2016年7月1日
妊娠は何歳まで可能ですか?
「妊娠は何歳まで可能ですか?」という質問がありました。
東洋医学では、
年齢ということも重要ですが、
生理があって排卵があるのであれば、
妊娠可能と考えます。
「黄帝内経 素問 上古天真論」という古い書物には、
女性の身体は7の倍数の年齢で変わると書かれていて、
7歳で歯が生え変わり髪がのびる
14歳で月経が始まり子どもが作れるようになる
21歳で成長が極まる
28歳で筋骨髪などの身体が充実する
35歳で顔がやつれはじめ髪が抜け始める
42歳で白髪が出始める
49歳で子どもが作れなくなる
とあります。
35歳が妊娠力の節目になるといいう考え方は、
西洋医学と同じで、
49歳には子どもが作れなくなるとあります。
東洋医学の古典にはそういった記載がありますが、
いつまで、妊娠できるかとなると、
実際の年齢と妊娠力とは個人差があります。
同じ40歳であっても、
排卵が順調で卵子の質が良い方は、35歳の妊娠力。
排卵トラブルがあり老化が進んでいる方は、45歳の妊娠力。
同じ40歳という年齢であっても、
その差はおよそ10歳近くになってしまいます。
その違いは、
本来もっている体質ということに加え、
毎日の生活習慣が大きく関わってきます。
バランスの悪い生活習慣を、
5年、10年と続けていると、
妊娠力を保ってきた方と比較して大きな違いとなり、
年齢より早く妊娠力を失う結果となります。
逆に考えれば、
しっかりした生活習慣と、
「鍼灸」や「漢方」で身体のバランスを整えれば、
身体を若く保ち、妊娠力もしっかり保てるということです。