なエネルギーや栄養の基本物質である“精”を貯蔵し、人の“成長や発育、生殖”などを司ります。

 

そのための腎の機能が低下してしまうと“受精卵の質、胚の健康状態、ホルモンの量”などが大きく左右され、妊娠の維持がしにくくなったり、リスク因子でもある“染色体異常”などが起こる原因の一つではないかと考えられています。

 

“血虚”とは東洋医学でいう“気、血、水”“血”が不足している状態をいい、身体の潤いや栄養である血は妊娠において”胎児を養う”働きがあります。

 

元気な赤ちゃんが育つには“母体からの栄養や酸素の供給”が必要不可欠です。

 

母体が血不足になると胎児も血が不足するため、胎児に必要な栄養や酸素が行き届かなくなってしまいます。

 

さらに血の量が少ないと全身の血流も悪くなってしまうため、妊娠維持に必要な子宮内膜が厚くならず“流産”などの原因にもなってしまいます。

 

“肝鬱気滞”はストレスや過緊張の継続により、五臓の“肝”の機能が滞っている状態です。

 

不育症の原因で最も多いと考えています。

 

東洋医学で肝は“全身に気や血を巡らせるや血を蓄える”働きがあり、ストレスなどの影響を受けやすい臓腑といわれています。

 

例えば仕事の激務などによる疲労蓄積や深夜残業など“不規則な生活”、家族からの不理解やプレッシャーなどの継続が“ストレス”となり肝の機能が低下する原因になります。

 

肝の機能が低下すると全身の気や血の巡りがうまくいかなくなり、血を体内に蓄えることができなくなるため胎児まで血液などが行き届かなくなってしまいます。

 

そのため胎児の成長などにも影響し、“流産や死産”などの原因にもなっているのではないかと考えられています。

 
 
6.不育症の鍼灸と漢方薬

 

 

鍼灸では“妊娠しやすい、流産しにくい体質”へと改善していくことを目的に施術していきます。

 

東洋医学では“五臓や気血水”のどこか一つでも機能が低下してしまうと身体全体のバランスが崩れ様々な症状がでてくると考えられています。

 

例えばストレスによる不育症だった場合、上記でも紹介したようにストレスは五臓の“肝”に影響し機能が低下してしまいます。

 

これにより五臓のバランスが崩れ肝だけでなく“腎”などにも影響し、不育症では“胎児の成長やホルモンの乱れにより妊娠の維持がしにくくなる”などといった症状がみられます。

 

鍼灸で“肝と腎”のバランスを整えてあげることで症状が緩和されます。

 

さらに鍼灸とともに“漢方薬”を服用していただくことでより効果が期待できます。

 

腎虚の場合は“八味地黄丸や六味地黄丸”、血虚の場合は“婦人宝”、肝鬱気滞の場合は“四逆散や加味逍遙散“などが不育症の改善にはよく使われています。

 

さらに血流改善を目的とする際は“婦人宝や芎帰調血飲第一加減、桂枝茯苓丸”などが使われます。

 

漢方薬は体質に合っているものを服用することで効果が期待できます。

 

体質に合っていないものを服用すると症状を悪化させてしまうことがあります。

 

自己判断は避け、漢方薬を服用の際はお近くの東洋医学の専門家をお尋ねください。

 
 
7.養生法

 

 

ストレスをかけない

身体を温める

栄養を摂る

 

 

①不育症では“ストレスをかけない”ことがとても大切です。

 

先ほどご紹介したようにストレスは五臓の“肝”に影響がでます。

 

肝の機能が低下することにより “肝鬱気滞”などになり血流が悪くなると“流産”などの原因になります。

 

さらにストレスで“甘い物”などを過食してしまうと、血液がドロドロになり“血液の凝固異常”の原因にもなります。

 

趣味の時間を作って気分転換をしたり、適度な運動などをしてストレス解消をしましょう。

 

 

②身体を温めて”血流を改善”することが大切です。

 

 

身体を温めて子宮内の血流を向上させることで、良質の子宮内膜を形成します。

 

受精卵が育ちやすい良質の子宮内膜を作るためにも子宮内の血流はとても重要です。

 

身体が冷えてしまうと血流が悪くなるため、受精卵が育ちやすい十分な子宮内膜ができなくなってしまいます。

 

すると胎児にまで血液が行き届かなくなってしまうため、妊娠維持がしにくくなり流産や死産などにつながります。

 

 “冷たい飲み物や食べ物、果物”などは身体を冷やしてしまうので控えましょう。

 

身体を温める“ほうじ茶やにんじん、かぼちゃ、たまねぎ、れんこん、納豆、キムチ”などを積極的に摂取しましょう。

 

ですが、“生野菜”も身体を冷やしてしまいます。野菜を摂取する際は焼いたり、蒸したりなどしてから摂取するようにしましょう。

 

 

③胎児の成長には“栄養”が欠かせません。

 

 

子宮内の酸素、栄養素が豊富な子宮環境を維持し、受精卵が育ちやすい場を作ります。

 

“甘い物や油物”などは避け、バランスのよい食事を摂りましょう。

 

バランスを考えるときにヒントになるのは“食品がつくる色彩”です。

 

例えば“だいこんとたまねぎ”だけでは色彩が乏しいと感じたら、“にんじんや海藻類、きのこ”を加えたりするなどしてみましょう。

 

 

最後に

 

不育症と診断されたからといって妊娠、出産ができないわけではありません。

 

鍼灸や漢方薬、養生法などで体質改善をしていくことで妊娠、出産は十分に可能です。

 

心当たりのある方は一度お近くの鍼灸院に尋ねてみてください。

 

当院は妊娠を望む方や妊婦さんなど女性のための鍼灸院です。

 

妊娠しやすい体への改善などをお手伝いさせていただいています。

さらに体質にあった漢方薬の処方もおこなっております。

 

ぜひ一度当院にご相談ください。

 

 

 

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