2016年7月10日
心配な基礎体温(3) 高温期の移行に時間がかかる
基礎体温は排卵後1日で低温期から高温期に移行しますが、
高温期の移行に時間がかかる(4日以上)場合は、
プロラクチンの値が高かったり、
排卵障害の可能性があります。
排卵日がわかりにくく、
低温期の終わりごろに排卵していると考えられ、
一気に高温期に持っていく力がありません。
生殖機能の低下・ストレス・自律神経の乱れ・血行不良などが考えられ、
身体が冷えていることが多いです。
また、おりものの量が少ない時は、
卵胞の成長も不十分と考えます。
東洋医学では、
「腎」か「肝」の働きの低下や停滞が影響していると考えます。
「腎」の働きが悪い方は、
- 肌の色はどちらかというと黒っぽい
- 朝方によく目が覚める
- おしっこが近い
- 足は冷えるが上はのぼせる
- 未来のことを考えると心配になりやすい
- 塩辛いものが好き
- 冬が苦手
「肝」の働きが悪い方は、
- 肌の色はどちらかというと青っぽい(あるいは青黒い)
- 冬に足が冷えてしもやけになる
- 足がよくつる
- すぐにイライラしたり、腹が立ったりする方である
- 最近、根気がない
- イライラ、あるいは神経が興奮して眠れない
- すっぱいものが好き
- 春に体調を崩しやすい
以上のような症状がある場合は、
「腎」「肝」の働きが悪くなっています。
「鍼灸」や「漢方薬」で身体を整えることで、
基礎体温表の改善も見られ、
妊娠力がUPします。