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妊娠陽性後、多くの妊婦さんが経験する最初の壁は「悪阻(つわり)」です。

悪阻は早い方で妊娠4週目から吐き気などの症状が現れ、9週目でピークを迎えるといわれています。

海外の文献では悪阻がある方が妊娠の継続率は高いといわれていますが、無いに越したことはありません。

そこで今回は悪阻を軽減するために取り入れてほしいことをご紹介していきたいと思います。

東洋医学で考える悪阻の原因

海外の文献では悪阻がある方が妊娠の継続率が高いといわれていますが、東洋医学では胎児を育てる力が強くなっている証拠ではあるが悪阻が出ることは決して当たり前ではないと考えられています。

悪阻がきつくなる原因として主に

  • 痰飲
  • 自律神経の乱れ

の2つだと考えられています。

妊娠前に偏った食事などが続いていると特に妊娠初期は胎児を育てるために高まっているエネルギーにより飲食物が持ち上げられることが悪阻の根源とされています。

※そのほか詳しい悪阻の原因については以下のコラムをご覧ください。

悪阻を軽減するために取り入れてほしいこと3選

悪阻を軽減するためには悪阻が悪化する原因を取り除いていく必要があります。

特に妊娠初期は五臓六腑の「肝胆」の機能が活性化することで胎児の成長を促しています。

その際に偏った食事や自律神経が乱れていると肝胆の機能により持ち上げられ、悪阻になると考えられています。

妊娠前の状況や体質が反映されることもあるため、悪阻をなくすことは難しいですが

  1. 油っこいものを避ける
  2. 熱冷まし効果があるものを摂る
  3. 目や脳を使い過ぎない

の3つを心がけていただくことで軽減することはできます。

油っこいものを控える

悪阻がはじまるとファーストフードや油っこいものが欲しくなるという方もいらっしゃいますが、東洋医学では悪阻の悪化につながるため控えることが推奨されています。

妊娠初期は胎児の成長を促すために身体のエネルギー代謝が活発になるため、いわゆる「胃酸過多」のような状態になりやすくなります。

そのため飲食物の消化・吸収が普段より早くなると「食べ悪阻」のような症状が現れ、東洋医学で胃酸過多の傾向がある人は油っこいものなどをよく欲するといわれています。

妊娠中は代謝が上がり、身体が普段より熱をもっている状態になるため「火に油を注ぐ」という言葉があるように油っこいものを摂り続けると逆効果になってしまうことがあります。

油っこいものを絶たないといけないわけではありませんが、過度に摂り過ぎると悪阻の悪化だけでなく産後に乳腺炎のリスクも上がるためできるだけ控えるようにしましょう。

熱冷まし効果があるものを摂る

妊娠中は胎児の成長を促すためにエネルギー代謝が上がり、身体に熱が多く発生します。

発生した過剰な熱が蒸気となり、肝胆の機能で上に持ち上げられるため悪阻が悪化します。

そのため熱を冷ます効果がある

  • トマト⇒胃腸の熱を冷まし
  • ウリ科の野菜⇒水分代謝も良くし、痰飲を取り除く
  • ゴーヤ⇒苦味により余分な熱を散らす
  • 柑橘類⇒過剰な肝胆の昂りを抑える効果もあり

などを取り入れていただくことがおすすめです。

特に食事前に熱を冷ます効果があるものを摂っていただくと食後の胃酸が過剰に出るのを防ぐ効果が期待できます。

またご紹介したものだけでなく、「生野菜や果物」は全般的に熱を冷ます作用があるためおすすめです。

ですが熱を冷ます効果があるものは「身体を冷やす作用がある」ということですので、摂り過ぎると急激に身体を冷やし逆効果になってしまうことがありますので摂り過ぎには注意しましょう。

目や脳を使い過ぎない

東洋医学で妊娠初期は自律神経(ホルモンバランス)を司る五臓六腑の肝胆が活性化されるため、目や脳を使い過ぎには注意が必要です。

目や脳を使い過ぎるとたくさんの情報を処理するため、交感神経が昂ります。

肝胆の機能が活性化している妊娠初期に交感神経が昂ると飲食物などを上に持ち上げる力が過剰となり「吐き悪阻」のような症状が現れることがあります。

また目や脳を使うと交感神経が昂ることにより、頭に血液が集中しやすくなります。

妊娠中は胎児の成長を促すため血液や栄養を優先的に送っているため、必然的に他の臓器は「虚血状態」に陥る恐れがあります。

もし、胃腸が虚血状態に陥ると消化・吸収に時間がかかるうえに飲食物を上に持ち上げる力も働いているため、悪阻の原因になることがあります。

胎児に十分な血液や栄養を送り届けるためにも目や脳の使い過ぎには十分に注意しましょう・

悪阻の軽減が胎児の健康につながる

今回は悪阻を軽減するために取り入れてほしいことをご紹介しましたが、妊娠中の過ごし方は胎児の健康につながります。

例えば「小児アトピー」などの皮膚疾患は母体内で受けた毒「胎毒」によるものだと言われています。

悪阻が出ているときは特定のものしか食べれなくなる方もいらっしゃいますが、お母さんが食べるものは胎児の身体をつくることにつながります。

胎児だけでなく、お母さん自身も辛い思いをする可能性が高まるため、少しでも悪阻を軽減できるよう取り入れてみてください。

※当院では妊活中の方だけでなく、妊婦さんの安産に向けての鍼灸施術もおこなっておりますので、ぜひ一度当院にご相談ください。

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