2018年4月23日
1個→8個、胚盤胞での凍結が増えました
先日の土曜日の診療で、
採卵をおこなった方からの報告を受けました。
Sさん34歳。
昨年の10月ショート法にて採卵された。
卵子は24個採れたが、
1個しか凍結保存できなかった。
ご主人にも問題があるかもしれないとのことで、
男性専門クリニックで診てもらうと、
精巣静脈瘤かもしれないとのことで手術。
その後、自然妊娠もあるかもしれないので、
当院で身体づくりをすすめながら、
タイミング、人工授精とすすめてきた。
そしてご主人にも来院していただき、
鍼灸治療と漢方薬処方を教えて、
精子の状態を良くする自宅でのお灸をお教えした。
そして4月に採卵をおこなったところ、
卵子が23個採れて、
そのうち8個が胚盤胞で凍結することができた。
今回、8個も胚盤胞まで育ったのは、
やはり卵巣機能を改善するために、
集中的に鍼灸治療をおこなったためと推察される。
Sさんにはとても喜んでいただきました。
今後は移植において、
しっかり着床できるように、
子宮内膜の厚みが増すように、
血を補う治療中心にすすめていきたいと思います。
体外受精において、
質の良い卵子を確保することが、
一番大切だと感じています。
そういう意味では、
大きな山を越えましたので、
まずは良かったですね。