2019年9月2日
37歳 血流を改善し卵子の質を上げて妊娠に至った症例
妊娠判定で陽性が出たとお電話をいただきました。
この方は、
当院に通い妊娠された方のご紹介で来院されました。
ご年齢は37歳で、
体外受精3回目での妊娠となりました。
施術は瘀血(血の流れが悪い状態)処置を中心におこない、
卵巣の働きを改善して、
良い卵子、受精卵の確保を目的におこないました。
身体の状態を改善した上で、
1月にシート法にて移植しましたが、
結果は陰性。
今回、3月末に2段階での移植で、
見事に陽性判定が出ました。
この方は、
元々、瘀血体質であるところに、
不妊治療でのホルモン剤などで、
より瘀血の傾向になっていったと推測しています。
お身体がそういった状態では、
血(栄養素)を補っても卵巣には届きません。
卵巣に届かないので、
質の良い卵子を採卵することができないのです。
このようなケースでは漢方薬と鍼灸で、
瘀血の改善を中心とした施術を組み立て、
体外受精の臨むことで結果に繋がると思います。
また、この方は、
お仕事を妊活のために休職されていて、
休職期間に限りがありました。
そのことが焦りにつながり、
「気」が滞った結果、
「血」も滞ったとも考えられます。
私たちのように客観視できるものが寄り添い、
施術をすすめていくことも、
今回のケースでは功を奏したと思います。
お一人で不妊治療をすすめていくと、
どうしても客観的になれず、
感情的になってしまいます。
そうすると回りが見えなくなり、
身体に良いと思ってやっていたことが、
その方にとっては、悪いことであったり、
ますます身体の状態をこじらせてしまうのです。
私たちのような不妊施術の専門家と一緒に、
不妊治療をすすめていくのが、
妊娠への近道になると思います。
そして、漢方薬と鍼灸で、
瘀血を改善し卵巣の働きを良くすることが、
卵子の質を上げるには、
一番重要だと改めて感じた症例でした。
卵子の質が悪く、
体外受精で良い結果が出ないという方は、
是非、当院にご相談ください。