京都から来院され妊娠された方 - 大阪の不妊漢方鍼灸院三ツ川レディース

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漢方・鍼灸師が教える。不妊体質改善ブログ

2017年12月5日

京都から来院され妊娠された方

当院で妊娠された方からのご紹介で、

京都から来院されていた方が妊娠されました。

 

初診ではお母様と一緒に来院され、

色々お話しを聞いていましたが、

お母様とご一緒では、

ご本人の口からどうされたいのかが伝わってこなかったのですが、

お一人で来院され、お話しをお聞きすると、

赤ちゃんへの思いは強く、

身体づくりでできることをやってみたいとのことでした。

 

結婚され6年以上になるが妊娠に至らず。

2015年から京都の不妊専門クリニックで不妊治療を開始された。

2016年には顕微授精を2回するも妊娠に至らず。

 

2017年の3月にはクリニックを転院され、

体外受精をおこなうも陰性。

 

当院には7月に来院され、

身体づくりをしてから移植に臨みたいとのことでした。

 

初診でお話しをお聞きすると、

子宮内膜症で卵巣嚢腫にまで進んでいるとのこと。

東洋医学では瘀血や湿痰が原因と考えます。

 

そして、去年は赤ちゃんができないことや、

ご主人の仕事に対するストレスが最大になり、

不安から軽いうつ状態にもなったとのことでした。

 

ストレスから肝の疏泄作用が失調して、脾にも相克的に影響し、

病理産物である湿痰が形成され子宮内膜症の状態になったと考えました。

 

鍼灸の本治法としては、

肝と脾のバランスを整えるように治療しました。

 

そうしたところ、

不安定だった情緒が安定し、

生理前や生理時の症状が改善され、

バランスが整ってきたようでした。

 

そこで移植にGOサインを出し、

その周期の移植で見事に陽性判定。

 

今現在も妊娠継続していただいています。

 

今後は良いお産になるように、

引き続き鍼灸治療を継続していただけたらと思います。

 

遠方より来院された場合は、

どうしても、詰めて来院できない事情があることが多いです。

 

そういうケースの場合は、

漢方薬にプラスで自宅でできるお灸なども併用しながら、

効果を上げることができますので、

遠方の方もご相談ください。