子宮内膜症と漢方・鍼灸での改善方法 | 不妊|漢方|鍼灸|大阪|卵子の質改善|不妊専門の三ツ川レディース漢方鍼灸院

子宮内膜症と漢方・鍼灸での改善方法  |  不妊|漢方|鍼灸|大阪|卵子の質改善|不妊専門の三ツ川レディース漢方鍼灸院

  • JR住道駅徒歩3分
  • TEL.072-872-5678

院長ブログ

2021年7月16日

子宮内膜症と漢方・鍼灸での改善方法

 

目次

 

1 子宮内膜症とは?

 

子宮内膜またはそれに似た組織が何らかの原因で、子宮の内側以外の場所で増殖と剥離を繰り返す疾患です。20~30代の女性に多く発症します。

 

女性ホルモンの影響により、本来の子宮内膜と同じように増殖した組織は月経時に剥離し出血を起こします。ですが、子宮内膜症の場合は子宮外で出血を起こしているため、体外に血液は排出されません。それがお腹の中にたまると炎症を起こし、強い痛みや癒着、不妊の原因になります。

 

卵巣にたまった場合の子宮内膜症は、“チョコレート嚢胞”といわれています。

 

2 主な症状

 

子宮内膜症の患者さんの約90%の方にみられるのが、強い月経痛です。月経の回数を重ねるたびに痛みは増し、しだいには下腹部痛だけでなく悪心嘔吐を伴うことがあります。

 

そのほかにも過多月経や不正出血による貧血や子宮内膜がダグラス窩(子宮と直腸の間)にできると性交痛なども伴います。

 

3 東洋医学で考える子宮内膜症

 

東洋医学では“瘀血”が原因と考えています。

瘀血とは、食生活の偏りや運動不足、冷え、ストレスなどにより血液の流れが停滞し、汚い血や古い血などが体内に溜まった状態をいいます。

 

例えば、身体を“家”とします。生活をしていると必ずゴミが出ます。そのままにしておくとゴミが山積みにされていると、家の中でスムーズな生活ができなくなります。それを防ぐためにも定期的にゴミ出して、家の中を綺麗に保たなければなりません。

 

人間の身体も同じです。血液を循環させ、老廃物などを体外に排出し、綺麗な状態を保つ必要があります。瘀血は血液の循環がうまくいかないわけですから、老廃物などが排出できなくなり体内に溜まり、うっ血や逆流など起こします。

 

老廃物が体内に溜まり、逆流などを起こしたものが子宮内膜症へとつながる原因になります。

 

4 瘀血改善方法3つ

 

1.食事の見直し

2.適度な運動

3.身体を温める

 

1.油物や甘い物などは控え、血液をさらさらにしたり、体を温めたりする食材を摂取しバランスの良い  食事を摂りましょう。

 

おすすめの食材は、玉ねぎやさんま、いわしなどの青魚、にんにく、ほうれん草、桃、らっきょう、黒豆、酢などが血行促進を期待できます。

ですが、多く摂りすぎると逆効果になることがあるので適度に摂取することが大切です。

 

2.適度に運動をし、血流を良くしましょう。

ランニングなどの有酸素運動はもちろんですが、歩いて買い物に行ったり、散歩をしたりすることからはじめてみましょう。自分の身体に見合った運動をすることが大切です。

 

3.入浴の際は、シャワーだけで済ませるのではなく、湯船に浸かったりして身体を温めましょう。

夏場でもクーラーなどで体を冷やさないように薄着を控えたりする工夫も必要です。

 

5 瘀血に対する鍼灸治療と漢方

 

東洋医学で瘀血は、五臓(肝、心、脾、肺、腎)の“肝”に注目して治療していきます。

 

肝には血液量を調節する作用があります。

この肝がストレスなどで働きが低下すると、血液の循環がうまくいかなくなり、瘀血が生じると考えられています。根本的な治療として、五臓全体のバランスを見ながら鍼やお灸をして、肝の働きを良くしたり、血流を改善したりします。

 

場合によっては、刺絡(皮膚を切り、吸玉で滞った血液を体外に排出させる)という直接的な治療法でお腹や肩周りなどの瘀血を取り除いたりもします。

 

さらに、先ほど紹介した改善方法3つや鍼灸治療に加え、漢方薬を飲むと、より効果が期待できます。

 

瘀血傾向のある方には、“桂枝茯苓丸や芎帰調血飲第一加減、加味逍遙散”などがおすすめです。ですが、漢方薬は体質に合ったものでないと逆効果になることがあります。

 

自己判断は避け、自分自身の体質を知ったうえで服用するようにしましょう。

分からない場合は近くの東洋医学の専門家に相談するようにしてください。

 

当院では、鍼灸治療とともに漢方薬の処方も行っています。また、漢方薬のみの購入なども可能ですので、ぜひ当院にご相談ください。

 

6 自宅でできるお灸

 

ドラックストアなどでも売られているせんねん灸などを使うと、簡単に自宅でもお灸をすることができます。

 

おすすめのツボは“三陰交”です。

“内くるぶしの一番高いところから指幅4本分上の骨と筋肉の間”にあたります。

 

瘀血になる原因の一つである”冷え“にとても効果的なツボです。そのほか実際に治療院でも不妊症や婦人科疾患などで三陰交はよく使われています。

まずは左右に1壮ずつからはじめてみてください。

 

ご紹介した三陰交の場所はあくまで目安です。より正確な場所は鍼灸の先生にご相談ください。

 

当院では、子宮内膜症の治療でも三陰交は使用していますがごく一部のツボです。実際他にも婦人科疾患や瘀血改善に効果的なツボがあります。

三陰交のお灸はもちろんですが、鍼灸院で全体的な治療を受けていただく方がより効果的ですので、一度ご相談ください。